循環器救急診療は今後どのように取り組むべきか 循環器科医師への働き方改革アンケート調査結果などを発表
2024年4月の「医師の働き方改革」まであと半年 世界トップレベルの救命率を誇る日本の循環器救急診療に起こりうる問題点
2024年4月から「医師の働き方改革」がいよいよスタートします。病院に勤務する医師の時間外労働時間の上限規制が適用されるようになり、医療現場にも大きな変革の波が押し寄せています。約半年後の実施に向けて開催されたものです。
日本の循環器救急診療は、救命率世界トップレベルといわれています。それは、医師たちの献身的な治療及び治療体制のネットワークと、心臓カテーテル治療(PCI)に携わる医師たちの技術の高さが支えてきました。この度の「医師の働き方改革」で起こりうる救急医療崩壊のリスク、タスクシフト・タスクシェアの重要性、さらに諸外国に比べ救命率が著しく高い日本の急性心筋梗塞治療について、海外との比較、日本国内の地域格差などをご説明しました。
働き方改革関連法のなかでも、医療分野は国民への影響が非常に大きいと考えられます。今回のメディア発表会兼セミナーは、「医師の働き方改革」により、日本の循環器救急医療現場が今後どのような課題を抱えるのかをご理解いただける機会となりました。
■内容
「我が国の急性心筋梗塞診療~海外と日本の違いと日本国内地域差の大きさ~ 循環器科医師へのアンケート調査結果をまじえて」
一般社団法人 日本心血管インターベンション治療学会 副理事長
岩手医科大学内科学講座循環器内科分野 主任教授 森野 禎浩
「医師の働き方改革と循環器救急診療の両立は不可能~CVITはどう取りくむか~」
一般社団法人 日本心血管インターベンション治療学会 理事長
帝京大学医学部内科学講座・循環器内科 主任教授 上妻 謙
【一般社団法人日本心血管インターベンション治療学会について】
心血管疾患患者に対する有効かつ安全なカテーテル治療の開発と発展、及び臨床研究の推進とその成果の普及をもって、診断治療技術の向上と学術文化の発展に資することにより、心血管疾患の予後改善の責務を広く社会に果たすことを目的に設立されました。会員数12,000人を超える、心血管カテーテル治療を代表する団体です。
アーカイブ動画は、後日以下URLからご視聴になれます(期間:8月1日~25日)
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