千葉県・いすみで若者に多様な価値観に出会える場を提供したい
都会と地方を行き来し、関係人口を増やす「移動」支援のためのクラウドファンディング開始
創造系不動産株式会社(東京都墨田区 代表取締役社長 高橋寿太郎)が運営するローカルスクール「いすみラーニングセンター」は、5月13日、若者に多様な価値観に出会えるための場を提供する「移動」支援のためのクラウドファンディングを開始しました。
「いすみラーニングセンター(以下「いラセン」)」は、「地方のくらしとビジネスの可能性を探求する」をテーマに、2019年に発足。都市部に暮らすメンバーが、毎月1回、千葉県房総半島にあるいすみ地域に集まり、地域の人とのさまざまな交流を通しローカルでの暮らしや商いについて学んでいます。
発足から6年が経ち、多くの人との出会いを通しメンバーに価値観の変化が生まれました。出会いをきっかけに移住したり、ビジネスを始めたり、地域のお手伝いをしたり、 地域とのつながりも深くなっていきました。一方で課題も見えてきました。それは「移動の壁」。いくら地方に興味があっても、そこに行くまでの交通費がかかってしまいます。特に大学生や20代の若い世代にとって交通費が大きな負担となっていることがわかりました。
そこで、より若い世代が都市と地方を行き来し「地方のくらしとビジネスの可能性を探求する」機会を通し多様な価値観に出会える機会を支援するクラウドファンディングを行います。

【お問合わせ先】
創造系不動産株式会社 担当:金瀬ちゆき
130-0025 東京都墨田区千歳2丁目6−9 TEL:03-6277-6653(創造系不動産内)
info@souzou-kei.com
■「いすみラーニングセンター」とは
創造系不動産株式会社が運営する、千葉県外房にあるいすみ地域を舞台に地方の暮らしとビジネスの可能性を探求するローカルスクール。2019年の春から仲間たちとともに毎月1回、いすみ地域を訪問し、地域のさまざまなことに取り組み学んでいます。
インターネットや本では分からない地方のリアルな情報を得ることができ、また都会で忙しく仕事をする人たちがゆったり腰を据えて地域の豊かさを感じることができるため学びや気づきも多く、地域の人や移住者との交流を通し「いすみ地域の関係人口の増加」につながっています。
■活動日の内容
現在は「大人の自由研究」として毎月メンバーが交代で内容を企画。例えば「先輩移住者に会いに行く」をテーマに、移住して報道カメラマンから猟師になった人、建築士から放牧酪農家になった人、好きを仕事にし星空写真家になった人、夢のアトリエをいすみで構えた人、古民家を改装して民間図書館を始めた人などを訪問。「地元、地域の資源」がテーマの回では、地元大原漁港の漁師を訪ねたり、大原駅前商店街を巡り店主に話を聞いたりしました。各回ともにゲストの話を聞き、それにまつわるワークショップを体験します。
《参加メンバーの感想 一例》
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多くの人との出会いを通し、価値観が変化していった
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何度も参加することで地域とのつながりが生まれた
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回を重ねるごと積み重ねてきたものを感じることができた。
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失敗してもOK、成功しなくてもOK、競争しなくてもOKなので新しい挑戦ができる
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移住でも観光でもない距離感で関わり合いが深まった
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今、自分がいる環境とは違う人との出会いから新しい居場所が生まれた
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就活や就職だけではない、生きる道を考えるきっかけになった(大学生)
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多様な大人たちと出会い、都会にはない新たな視点や働き方を知ることができた(20代)
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海外に行かなくても価値観の違いを感じることができた(20代)
※メンバーは関東圏内で暮らし働く20代〜50代が中心
※1回からの参加も可だが、6年継続して参加しているメンバーも多い
※50代親世代と20代子ども世代が一緒に参加するケースもある
※現在は10人〜15人が参加。延べ参加人数は1290人
《活動日の様子》


