ハリウッド俳優米本学仁が芸能事務所を設立

米本学仁（よねもとたかと）は芸能事務所としてSUPER UNIVERSAL合同会社を設立。妻の米本薫が社長兼マネージャーを務め、ハリウッドから日本へ、日本から世界へと活動の幅を広げていきます。

SUPER UNIVERSAL

2024年4月11日 11時00分

米本学仁（よねもとたかと）は、SUPER UNIVERSAL合同会社（本社：東京都世田谷区、以下「SUPER UNIVERSAL」）を新たな所属事務所として、2024年4月より活動を展開します。妻の米本薫（よねもとかおる）が新会社の社長及び米本学仁のマネージャーを務めます。

米本学仁はハリウッドで俳優として活躍していましたが、2020年コロナ禍でハリウッドのプロジェクトが休止するなか、映画出演のオファーを受けたことをきっかけに日本での活動を本格的に始めました。
ハリウッドからの逆輸入俳優として注目を集め、2022年「鎌倉殿の13人」2023年「どうする家康」で２年連続大河ドラマ出演を果たすなど日本でも活躍の幅を広げています。

ハリウッドから日本へ、そして新事務所設立により、さらに世界へと活動の幅を広げていきます。

役者米本学仁の略歴

1979年3月9日仙台生まれ、大阪育ち。
幼少期は、部屋の片隅でレゴの宇宙船をずっと作っている内気な子どもでした。いつも「ここではないどこか」を求めていた少年にとって、物語の中に没頭して、わくわくどきどき、一緒に旅ができる映画が安心できる居場所でした。

大学を卒業後の20代半ば、国際的な紛争のニュースに心を痛め、「なぜ人と人が傷つけあうのか」考えました。それは、「思いやり」や「愛と想像力」の欠如なのではないか。肌の色や目の色が違っても、同じことを感じたり、逆に肌の色や目の色が同じでも違うことを感じることもある。自分にそういうことを教えてくれたのが、映画だったことに気づきました。

映画こそが「思いやり」や「愛と想像力」を世界に届けられると信じて、映画に携わる決意をしました。

2007年27歳のときに映画プロデューサーを目指して渡米し、裏方としての映画制作のキャリアを歩みはじめました。ところがフードコートでラーメンを食べていると、オーディションに出てみないかと声をかけられたのをきっかけに、2013年キアヌ・リーブス主演の映画「47 Ronin」でいきなりハリウッド俳優としてデビュー。ハリウッドで映画・ドラマ・CM等、多岐に渡り活動しました。

2020年41歳のときに日本での活動も本格的に開始すると、2022年「鎌倉殿の13人」2023年「どうする家康」と２年連続で大河ドラマ出演、「全裸監督」「ガンニバル」、同時期にフジテレビ月９・月10ドラマへ連続出演するなど活躍の幅を広げています。

太っていることがずっとコンプレックスだった米本学仁にとって、「あなたがいい」という役者の仕事のオファーは、とても大きい「アイ・ラブ・ユー」をもらえたような経験でした。役者にとっては、自分のコンプレックスが活かせるものだと気づき、表現することにさらに没頭するようになりました。

そのうちに、コンプレックスである太っている体格も含めて、少しずつ自分のことを愛せるようになっていきました。

この体験は、世界的に広がるプラスサイズモデルの起用の元にある「ボディポジティブ」の考え方に通じるものです。今後は、プラスサイズモデルとしても活動しながら、自身の体験や感覚を届けていきたいと考えています。

これからも世界中の誰かが「今日１日生きていてよかった。また明日も生きてみようかな」と思えるような表現を届けていきたいと思います。

社長米本薫の略歴（米本学仁の妻兼マネージャー）

2009年東京大学大学院卒業。
幼少期、世界から争いがなくなることを願い、法曹の道を志しました。しかし高校生の時に実際に裁判を見に行くと、「善悪とは何か」がよくわからないことに気づき、「善悪とは何か」「正義とは何か」という問いを探究するため、東京大学で哲学を専攻しました。探究により、「愛と想像力」が道徳の根幹にあると見出しました。当初は研究者を目指していましたが、引きこもって本と格闘する日々で、気づけば３ヶ月誰とも会話をせずにいたことに気づき、「これでは人間の本質などわからない」「本の中にはない現実での人との触れ合いを知りたい」と思い至り、就職しました。

大学院卒業後は、コンサルティング会社に入社し、約10年間経営コンサルタントとして、企業の変革プロジェクトに従事しました。その後、壁画アートを展開するベンチャー企業に役員として参画し、アートで企業を変革する新規事業をリードし、多数のアートプロジェクトをディレクションしてまいりました。今後は、自身の哲学の実践としても、夫の米本学仁とともに「愛と想像力」を世界に届ける活動をしてく決意です。

新会社 SUPER UNIVERSAL設立の想い

「こうあるべき」という、規範や正義のもつ暴力性。
米本学仁と米本薫は、幼少期からそこに生き辛さを感じてきました。

息苦しい世界の中で生きるために、他人への「愛と想像力」の力を信じたいと思うのです。

世界中の誰かが「今日1日生きていてよかった。また明日も生きたい。」と思えるように。

自分のことを愛し、他人に「愛と想像力」を傾けられるように。

私たちは映画やドラマなどのコンテンツや「SUPER UNIVERSAL」なプロジェクトを通じて、世界中に「愛と想像力」を届け、インクルーシブな世界の実現を目指します。

SUPER UVERSALは、米本学仁の芸能活動のマネジメントのほか、「SUPER UNIVERSAL」な世界観を広げるために、オリジナル商品やプロジェクトの企画・運営などにも取り組んでまいります。