栃木のハウスメーカー・栃木ハウスが、県内2例目となるエネルギー量0パーセント以上のZEB(Net Zero Energy Building)を建設
SDGsへの取り組みとして、カーボンニュートラルの実現に向け、栃木県鹿沼市に本社を置く株式会社明友商工の社屋をZEBにて設計しました。
ZEBとは
ZEBとは、環境省が推進するNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称のことで、「ゼブ」と呼ばれています。
省エネによって使うエネルギーを減らし、創エネによって使う分のエネルギーを作ることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることです。
省エネルギー建築にはZEB OrientedやZEB Ready、Nearly ZEBなど様々なレベルがあり、中でもZEBは使用エネルギー量0%以上の最高レベルの省エネルギー建築になります。
参照ページ:https://www.env.go.jp/earth/zeb/about/04.html
ZEBのメリット
ZEBを実現することのメリットには、エネルギー消費量を削減することのほかにも様々なメリットがあります。具体的には、大きく以下の4つのメリットが存在しています。
①光熱費の削減
エネルギー消費量の削減をすることで、建物に関わる光熱費・コストを削減することができます。
②快適性・生産性の向上
自然エネルギーの活用、人の好みに配慮した空調や照明のコントロールにより、省エネを実現しつつ快適さや生産性を向上させることができます。
③不動産価値の向上
ZEBのような環境・エネルギーに配慮した建物は、他の一般的な建築物と比較して不動産としての価値の向上、街としての魅力の向上などにつなげることができます。
④事業継続性の向上
ZEBによって、災害などの非常時において必要なエネルギー需要を削減することができ、また再生可能エネルギー等の活用により、最大限エネルギーの自立を図ることができます。
栃木ハウスが手がけたZEB
今回は栃木県内で2件目のZEBの建物として、株式会社明友商工(栃木県鹿沼市栄町)の本社屋を栃木ハウスが手がけました。
働く環境の快適性も考慮しつつ、一次エネルギー消費を削減し、繰り返して永続的に利用できる再生可能エネルギーを活用した、温室効果ガスを排出しない建物を実現。
地球温暖化の防止等、持続可能な社会の実現に貢献する新社屋となっています。
参照ページ:https://www.mu1981.com/zeb/
ZEBの実現に向けた具体的な設計
■太陽光パネル
太陽光発電は、ソーラーパネルを使って太陽のエネルギーを電気に変換する発電システム。
建築物のエネルギー自給率を高めます。
■LED照明
消費電力を大幅に削減し、人感センサー(点滅方式)の導入、省エネ性の高い機種の選定により、CO2の排出削減を図ります。
■高性能ガラス
Low-E複層ガラスを採用、伝導性(熱が伝わる)対流性(循環して熱が移動する)放射性(赤外線により熱が運ばれる)性質を持つ高能率ガラスを採用。
■循環用ファン
羽根をモーターで回転させ、部屋全体の空気が循環し、天井付近も足元も室温が一定にすることができます。
温度差をなくし、効率良く空気を循環してくれるため、冷暖房効率がアップし節電に繋がります。
■高能率型空調機器
省エネ性能が高い機種を採用し、スマートAIで、電力負荷を制御することで消費電力を削減。
■全熱交換器
排気と外気の熱交換により、外気導入負荷を低減することで、空調エネルギーの有効利用と不要なエネルギー放散の縮小が可能。
■BELS制御
ビル内のエネルギー消費に関するデータの蓄積・分析が可能で、効率的なエネルギー利用へと改善を重ねるシステムです。
BELSは省エネ対策に大きな役割を果たし、太陽光発電の導入費用や効果を確認することもできます。
栃木ハウス株式会社の会社概要
設立:平成6年4月13日
資本金:20,000,000円
代表取締役:森 功
社員数:37名(一級建築士:2名 二級建築士:13名 一級建築施工管理技士:1名 二級建築施工管理技士:2名
宅地建物取引士:4名 インテリアコーディネーター:3名)
事業内容:建築設計・施工・監理 店舗プロデュース リフォーム エクステリア 不動産仲介・代理・売買
建設業許可番号:栃木県知事許可(特-3)第20154号
宅地建物取引業者免許:栃木県知事免許(4)第4630号
建築士事務所登録:一級建築士事務所 栃木県知事登録A第3286号
URL:https://www.tochigi-house.com/
メディアサイト:https://tochigi-house.com/media/
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