国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン 2024」 コンペティション審査員&第一弾プログラム発表!レジデンス、招へい者3名が決定!
【リリースダイジェスト】
*国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン 2024」(2024 年 8 月 14 日~18 日)、広島にて5日間の会期で開催。
*コンペティション4部門のうち「短編」と「環太平洋アジアユース」を担当する審査員を第一弾とし て発表。ホアキン・コシーニャ(チリ)、ムン・スジン(韓国)、和田淳(日本)、ヴァルトラウト・ グラウスグルーバー(オーストリア)、リュウ・ジエン(中国)、ワン・チスイ(台湾)、ステファン・オビエ(ベルギー)の 7 名の来日も決定。
*審査員たちをフィーチャーした回顧上映など、多彩なプログラムが満載。
・『オオカミの家』のレオン&コシーニャの日本初の大規模な回顧上映。ホアキン・コシーニャ登壇あり。
・「パニック・イン・ザ・ヴィレッジ」特集、共同監督のひとりステファン・オビエのトーク付き。
・リュウ・ジエン、和田淳の回顧上映。
・「映画祭フォーカス」として、「トリッキーウーマン/トリッキーリアリティーズ映画祭」よりヴァルトラウト・グラウスグルーバー(オーストリア)、「台中国際アニメーションフェスティバル (TIAF)」よりワン・チスイによる特集上映。
*アニメーション作家、ナタ・メトルーク(ウクライナ・アメリカ)デザインの映画祭メインビジュア ル公開。
*「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)」、ブリット・ラース(ベルギー)、ダニエル・ウェセイク(オランダ)、ムン・スジン(韓国)の3名の招へい作家決定。
*コンペティション部門無料応募期間(Early Bird)、3 月 24 日まで応募延長!
*新企画「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」ネットワーキング型プログ ラム(事前登録制)、開催決定にあたり、アンケートを実施。
【リリース本文】
第2回ひろしま国際平和文化祭(2024年8月1日〜9月1日開催)メディア芸術部門のメイン企画として開催する、国際アニメーション映画祭「ひろしまアニメーションシーズン2024」(2024年8月14日〜18日)は、このたび、以下のニュースを発表いたします。
1.コンペティション部門、審査員第一弾発表!『オオカミの家』が話題を呼んだホアキン・コシーニャ、文化庁芸術選奨新人賞受賞の和田淳、ベルリン映画祭連続ノミネートのリュウ・ジエンなど7名が映画祭に来場決定!
映画祭のメイン企画であるコンペティションは、「短編」、「長編」、「環太平洋アジアユース」、「日本依頼作品」の4部門に分けて開催します。このたび、「短編」と「環太平洋アジアユース」を担当する審査員を第一弾として発表いたします。
審査員
ホアキン・コシーニャ(チリ)
チリ、サンティアゴ在住の映画監督。クリストバル・レオンと共同監督した『オオカミの家』が昨年日本で興収7,500万円を超える大ヒット。アリ・アスター『ボーはおそれている』でのアニメーションパートを担当したほか、近年では、トム・ヨーク率いるThe SmileやPJハーヴェイなどのミュージックビデオも手掛けています。アリ・アスターが製作総指揮を務めた『骨』は、「ひろしまアニメーションシーズン2022」にて環太平洋アジアコンペティション最優秀賞を獲得。
ムン・スジン(韓国)
アニメーション作家、イラストレーター。韓国芸術総合大学の卒業制作『ペルソナ(Persona)』はアヌシー国際アニメーション映画祭学生部門クリスタル(グランプリ)を獲得するなど世界的に評価されました。今回、ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)の招へい作家として来日し、自身の新規プロジェクト制作に取り組みながら、映画祭期間中は、審査員として参加します。
和田淳(日本)
日本在住のアニメーション監督。ベルリン国際映画祭特別表彰、オタワ国際アニメーション映画祭グランプリなどを受賞した『半島の鳥』は、「ひろしまアニメーションシーズン2022」の観客賞、環太平洋アジアコンペティション審査員賞を受賞しています。MBS/TBS系全国ネットで放映されたアニメシリーズ『いきものさん』(23)を手掛けるなど、映画制作以外での活動も増えています。今年2月には、令和5年度(第74回)芸術選奨新人賞(メディア芸術部門)を受賞したことが発表されました。