■クラウドファンディング実施のきっかけ
大学生や20代の参加者から「この場所で多くの学びや気づきがあった」という声を受け「この学びの機会をもっと多くの若い世代に届けたい!」と強く思うようになりました。しかし、東京からいすみ地域までの移動にかかる交通費が、経済的な負担となり若者の参加の障壁になっています。「経済的な理由で、学びたい気持ちを持つ若者が諦めてしまうのはもったいない」。意欲ある若い世代が学びの機会を得られるよう支援することを目的に、今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。
■プロジェクト概要
「『移動』の壁を越え、若者に多様な価値観に出会える機会を提供したい」
募集期間:2025年5月13日〜2025年6月30日
目標金額:100万
プロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/isumi-lc
■寄付金について
集まった寄付金は、交通費の支援を含む「いラセン奨学生制度」に活用します。
「いラセン奨学生制度」とは…
都会と地方を行き来し、多様な価値観に触れてほしいという思いから発案された奨学金制度。
23歳以下対象の「U-23いラセン奨学生」、28歳以下対象の「U-28いラセン奨学生」の2種類。
第1期募集:2025年7月頃から募集開始

「U-23いラセン奨学生」 |
23歳以下対象。 交通費(1回あたり6000円)、会費(月額5500円) 昼食代(1回あたり1000円)を1年間支援。 自身の経済的負担がほぼなく活動に参加可能。 |
「U-28いラセン奨学生」 |
28歳以下対象。 交通費(1回あたり6000円)を1年間支援。 |
※支援の期限は目安1年だが、継続して支援も検討。
例)大学1年生の時に奨学生として参加後、在学中や卒業した後でも希望があれば支援を継続
■プロジェクトへの思い(創造系不動産株式会社 代表取締役 高橋寿太郎)
初めていすみを訪れたのは2019年。当時の自分は、地方には全く興味がなく、都会がすべてだと思っていました。でもいすみを訪れた際に、地方に可能性を感じて都会から移り住んだ人がいることを知りました。出会った人たちは、ローカルに根ざしながら、自らの手で未来を育てていたんです。その人たちの経験や工夫は『生きた知識』。ちょうど社内の20代の若手の中にも地方に興味を持つ人が増えてきたこともあり『生きた知識』に触れ、そこから学ぶ場を作りたいと思いました。今回、若い世代にもこの機会を提供したくプロジェクトを立ち上げました。
「いすみラーニングセンター」これまでの取り組み
1)ビジネスに取り組む
不動産を買う:旧大原タクシー、港の家
不動産を借りる:商工会2階、元郵便局、出口商店、COMONS ISUMI
不動産を貸す:港の家、COMONS ISUMI
民泊業:港の家
書籍出版:『おとうさんとぼくのてつどうしゃしんえほん』
旅行業の立ち上げ
移住の実現(1名)
2)地域のお手伝い
地域おこし協力隊としての参加(1名)
設計プロジェクトへの協力
3)興味関心から生まれた活動
沿線空間クリエーション:ローカル鉄道・バス沿線の空間活用研究
小屋プロ:「始まりの小屋ビギン」など、小屋を遊ぶ取り組み。
いなあそ:千葉から田舎遊びを発信する ゆるキャラ
ラジオ配信:「旅する小屋ラジオ」(Stand.fm)
いすみ古材研究所:地域の素材を活かしたデザインとものづくり
漁港部
田舎遊び部
4)地域とつながるイベントの開催
いラセン文化祭
いすみツアー/いすみ空き家巡り
おさんぽマッチ
トークイベント:ローカルから学ぶ 自分らしい働き方と暮らし方@両国
経営者合宿
ローカル資源を活かした、まちづくりワークショップ
絵本友
いすみ鉄道イエローキャンペーン
5)活動の記録や地域のストーリーを読み物にして発信
いラセン新聞、YEARBOOK
いすみ今昔物語
まち歩き野帳
6)さまざまなテーマで、対話や体験の学びを深める場を企画
コミュニティグリーンゼミ(対話型ゼミ)
プラットフォーム委員会
大人の社会科見学(鎌倉・面白法人カヤック訪問)




■いすみラーニングセンター
WEBサイト:https://isumi-lc.com/
Instagram:https://www.instagram.com/isumi_lc/
facebook:https://www.facebook.com/isumilc/
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