【ノーコード推進協会（NCPA）】「NCPA認定ノーコードパスポート」を開始！

認定制度の開始に伴い協会を一般社団法人化

一般社団法人ノーコード推進協会

2023年11月27日 11時00分

ノーコード文化を広げ「日本のソフトウェア文化を変革する」をビジョンに掲げる、ノーコード推進協会（以下NCPA、代表理事：中山五輪男）は、ノーコード人材の育成を促進しノーコードの適切な理解を広げるための認定制度として「NCPA認定ノーコードパスポート」の提供を開始します。これに伴いノーコード推進協会を一般社団法人化しました。

日本企業が抱えている DX 推進に関する課題

ノーコードで日本のソフトウェア文化を変革するという想いを持った企業や団体が集結し、 2022年9月1日にNCPAは発足されました。その後、140を超える企業や自治体、各種団体などが参画し、様々な活動が展開されてきました。一方で、個人がノーコードツールを学ぶための仕組みや制度はまだまだ整備されていない状況です。そこで国内におけるさらなるノーコードの理解と知識を拡げるために、NCPAではノーコードスキル標準を整備し認定制度「NCPA認定ノーコードパスポート」を開始します。

また認定制度のみならずさらなる活動の強化のため 2023年11月1日にノーコード推進協会を一般社団法人化しました。

NCPA認定ノーコードパスポートとは

ノーコードツールは、IT経験が無くても誰もが使い始めることができ、自ら業務アプリを構築することで業務改善を実現することができます。一方で「ノーコードに関する認識不足」や「ノーコードをどこから学び始めれば良いのか分かりづらい」という課題があります。この認定制度「ノーコードパスポート」は、ノーコードツールの概念や基本的な知識を学習するための機会を提供し、ノーコードスキルを客観的に証明します。

ノーコードパスポートで定義する「ノーコードスキル標準」は、特定のノーコードツールに合わせたものではなく、汎用的なスキルレベル定義になっています。ノーコードに関する知識の習得のみならず、ノーコードの効果を最大限に発揮できる人材の育成に寄与します。

ノーコードスキル標準

「ノーコードパスポート」の基準は、NCPA が定義する「ノーコードスキル標準」です。この「ノーコードスキル標準」は、ノーコードを活用するために必要な「ノーコードスキル要素」と、ノーコードツールの習熟度を示す「ノーコードスキルレベル」で定義されています。

「ノーコードスキル要素」は、ノーコード理解、ノーコードスキルに加え、IT スキルやコミュニケーションスキルなどで構成されています。これはノーコードツールを活用して業務変革を実現するための要素を広くカバーしています。また、ノーコードスキルレベルは IT 未経験者でも段階的にステップアップできるように 3 段階のレベルを設定しています。

ノーコードパスポート資格一覧

ノーコードパスポートは「ノーコードスキルレベル」に合わせて 3 段階の資格で構成されています。2024年1月（予定）に「NCPA認定ノーコードパスポートサファイア」を開始し、その後「NCPA認定ノーコードパスポートエメラルド」「NCPA認定ノーコードパスポートダイヤモンド」を順次開始していく予定です。