ヴァルトラウト・グラウスグルーバー(オーストリア)
ウィーンで2001年から開催されている「トリッキーウーマン/トリッキーリアリティーズ映画祭」のディレクター兼共同創設者。同映画祭は毎年「国際女性デー」にあわせて開催され、女性およびジェンダークィアの監督の作品にフォーカスを当てる世界唯一の映画祭で、国際的に注目を集めています。
リュウ・ジエン(中国)
中国美術学院教授、アニメーション作家。監督作品に『Piercing I(刺痛我)』『Have a Nice Day (大世界)』『アートカレッジ 1994(芸術学院)』など。『Have a Nice Day』『アートカレッジ 1994』はどちらもベルリン国際映画祭メインコンペティション部門にノミネートしています。
ワン・チスイ(台湾)
台中国際アニメーションフェスティバル(TIAF)のプログラム・ディレクターを務めるかたわら、台北芸術大学にて後進の指導にもあたっています。美術の博士号を持ち、その作品やキュレーションは国際的に広く展示、上映、出版され、高い評価や賞を受賞しています。
ステファン・オビエ(ベルギー)
ヴァンサン・パタールとの共同監督を務め多くの作品を発表。人気シリーズ『A Town Called Panic(パニック・イン・ザ・ヴィレッジ)』の最新エピソード『A Town Called Panic: The Summer Holiday』は「ひろしまアニメーションシーズン2022」にて4つの賞を受賞しています。二人に加え『FLY!/フライ!』の監督バンジャマン・レネールを共同監督に迎えた『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』は日本でもヒットしました。
審査員のプロフィールなど詳細については、ひろしまアニメーションシーズン2024公式ホームページをご覧ください。各審査員の部門振り分けや「日本依頼作品」部門審査員などの追加メンバーについては後日発表いたします。(長編部門は観客投票により受賞が決定。)
2.『オオカミの家』のレオン&コシーニャの日本初の大規模な回顧上映など、審査員たちを大きくフィーチャーした上映プログラムも開催。
映画祭期間中には、来場した審査員の活動にフォーカスを当てた特集上映も開催。
目玉となるのは「パニック・イン・ザ・ヴィレッジ」特集。前回映画祭で会場を沸かせた本シリーズを一挙上映。トークでは共同監督のひとりステファン・オビエが、長寿シリーズの秘密を明らかにします。
また、回顧上映として、ホアキン・コシーニャ、リュウ・ジエン、和田淳をフィーチャーしたプログラムも行います。『オオカミの家』の大ヒットで一躍日本でも著名となったホアキン・コシーニャは、クリストバル・レオンとの共同監督作品を一挙上映。創作についての方法論を明らかにするレクチャーも行います。
さらに、「映画祭フォーカス」として、「トリッキーウーマン/トリッキーリアリティーズ映画祭」ディレクター兼共同創設者であるヴァルトラウト・グラウスグルーバー、「台中国際アニメーションフェスティバル(TIAF)」のプログラム・ディレクターを務めるワン・チスイらが選ぶ、それぞれの映画祭の受賞作品を中心とした上映プログラムも必見です。映像を通して地域性、多様性を見て感じる映画祭としてのプログラム、公式サイトにて順次発表をしてまいります!
3.映画祭メインビジュアルも公開!
今回の映画祭のメインビジュアルを担当するのは、ウクライナ出身アメリカ在住のナタ・メトルーク。デジタル作画による大胆な造形の手描きアニメーションを特徴とする彼女は、第一回開催の「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)」に招へいアーティストとして参加、同年のコンペティションでは、短編アニメーション『レギュラー』がノミネートされました。今回発表されるメインビジュアルには、映画祭に上映・参加をする作家たちにまつわるモチーフが散りばめられているとか…?
ナタ・メトルーク(ウクライナ・アメリカ)
1982年ウクライナ生まれ。現在アメリカ在住。2014年バンクーバー・フィルム・スクールでクラシック・アニメーションを学び、2018年エストニア芸術アカデミーで芸術修士号を取得、プリート・パルン監督のもと映像演出を学ぶ。『レギュラー』『awkward』など国際映画祭で多数受賞。
【メインビジュアル】
4.ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)、招へい作家決定!
