ILACY(アイラシイ)調べ フェムゾーンは何で洗っている? 「フェムゾーン用ではないボディソープ」が全体の74%、「フェムゾーン用のボディソープ」は10%にとどまる

フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)に関する調査2023

リゾートトラスト株式会社のグループ企業であり、東京ミッドタウンクリニックなどの医療施設プロデュース・運営支援やエイジングケア・フェムケアプロダクトの開発に取り組む株式会社アドバンスト・メディカル・ケア(東京都港区、代表取締役社長:古川哲也、以下アドバンスト・メディカル・ケア)は、2023年9月1日~9月4日の4日間、全国の15歳~69歳の女性を対象に「フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)に関する調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)

[調査結果]

【フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)について】

  • 「フェムゾーンの悩みがある」全体の47%、10代では60%

  • 「フェムゾーンケアに関心がある」全体の49%、30代では59%
    フェムゾーンの悩みがある人では80%

全国の15歳~69歳の女性1,000名(全回答者)に、フェムゾーンケア(※)について質問しました。

※“フェムゾーン”とは、女性のデリケートゾーンを指します。


まず、全回答者(1,000名)に、フェムゾーンの悩み(乾燥・ニオイ・かゆみ・黒ずみ・ムレなど)があるか聞いたところ、「ある」は46.8%、「ない」は53.2%となりました。女性の約2人に1人が、自身のフェムゾーンについて何らかの悩みを抱えていることがわかりました。

年代別にみると、悩みがあると回答した人の割合は若年層で高くなる傾向がみられ、10代では60.2%、20代では59.3%でした。


また、フェムゾーンケアに関心があるか聞いたところ、「ある」は48.6%、「ない」は51.4%となりました。

年代別にみると、関心があると回答した人の割合は、30代(58.7%)が最も高くなり、10代(55.4%)、20代(54.5%)が続きました。


フェムゾーンの悩みがある人(468名)についてみると、フェムゾーンケアに関心があると回答した人の割合は80.3%となりました。

年代別にみると、関心があると回答した人の割合は、30代(84.5%)と40代(84.7%)が特に高くなりました。


  • 「フェムゾーンケアについて人から教えてもらった経験がある」全体の僅か10%
    誰から学んだ? 1位「友人」2位「インフルエンサー」3位「母親」「カウンセラー」

次に、フェムゾーンケアについて人から教えてもらった経験があるか聞いたところ、「ある」は9.9%、「ない」は90.1%となりました。

年代別にみると、教えてもらった経験があると回答した人の割合は、20代(18.6%)が最も高くなり、30代(12.0%)、40代(9.6%)が続きました。


フェムゾーンケアについて人から教えてもらった経験がある人(99名)に、フェムゾーンケアについて誰から教わったか聞いたところ、「友人」(32.3%)が最も高くなり、「インフルエンサー<Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeなど>」(24.2%)が続きました。仲の良い友人にケアの仕方について教えてもらった人や、SNSでのインフルエンサーの発信から情報を得た人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「母親」「カウンセラー(エステサロン、美容クリニックなど)」(いずれも13.1%)、「きょうだい」(9.1%)でした。


  • 「フェムゾーンケアの適切な方法について詳しく知っている」全体の僅か8%

全回答者(1,000名)に、フェムゾーンケアの適切な方法について詳しく知っているか聞いたところ、「知っている」は7.8%、「知らない」は92.2%となりました。ケア方法をしっかりと把握している人は1割に満たない結果となりました。

年代別にみると、詳しく知っていると回答した人の割合は、20代(10.8%)が最も高くなり、30代(9.6%)、60代(7.8%)が続きました。


  • 「実際にフェムゾーンケアをしている」全体の16%、20代では25%
    フェムゾーンケアを始めた理由・目的 1位「フェムゾーンのかゆみが気になった」2位「フェムゾーンのニオイが気になった」3位「フェムゾーンの黒ずみが気になった」、
    「加齢に向けた備え」「肌質の改善」「疾患の予防」も上位に

実際にフェムゾーンケアをしているか聞いたところ、「している」は15.8%、「していない」は84.2%となりました。

年代別にみると、フェムゾーンケアをしていると回答した人の割合は、20代(25.1%)が最も高くなり、30代(19.2%)、10代(16.9%)が続きました。


実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)に、フェムゾーンケアを始めた理由や目的を聞いたところ、「フェムゾーンのかゆみが気になった」(34.8%)が最も高くなり、「フェムゾーンのニオイが気になった」(34.2%)、「フェムゾーンの黒ずみが気になった」(30.4%)、「フェムゾーンのムレが気になった」(29.1%)と続きました。フェムゾーンのトラブルや不快感がきっかけになっているケースが多いようです。また、「加齢に向けた備え」(17.1%)や「肌質の改善」(14.6%)、「疾患の予防」(10.8%)も上位に挙がりました。


