手軽に楽しむアナログゲーム専門EC　「紙人-kaminchu-」4月1日オープン

紙ゲームを受注生産でクイックにお届けします。

大栄工業株式会社

2024年3月29日 14時41分

創業から7０年以上にわたり奈良県は広陵町で印刷業を生業としてきた大栄工業株式会社は、培った紙製品の生産技術とノウハウを活かした自社オリジナル紙製ゲーム販売サイト「紙人（カミンチュ）」を４月１日付けでオープンします。

従来、新作ゲームは企業としてのリスクもあり大量生産がむずかしく、どうしても販売価格が高くなる傾向にありました。カミンチュは受注型クイック生産方式を採用し印刷に必要なコストを削減することで、新作ゲームでありながら手軽にお楽しみ頂ける販売価格と素早い供給を実現しています。さらに在庫リスクが無いためクリエイターが生み出す新作ゲームアイデアを理論上、無制限に商品として掲載することができる、画期的なアナログゲームショップです。

■公式サイト【URL】https://www.kaminchu.jp　

■オープン記念キャンペーン（2024年4月1日〜30日）

期間中、フォロー&リツート頂いた方の中から抽選で100名様にお好きなゲームを１つプレゼントするキャンペーンを実施予定。

ネット疲れの社会にアナログゲームならでわの手触りのあるコミュニケーションをお届けしたい

昨今、目まぐるしい速度で技術が進歩し、今後ますます社会のデジタル化の加速が予測される一方でどうしても見落とされがちな影の部分にも注目が集まっています。「SNS疲れ」や「スマホ疲れ」、「コミュ力低下」の言葉に代表されるように進化した時代だからこその新しく産み落とされたストレス要因は見過ごす事のできない課題でもあります。私ども大栄工業が従来より取り扱ってまいりました「紙」は西暦１０５年頃に中国で実用化されてからに人の文明と共に長い間様々な記録媒体であり、コミュニケーションの手段として用いられてきた歴史があります。だからこそ実際に手で触れ、人から人へ渡る紙の存在は人同士のコミュニケーションに、どこか親しみがあり、ぬくもりを与えるツールであるとも言えます。そこで私どもは利便性だけを追い求める社会の闇に目を向け、人と人との手触りのあるレクリエーションの一助になるために、紙製のゲームを制作、販売することといたしました。

従来の印刷在庫型のコストを削減し、受注生産型の製造方法へ

■従来型の紙製ゲームの印刷方式

従来のカードゲーム等の印刷方式では、オフセット印刷と呼ばれる方式が取られており、木型、製造ラインの賃金や表面加工料金、紙類のロットなど、製品が仕上がるまでに様々な条件やコストがかかっておりました。当然ながらこれらを回収する手段として価格転嫁し販売価格をあげるか、大量生産して一定数在庫する必要がありました。

■Kaminchuの受注型クイック生産方式カミンチュでは昨今技術の進歩により格段に品質の向上したオンデマンド印刷機器を用いる事により木型や表面加工などの諸費用の大半をカットし、製造ライン簡略化で製造コストを抑え、在庫をかかえる必要性をなくしました。その結果、オフセット印刷

に比べ品質はやや劣るものの、受注生産で製造コストを抑えることができ、お手頃な販売価格で私どもの考えるコミュニケーションツールをお届けする事が可能となりました。

セレクトショップとしての機能も実装。独自目線で発掘した商品をご紹介します

アナログゲーム業界では、法人個人問わずにゲームを考案し販売が行われています。当サイトでもこのような活動メンバーとの繋がりを大切にする一貫として自社製品以外に独自にセレクトした商品も同様に扱い、紹介して販売いたします。

販売予定の製品と今後の展望　―コミュニケーションを第1に―

人同士が直接やりとりするアナログゲームをWEB販売サイトのみで取り扱う事は非常にセンシティブな問題で、注意しなければならないポイントであると考えております。受注生産の特性を活かし、お客様から頂いたご意見を製品へより良い形に落とし込む事はもちろんですが、出来うる限り各種イベントなどへの出展や開催等を行い、直接的な繋がりを大切にしたコミュニティを構築してまいります。

■販売予定の商品について（代表例）

　　　　その他7つのオリジナル作品　合計１1点

■新商品の発表予定ついて

年間目標６〜１０点を目安に新作が出来次第、不定期にアップ予定

アナログゲームショップ開業の経緯　―業界素人のスタッフからのコメントー

従来私どもの会社は下請けを軸としたビジネスであるため、どれだけ努力をしても主役は発注元。良くも悪くも受け身にならざるを得ない実情がありました。特に昨今のコロナや、紛争の影響による原料価格の高騰は私たちの企業収益を直撃しました。さらに長年下請けを軸に商売をしてきた私たちには自社製品と呼べる物も少なく、打つ手が無い状況が続いておりました。

そのような状況の中で企業活動を続けていく以上、座して死を待つわけにもいかず、自社のインフラを活用した事業拡張ができないかという話があがってきたのは必然的な流れだったように思います。

少しコロナが落ち着き始めた2023年、事業のヒントを探してゲームマーケットを訪れた我々はその会場の活気に圧倒されることになります。特に企業だけでなく、個人の方々がまるでコミケのように高い熱量でゲームを作り、出展されていており、そのアナログゲーム愛に溢れたコミュニティの風にあてられ、業界の素人ながら参戦する決意をかためることとなりました。

自社製品開発を行なった経験など皆無の我々にとって、考案から見せ方、ものづくり、販売方法に至るまで何もかもが手探りの日々ですが、実直に正直に事業を前に進めてまいりますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします。（商品企画スタッフ）