国内金融機関の生成AI関連投資は5年で9倍の1000億円超に 「金融DX戦略レポート2024-2028」を発刊
日経BP(本社:東京都港区、社長:吉田直人)は1月31日、国内外の金融DX(デジタル変革)の動向をまとめた調査レポート「金融DX戦略レポート2024-2028」を発刊しました。
同レポートでは、金融業界で急速に浸透する生成AI(人工知能)の最新動向や活用事例を盛り込みました。生成AIの技術解説に加え、日経FinTech編集部が取材し、三菱UFJフィナンシャル・グループや楽天グループ、東京海上ホールディングスなど金融・ネット大手18社の活用事例を掲載しています。
金融関連で注目の「生成AI」「Embedded Finance(組み込み型金融)」「勘定系システム」の3領域については、2023~2028年の市場規模を独自に予測しました。国内金融機関における生成AI関連の投資額は、2023年の114億円から2028年に1041億円まで拡大する見通しです。国内の大手金融機関は社内の業務効率化を狙って生成AIを相次ぎ導入しており、市場拡大をけん引しています。将来的には、顧客サービスの向上にまで生成AIを適用する動きが広がりそうです。3領域の調査・分析は、野村総合研究所が担当しました。
そのほか、各社への取材をもとに、主要な金融機関やネット事業者、SI会社/ITベンダー、国内外のFinTech企業など107社のDX戦略や体制、具体的な取り組みをまとめています。ブロックチェーンやステーブルコイン、銀行間送金を担う「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」など注目テクノロジーやシステムを各界の有識者が解説するコンテンツも含めています。
■本調査レポートの構成
・第1章:4大トレンド
Embedded Finance、Web3×金融、キャッシュレス、勘定系システム
・第2章:生成AI総まとめ
全体動向、技術解説、三菱UFJフィナンシャル・グループなど18社の活用事例
・第3章:デジタル投資動向/独自市場規模予測
金融機関デジタル活用調査、「生成AI」「Embedded Finance」「勘定系システム」の独自市場規模予測
・第4章:主要プレーヤー79社
みずほフィナンシャルグループ、横浜銀行、SBIホールディングス、野村ホールディングス、日本生命保険、ソフトバンクグループ、トヨタグループなど
・第5章:金融DXパートナー28社
NTTデータ、富士通、Amazon Web Services(AWS)、マネーフォワード、インフキュリオン、Stripe、PayPalなど
・第6章:注目テクノロジー解説
銀行API、ブロックチェーン、ステーブルコイン、全国銀行データ通信システム(全銀システム)、CAFISなど
【本リリースに関するお問い合わせ】
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