「はよ かかりつけ医持とっさ!」デーモン閣下、杉本福井県知事・池端福井県医師会長と鼎談
厚生労働省が進める「上手な医療のかかり方」プロジェクトの大使を務める、アーティストでコメンテーターのデーモン閣下が1月18日に福井県庁を訪れた。福井県や福井県医師会の上手な医療のかかり方に関する取組を確認し、意見交換を行った。また、杉本知事・池端会長に今年度作成したプロジェクトPR用のサインPOPなどを贈呈した。
上手な医療のかかり方プロジェクトは、受診の必要性や医療機関の選択などを適切に理解してもらうため、厚生労働省が令和元年度から実施している。
デーモン閣下は、鼎談の初めに心配した様子で令和6年能登半島地震での福井県の被害状況を杉本知事に尋ねると、杉本知事は「福井県では、県内の被害状況が確認できたことから、支援本部を設置し、石川県への支援も行っています。今後も継続して支援活動に取り組んでいきたい」と現状を明かした。
これに対し池端会長は、「日本医師会災害医療チーム『JMAT(ジェイマット)』を石川県珠洲市を中心に派遣するなどの支援を行っている」と医師会での支援について言及した。
デーモン閣下はプロジェクトの内容を説明し、医師の労働負担を軽減し安全な医療にかかるためにも特に「かかりつけ医を持ちましょう」という取組を行っていることを説明した。また、デーモン閣下から福井県でどのような上手な医療のかかり方についての取組が行われているかについて質問があった。
杉本知事は、市民公開講座の開催、チラシの配布、動画の配信といった啓蒙活動を医師会と一体となって取り組んできたことを話した。
池端会長も、市民公開講座での講演やPR動画の紹介をしたうえで、3年かけて県と共同で作成したという「つぐみ」について紹介した。「つぐみ」とは、もしものときにどういった医療や介護を受けたいか等を家族と話し合い記録しておくノートで、「このノートをかかりつけ医の先生と共有することで、本人の意図に沿った形の医療が受けやすくなる」と説明。県庁や市役所、地域包括支援センター等で無料配布しているという。
デーモン閣下はサインPOPを手渡す際、「吾輩がドクターデーモンというキャラクターで、ポスターや動画など、さまざまな媒体で発信をしている。ぜひ福井県でも広報物をたくさん活用してほしい」と杉本知事に伝えた。「優しい顔されていますね」という知事に対してデーモン閣下は「不本意ながらそうしてくれと言われたので。いいところに気づきましたね。」と応え、会場内を笑いで包んだ。
デーモン閣下は福井県民に向けた期待として方言で「福井県の諸君 はよ かかりつけ医持とっさ!(早くかかりつけ医を持とう!)」という直筆で書かれたフリップを掲げた。
それに応じて、杉本知事は「つるつるいっぱい(あふれるくらいいっぱい)の満足度を目指し、福井ならではのかかりつけ医を推進する」、池端会長は「『福井のかかりつけ医はひっでいいざ(とっても良いね)』と言ってもらえるよう取組む」とこちらも方言を交えた意気込みを語り、鼎談を締めくくった。
■厚生労働省「上手な医療のかかり方プロジェクト」とは
患者・国民の皆様が受診の必要性や医療機関の選択等を適切に理解して医療にかかることができれば、皆様にとって、必要なときに適切な医療機関にかかることができ、また、医師の長時間労働を是正することで、患者にとっての安心・安全な治療につながるという観点から、令和元年より実施しているプロジェクトです。
このプロジェクトにより、将来にわたって安心して医療にかかれる社会をみんなでつくっていくことを目指しています
(参考URL)
▼上手な医療のかかり方.JP
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