カントリーイン ミルキーハウス、国内のペンションとして初となるGSTC認証を取得

〜世界で学んだ“世界基準の宿づくり”を、故郷ニセコでかたちに。小さな宿から始まる、持続可能な観光への挑戦~

株式会社 LOOPORT

北海道ニセコ町の宿泊施設「カントリーイン ミルキーハウス」は、このたび、GSTC(Global Sustainable Tourism Council)が策定する国際基準に基づく第三者認証(GSTC認証)を取得しました。(認証書番号:C 908459 GSTC HACU250344)

審査はGSTC認定認証機関であるControl Unionが実施し、環境保全、地域社会への貢献、文化資源の保全、持続可能なマネジメントなど、多面的な観点から国際基準への適合が認められました。

今回の認証取得は、国内のペンションとして初となるGSTC認証取得事例となります。これまで国内では大規模ホテルを中心に国際認証の取得が進められてきましたが、ペンションでの取得事例はなく、本認証は日本の宿泊業界における新たなモデルケースとなることが期待されます。

世界で見た宿づくりが、故郷ニセコへの想いを変えた

西尾さんご家族

代表の西尾将裕氏は、北海道ニセコ町で生まれ育ち、大学卒業後は銀行に勤務しました。退職時には家業を継ぐ考えはなく、「まだ知らない場所で暮らしてみたい」と日本を離れ、デンマークを拠点にヨーロッパ各地やアルプス地域を巡りました。

旅のなかで、印象的な人との出会いや予期せぬ体験が「宿」を起点に生まれることに気づき、次第に宿泊業へ関心を持つようになります。また、人を惹きつけるものは豪華さや規模ではなく、自然や食、文化、人の温かさといった普遍的な魅力であり、故郷ニセコにはそのすべてがあると確信しました。

さらに、デンマークでは、多くの人々が自らの消費や行動が環境や社会に与える影響を考え、責任ある選択を日常的に重ねていました。その文化に触れ、それまで環境への影響を十分に意識してこなかった自分自身を見つめ直すとともに、同じ地球に暮らす一人として、自らも責任を果たしたいという思いが芽生えました。

現地で家族との時間を大切にする人々の姿にも心を動かされ、長年宿を営んできた両親に自由な時間を贈りたいと考え始めた矢先、母親の病気をきっかけに帰国。父が創業したミルキーハウスを継承しました。

帰国後は、社会や制度が変わるのを待つのではなく、まず自分たちが行動することが必要だと考えるようになります。国際基準に基づく宿づくりを実践し、それが旅行者から選ばれる理由となれば、地域のほかの宿泊施設にも取組が広がり、小さな宿から地域や日本の観光を変えるきっかけをつくれるのではないか。その考えが、GSTC認証の取得を目指した原点です。

「この地域だからこそ、世界基準の宿づくりができる。」

 現在は家族とともに、海外で得た経験を生かしながら、地域や自然と共生する宿づくりを進めています。

国際基準に基づく宿づくり

今回のGSTC認証取得に向けて、ミルキーハウスでは、これまで行ってきた取組を国際基準に照らして見直し、環境・地域社会・文化・経営の各分野における方針や運営体制を整備してきました。

主な取組は、以下のとおりです。

●    窓、内壁、外壁、屋根の断熱改修や、省エネルギー型空調・高効率薪ストーブの導入

●    EV充電スタンド4基の設置など、環境負荷の少ない移動手段への対応

●    自家農園や地元農家、地域市場から届く食材の積極的な活用

●    節水、廃棄物・食品ロスの削減、合併処理浄化槽への更新

●    ニセコの森林や湿原をはじめとする自然環境の保全活動への支援

●    地域の歴史や文化、自然環境、責任ある観光に関する宿泊者への情報発信

●    目標、記録、評価、改善計画に基づく持続可能なマネジメント体制の構築

これらは、認証取得のために一時的に始めたものではありません。地域経済への貢献、文化や自然環境の保全、宿泊者の快適性を両立させながら、長期的に改善を積み重ねていくための仕組みとして実践しています。

GSTC認証は、一定の基準を満たした時点で完結するものではなく、継続的な管理と改善を通じて、持続可能な観光の実現を目指す国際的な認証制度です。

ミルキーハウスでは、今回の認証取得をゴールではなく、新たなスタートと位置づけています。今後も地域の方々と連携しながら、ニセコの自然や文化を次世代へ受け継ぎ、環境への配慮と心地よい滞在を両立する宿づくりを続けてまいります。