  • フェムゾーンケア用品をどのくらい持っている? 平均は1.3個

  • フェムゾーンケア用品の使用頻度 ケア用品を持っている人の3割が「週7回」と回答、平均は3.9回

続いて、フェムゾーンケア用品について質問しました。フェムゾーンケア用品には、ソープやオイル、クリームなどがあります。

実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)に、フェムゾーンケア用品を、どのくらい持っているか聞いたところ、「1個」(53.8%)に最も多くの回答が集まり、平均は1.3個でした。


フェムゾーンケア用品を持っている人(128名)に、フェムゾーンケア用品を、週にどのくらいの頻度で使用しているか聞いたところ、「1回」(24.2%)や「3回」(15.6%)、「7回」(29.7%)に回答が分かれ、平均は3.9回でした。週に1回程度使用する人と、ほぼ毎日使用する人が高い割合となりました。


  • フェムゾーンは何で洗っている?
    「フェムゾーン用ではないボディソープ」が全体の74%、「フェムゾーン用のボディソープ」は10%にとどまる

  • 「弱酸性のボディソープでもフェムゾーンには刺激が強過ぎるものがあること」の認知率は全体の35%

全回答者(1,000名)に、フェムゾーンを洗うときに、どのようなものを使用しているか聞いたところ、「泡タイプのボディソープ(フェムゾーン用ソープは除く)」が37.3%、「リキッドタイプのボディソープ(フェムゾーン用ソープは除く)」が27.0%、「固形石鹸タイプのボディソープ(フェムゾーン用ソープは除く)」が14.9%、「フェムゾーン用・泡タイプのボディソープ」が3.6%、「フェムゾーン用・リキッドタイプのボディソープ」が5.0%、「フェムゾーン用・固形石鹸タイプのボディソープ」が1.9%となり、『フェムゾーン用ではないもの』は74.3%、『フェムゾーン用のもの』は9.8%でした。大多数の人は、フェムゾーン用のものではなく、普段身体を洗うときに使用しているボディソープをそのままフェムゾーンを洗うときにも使用しているようです。また、「お湯のみ」は18.0%となりました。一般的なボディソープはアルカリ性寄りのことが多く、そのようなボディソープで洗うと、フェムゾーンの自浄作用が落ちてしまいます。それを防ぐためには、pHの値がフェムゾーン用に調整されたボディソープを使用することがおすすめです。

年代別にみると、『フェムゾーン用のもの』と回答した人の割合は、20代(18.6%)が最も高くなり、30代と40代(いずれも10.8%)が続きました。


実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)についてみると、『フェムゾーン用ではないもの』は63.3%、『フェムゾーン用のもの』は38.0%でした。フェムゾーンケアをしている人の約3人に2人が、フェムゾーン用に調整されていないケア用品を使用しているようです。


全回答者(1,000名)に、弱酸性のボディソープでもフェムゾーンには刺激が強過ぎるものがあることを知っているか聞いたところ、「知っている」は35.2%、「知らない」は64.8%となりました。

年代別にみると、「知っている」と回答した人の割合は、20代(43.7%)が最も高くなり、10代(39.2%)、30代(37.1%)が続きました。

フェムゾーンケアの実践状況別にみると、「知っている」と回答した人の割合は、フェムゾーンケアをしている人では72.2%と、フェムゾーンケアをしていない人(28.3%)と比べて43.9ポイント高くなりました。


  • フェムゾーンケアにかけている金額は平均1,925円/月

  • 今後、フェムゾーンケアにどのくらいお金をかけたい? 平均は2,137円/月

実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)に、ひと月あたりに、フェムゾーンケアにどのくらいお金をかけているか聞いたところ、「1,000円~1,500円未満」(28.5%)に最も多くの回答が集まり、平均は1,925円でした。


また、今後、ひと月あたりに、フェムゾーンケアにどのくらいお金をかけたいか聞いたところ、「1,000円~1,500円未満」(31.6%)に最も多くの回答が集まったほか、「2,000円~3,000円未満」(15.2%)にも回答が集まり、平均は2,137円でした。


