【ゴミ拾い侍がついに海外進出】デンマークのSDGsフェス・digにアジア圏から初参加
本格的な殺陣(チャンバラ)とゴミ拾いを掛け合わせ、ゴミ拾い文化を世界中に広めることを目指している、エンターテイメントゴミ拾い集団「ゴミ拾い侍」が初の海外イベントに参加しました。
SGDsをテーマにしたデンマークのフェスに招待され、活動範囲を日本国内から世界へ広げつつあります。
ゴミ拾い侍の活動に共感し、応援する「ゴミZEROサポーター」の会員も着々と増え、企業からのプロモーション動画の依頼も精力的に受け付けています。
今回は海外進出の第一歩となる、デンマークでの活動をメインにお知らせいたします。
ゴミ拾い侍とは
侍に見立てたコスチュームを身にまとい、トング(火ばさみ)やほうきなどを使った殺陣(チャンバラ)＆ゴミ拾いパフォーマンスを行うエンターテイメントゴミ拾い集団です。
参加者も一緒にゴミ拾いをリアルタイムで楽しめるTikTokのライブ配信が人気を集め、国内外のフォロワー数は80万人以上にのぼります。
デンマークのフェス・digへの参加に至った経緯
2年ほど前にゴミ拾い侍の動画を見たdigの運営の方から「こういったフェスを運営していて、ぜひ参加してほしいので準備が整ったら改めて連絡する」という旨の連絡がありました。
そして昨年、ついに「準備が整ったので来年参加してほしい」との連絡があり、何度かの打ち合わせを経て、参加が決定しました。
digはSDGsの各番号に沿ったパフォーマーを各地から招待し、デンマーク全土を舞台にストリートパフォーマンスを披露する、毎年開催されている大道芸フェスティバルです。
実はこれまでdigにアジア圏からのパフォーマーが参加したことはなく、今回ゴミ拾い侍が初のアジア圏からの参加となるそうです。
渡航前の期待と不安
ゴミ拾い侍にとって初めての海外での活動となるdigへの参加。
日本国内であれば活動の動画を見たことのある人もいますが、海外のフォロワーはアジア圏が多いゴミ拾い侍。
デンマークの人は動画を見たことがない人がほとんどだと推測される中、言葉が通じないという不安がありました。
しかし反対に、ライブ配信では海外ユーザーからの反応がとても良いため、デンマークで披露したらどのくらい楽しんでもらえるかという期待もありました。
初の海外・デンマークでの活動
8/13(火)~9/3(火)のまるまる3週間(フェスは8/16~9/2)デンマークへ渡り、SDGsを絡めたジャグリングやダンスを披露する参加者たちの中、日本の殺陣とゴミ拾いを絡めたゴミ拾いパフォーマンスを披露したゴミ拾い侍。
パフォーマンスの内容としては日本での活動と同じでしたが、そこでゴミ拾い侍が最初に感じたのは文化の違い。
実はデンマークを含めた海外の多くは、街中のゴミを拾うという行為自体が根付いておらず、ゴミ拾いをしているということを理解していなさそうな観客がほとんどでした。
海外は日本のように、小学生の頃から掃除の時間があったり街中でゴミをポイ捨てしてはいけないという文化がない国が多く、業者が掃除するのが一般的なため、自分で共用スペースを掃除する文化がないのだそう。
そこで日本の文化を広めることを意識しつつ、何をしているのかをわかりやすく教えながらパフォーマンスをしたところ、子どもが一緒に拾ってくれたり、親が子どもに「捨てておいで」と促してくれたりするようになり、言語の壁を越えて一緒にゴミ拾いをすることができました。
海外と日本の文化の違い
落ちているゴミは日本とさほど変わりませんが、デンマークは環境先進国として様々なことが徹底されているため、街中にゴミ箱や灰皿が多く設置されています。
誰もがお世話になるゴミ処理施設にスキー場やカフェ、ハイキングコースなどのレジャー施設を併設している場所もあるのだとか。
さらには缶やペットボトルにはマークがついており、お店に持っていくとレシートに還元されるため、ポイ捨てされているゴミは少ない印象があったそう。
反対にビンにはマークがついていないのでゴミが多くありました。
タバコの吸い殻も灰皿が多いわりにはポイ捨てされていることが多く、現地の人たちの意識に「ポイ捨ては良くない」という意識がないことが伺えたそう。
中でもコペンハーゲンは観光客が多いためゴミが多かったのですが、それでも東京の方が圧倒的に多いそうで、「もっと活動を広げて全世界にゴミ拾い文化を届けなければならないと再認識した」とゴミ拾い侍は語ります。
ゴミ拾い侍が海外に発信したいこと
今回のデンマーク進出を機に、さらなる海外進出を前向きに期待しているゴミ拾い侍。
日本での活動が海外でもできると確信したdigでの経験を活かして、一国でも多くの国へ日本のゴミ拾い文化を広げていきます。
エンターテイナーとしても、海外の一流の大道芸人たちと勝負していくにはさらにスキルアップする必要があるため、今後も日本での活動を広げつつ、海外の人々にも楽しみながら街を綺麗にする習慣をより受け入れてもらいやすくなるよう精進していきます。
「ゴミを拾う＝LOVE & PEACE」だとメンバーの後藤一機さんは語り、ゲーム性を持って楽しくゴミ拾いに取り組むことで、そこから「このゴミはどう処理されているのか」など環境への意識に派生してほしいと考えています。
国内での主な活動
東京都豊島区池袋を中心に、毎週火・水・木・土・日の週5日、ゴミ拾いパフォーマンスやライブ配信をしながら活動しています。
基本的に午前中1回、午後2回の各1時間ずつの活動で、TikTok配信時に投げ銭をしてくれたユーザーにはゴミ拾い侍から特別なパフォーマンスでのお礼があります。
最近は企業が絡んだプロモーション動画の依頼も増え始め、他のTikTokerたちとのコラボ企画も進んでいます。
今後のゴミ拾い侍の活動
現在ゴミ拾い侍は、主なメンバー4人＋ロサンゼルスに2人＋北海道に1人の総勢7人で活動しています。
日本へ帰国してからは変わらずライブ配信やゴミ拾いパフォーマンスを精力的に行いつつ、企業からのプロモーション動画の依頼も前向きに引き受けています。
自分たちの力だけでは手が届ききらない範囲にも、企業やゴミZEROサポーターたちの協力があればゴミ拾い文化をより多くの人々に広められるため、企業案件やサポーターの増員を強く願っています。
ゴミZEROサポーターには入会特典もあり、活動の様子をより深く楽しめたり、誕生日にはメッセージ動画を受け取ることもできます。
ゴミ拾い侍の活動に共感した方はぜひ、この機会にゴミZEROサポーターへ登録、または企業コラボをご検討ください。
「ゴミ拾い侍」の詳細
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