カントリーイン ミルキーハウス 代表 西尾 将裕 氏 コメント

ヨーロッパ、特にデンマークで暮らすなかで、自分の消費や行動が環境や社会に与える影響を考え、責任ある選択を重ねる人々の姿に触れました。私たちは皆、同じ地球という船に乗る船員です。自分もその一人として恥じない選択をしたいという思いから、持続可能で、将来的には実質ゼロエミッションを目指す宿づくりを進めてきました。

一方で、国際認証は、資金や人員の限られた小さな宿には高い壁だと感じていました。しかし、持続可能な観光を専門とし、国際認証取得支援に取り組む株式会社LOOPORTの青木様と出会い、「小さな宿でも国際基準に挑戦できる」という後押しをいただきました。伴走支援を受けながら一歩ずつ取組を積み重ね、今回の認証取得に至ることができたことに心から感謝しています。

認証取得はゴールではなく、ここからが本当のスタートです。将来、私たちの孫の世代にもニセコの自然やパウダースノーを残し、地域の文化や人々へ恩返しを続けていきたいと思います。

この認証は、私たちだけで実現できたものではありません。株式会社LOOPORTをはじめ、多くの方々のご支援に心より感謝しています。これからも地域の皆さまとともに歩みながら、小さな宿だからこそできる挑戦を続け、その取組が地域や日本の宿泊業へ広がっていくことを願っています。

カントリーイン ミルキーハウスについて

カントリーイン ミルキーハウスは、北海道ニセコ町のニセコアンヌプリ国際スキー場から約200mに位置する、家族経営の宿です。1980年の創業以来、45年以上にわたり、ニセコの自然と人とのつながりを大切にしながら、国内外から訪れるお客様を迎えてきました。

現在は、本館客室12室と一棟貸しコテージ2棟を備え、北海道産食材や地元農家、自家農園から届く旬の食材を活かした料理を提供しています。また、スキーや温泉、登山、自然散策、地域文化など、ニセコならではの体験を楽しんでいただくための情報発信にも力を入れています。

冬季には海外からのお客様が宿泊者全体の約90%を占め、世界各国から訪れる旅行者に、ニセコの自然、食、文化、そして家族経営の宿ならではの温かな滞在を届けています。

GSTC認証について

GSTC(Global Sustainable Tourism Council)は、持続可能な観光に関する国際基準を策定する国際機関であり、GSTC認証は、GSTCが策定した国際基準に基づき、GSTC認定認証機関による第三者審査を経て付与される国際認証です。環境保全だけでなく、地域経済への貢献、文化資源の保全、適切なマネジメントなど、多面的な観点から宿泊施設や観光地を評価する制度として、世界各国で活用されています。

Control Unionについて

Control Union Certificationsは、100年以上にわたり世界各国で検査・認証サービスを提供してきたControl Unionグループの認証機関です。GSTC認定の認証機関として、宿泊施設や観光事業者に対するGSTC認証の第三者審査を実施しているほか、農業、食品、林業、繊維、バイオエネルギーなど幅広い分野で国際認証サービスを提供しています。

認証取得支援について

本認証取得にあたっては、株式会社LOOPORT(本社:北海道札幌市、代表取締役:青木真郎)がGSTC認証取得に向けた伴走支援を実施しました。

株式会社LOOPORTは、持続可能な観光を専門とするコンサルティング会社です。観光地・DMO・宿泊事業者に対し、GSTCをはじめとする国際基準を活用した観光地経営、認証取得支援、観光計画策定、人材育成などを行っています。

◼︎施設概要

施設名:カントリーイン ミルキーハウス

所在地:北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ482-1

法人名:株式会社ニセコミルキーズ

代表者:西尾 将裕

開業:1980年

客室数:客室12室およびコテージ2棟

 公式Webサイト:https://niseko-milky.com/?lang=ja#home 

◼︎報道関係者お問い合わせ先

株式会社LOOPORT 

担当:青木真郎 

TEL:090-8897-8643 

MAIL:masaoaoki@looport.co.jp 

公式Webサイト:https://looport.co.jp/ 

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会社概要

株式会社 LOOPORT

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URL
https://looport.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
北海道札幌市南区真駒内上町1丁目1-16-209
電話番号
090-8897-8643
代表者名
青木 真郎
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2021年08月