映画祭「アカデミー」事業のレジデンス企画「ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)」では、前回の第一回開催より倍以上を上回る全97名の応募のなかから、合計3名のアーティストが招へい者として来広することが決定いたしました。
今回、招へいが決定したのは、ブリット・ラース(ベルギー)、ダニエル・ウェセイク(オランダ)、ムン・スジン(韓国)の3名。それぞれ国際的にもめざましい活動実績を持ち活躍されているこの3名の作家は、6月より3ヶ月間、広島市内に滞在して、新作アニメーション制作、それぞれの創作スタイルに合わせたワークショップ、および市民との交流活動を行います。映画祭期間中には成果発表プログラムも開催します。
ブリット・ラース(ベルギー)
ベルギー出身の監督、イラストレーター、脚本家。短編『ルースと大きな岩(LUCE AND THE ROCK)』は、200以上の映画祭で上映され、40以上の賞(インディーリスボン、ベルリン国際映画祭など)で受賞している。広島では、当短編を原作にしたTVシリーズの企画開発に取り組みます。
ダニエル・ウェセイク(オランダ)
イスラエル・エルサレム出身のビジュアル・アーティスト。現在はオランダ・アムステルダム在住。タイポグラフィ、アニメーション、イラストレーションなど様々な分野と交差して創作するユニークな作品が特徴的。広島では、以前より手掛けるタイプライターを用いた絵画・アニメーション作品のシリーズを、日本語のタイプライターを用いて制作する予定です。
ムン・スジン(韓国)
2022年に韓国芸術総合学校アニメーション科を卒業。初の公式作品であり、大学の卒業制作でもある『ペルソナ(Persona)』は、アヌシー国際アニメーション映画祭、カンヌ国際映画祭をはじめとする様々な国際映画祭で高く評価され、次世代を担う期待がかかります。広島で取り組む次回作『36.5 ℃』は、恋愛の中にある様々な感情を視覚的に描ききることを目指し、愛と喪失の物語を作家の豊かな表現力で追求します。
招へい者およびレジデンスの詳細については、ひろしまアニメーションシーズン2024公式ホームページをご覧ください。
5.コンペティション部門無料応募期間(Early Bird)、3月24日まで応募延長! また、新企画「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」開催にあたり、アンケートを実施。
コンペティション4つの部門につきまして、無料応募期間を3月24日まで延長します。是非この無料期間にご応募お待ちしております!
また、今回の映画祭では、アカデミー事業の新企画として「ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)」開催をいたします。本企画は、映画祭を「アニメーションの未来を作り上げる人々が集う場」として捉え直し、参加者同士が交流を深めることでコミュニティーの場を提供できるようなネットワーキング型プログラム(事前登録制)で、業界関係者および学生のみを対象としています。映画祭期間中の3日間、朝食タイムから始まり上映後の一日の締めくくりのパーティ、映画祭VIPゲストとの限定Q&Aセッション、セミナーなど、これから業界に入ろうとする若者たちがキャリア形成のきっかけを作る場所、また同時に業界関係者も学び直しや新たな人脈の幅を広げて深めるネットワーキングの機会を提供します。今回、初回開催のため、アンケートを開催することとなりました。みなさまの意見を参考にしながら実りのあるプログラムを作っていくため、ぜひともご協力ください。
―――
◯「ひろしまアニメーションシーズン2024」
開催日程:2024年8月14日(水)〜18日(日)
会場:JMSアステールプラザ
URL:https://animation.hiroshimafest.org/
<コンペティション審査員第一弾>
ホアキン・コシーニャ(チリ)
ムン・スジン(韓国)
和田淳(日本)
ヴァルトラウト・グラウスグルーバー(オーストリア)
リュウ・ジエン(中国)
ワン・チスイ(台湾)
ステファン・オビエ(ベルギー)
<上映プログラム第一弾>
特集:「パニック・イン・ザ・ヴィレッジ」
レトロスペクティブ:クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ、和田淳、リュウ・ジエン
映画祭フォーカス:「トリッキーウーマン/トリッキーリアリティーズ映画祭」「台中国際アニメーションフェスティバル」
<メインビジュアル>
ナタ・メトルーク(ウクライナ・アメリカ)
<ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)2024招聘アーティスト>
ブリット・ラース(ベルギー)
ダニエル・ウェセイク(オランダ)
ムン・スジン(韓国)
※本リリースに関する画像は以下よりダウンロードいただけます。
https://drive.google.com/drive/folders/18jNm44-oyClOIQ3hwlABipsBUw07HKB6?usp=share_link
【審査員紹介】
【本資料に関するお問合せ】
ひろしま国際平和文化祭実行委員会事務局内
ひろしまアニメーションシーズン運営事務局
〒730-0812 広島市中区加古町4番17号(JMSアステールプラザ内)
E-mail : info@animation.hiroshimafest.org
担当:栗田:kurita@hiroshimafest.org
「第2回ひろしま国際平和文化祭」: https://hiroshimafest.org
「ひろしまアニメーションシーズン2024」: https://animation.hiroshimafest.org
すべての画像