  • フェムゾーンケアを何歳くらいから実際に始めておくとよいと思う? 平均は21.1歳

実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)に、フェムゾーンケアをどのくらいの年齢から実際に始めておくとよいと思うか聞いたところ、「15歳~20歳未満」(28.5%)や「20歳~25歳未満」(26.6%)に多くの回答が集まり、平均は21.1歳でした。


  • フェムゾーンケアを始めて感じた自分自身の変化とは? 1位「フェムゾーンのニオイが改善した」、
    「前向き・ポジティブになった」「イライラすることやストレスが減った」「自分に自信がついた」も上位に

フェムゾーンケアを続けたことで、どのような効果を実感した人が多いのでしょうか。

実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)に、フェムゾーンケアを始めてから、自分自身にどのような変化を感じたか聞いたところ、「フェムゾーンのニオイが改善した」(28.5%)が最も高くなり、「フェムゾーンのかゆみが改善した」(20.9%)、「フェムゾーンのムレが改善した」(19.0%)が続きました。フェムゾーンのトラブルや不快感に悩まされることが減ったと感じた人が多いようです。また、「前向き・ポジティブになった」(13.3%)や「イライラすることやストレスが減った」(11.4%)、「自分に自信がついた」(7.6%)などが上位に挙がり、精神面でのプラス効果を実感した人も多いことがわかりました。そのほか、「自分らしさを大切にするようになった」(11.4%)や「QOL(生活の質)が上がった」(8.2%)、「美肌になった」(5.7%)といった回答も上位に挙がりました。


  • 「今後も、フェムゾーンケアをしたいと思う」フェムゾーンケアを行っている女性の98%
    今後もフェムゾーンケアをしたいと思う理由
    1位「清潔・衛生的に保ちたい」2位「かゆみ対策・予防のため」3位「きれいに保ちたい・きれいでいたい」

実際にフェムゾーンケアをしている人(158名)に、今後も、フェムゾーンケアをしたいと思うか聞いたところ、「したいと思う」は97.5%、「したいと思わない」は2.5%となりました。実際にフェムゾーンケアをしている人のほとんどが、フェムゾーンケアのメリットや効果、何らかの自分自身の変化などを実感できているのではないでしょうか。


今後もフェムゾーンケアをしたいと思う人(154名)に、その理由を聞いたところ、1位「清潔・衛生的に保ちたいから」(16名)、2位「かゆみ対策・予防のため」(14名)、3位「きれいに保ちたい・きれいでいたいから」(13名)、4位「ニオイ対策・予防のため」(11名)、5位「エチケット・身だしなみとして」(8名)となりました。


  • 「今後、フェムゾーンケアを始めたい」フェムゾーンケアを行っていない女性の49%
    フェムゾーンケアを始めたい理由 1位「ニオイ対策・予防のため」2位「清潔・衛生的に保ちたい」3位「気になる」

  • 「今後も、フェムゾーンケアをしたいと思わない」フェムゾーンケアを行っていない女性の51%
    今後もフェムゾーンケアをしたいと思わない理由
    1位「必要性を感じない」2位「悩みがない・困っていない」3位「面倒」

他方、フェムゾーンケアをしていない人(842名)に、今後、フェムゾーンケアをしたいと思うか聞いたところ、「したいと思う」は48.9%、「したいと思わない」は51.1%と、両者が拮抗する結果となりました。

年代別にみると、「したいと思う」と回答した人の割合は、10代(61.6%)が特に高くなりました。


今後、フェムゾーンケアを始めたいと思う人(412名)に、その理由を聞いたところ、1位「ニオイ対策・予防のため」(43名)、2位「清潔・衛生的に保ちたいから」(40名)、3位「気になるから」(34名)、4位「きれいにしたい・きれいになりたいから」(27名)、5位「かゆみ対策・予防のため」「加齢・更年期で必要性を感じたから」「黒ずみ対策・予防のため」(いずれも25名)となりました。

今後もフェムゾーンケアをしたいと思わない人(430名)に、その理由を聞いたところ、1位「必要性を感じないから」(51名)、2位「悩みがない・困っていないから」(42名)、3位「面倒だから」(40名)、4位「(方法・効果などが)よくわからないから」(33名)、5位「気にしていない・気にならないから」(26名)となりました。


■調査概要

調査タイトル:フェムゾーンケア(デリケートゾーンケア)に関する調査2023

調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする15歳~69歳の女性

調査地域:全国

調査方法:インターネット調査

調査期間:2023年9月1日~9月4日の4日間

有効回答数:1,000サンプル  

実施機関:ネットエイジア株式会社

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代表者名
古川 哲也
上場
未上場
資本金
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設立
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