マイナンバー本人確認(デジタル認証アプリ)、WEB3.0を活用した医療情報返却システム「ヘルスインタビュー」「メディレコ」阪大発ベンチャーからリリース
〜患者中心の医療データ管理を可能にする革新的なソリューション〜
AIBTRUST株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森岡康一)は、医療機関が患者様に安全に医療情報を返却する事ができるシステム「ヘルスインタビュー」と、返却された情報を患者自身で管理し、AIなどを利活用できるスマートフォンアプリ「メディレコ」をリリースしました。
「ヘルスインタビュー」と「メディレコ」について
ヘルスインタビュー
「ヘルスインタビュー」は、FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)規格に対応した医療機関向けソリューションです。
厚生労働省は2025年4月より医療等分野情報連携基盤にて、FHIR形式で基本4情報を医療機関同士で共有することとしておりますが、本システムも同様にFHIR規格にて患者本人に医療情報を医療機関が指定した範囲で容易に返却し、患者自身に利活用いただくことができるようになります。
また情報返却を行うことで将来的にはその収益の一部を医療機関が得ることができるようになります。
さらに、DX機能としてWEB問診機能やAIリソース予約機能を含む多彩なサービスを提供し、診察および受付業務の効率化、患者満足度や認知度の向上、医療の質の向上を実現します。
メディレコ
「メディレコ」は、患者個人が返却された医療情報をスマートフォンで簡単に管理できるアプリです。情報を自分で所有し、健康管理や日常生活に役立てる新たな価値を提供します。
返却される情報は医療機関・またはAIBTRUST社を含む第三者で一切閲覧ができない形で返却されます。
また、本人確認にはマイナンバーカードが必要です。
本システムはデジタル庁が本年サービスを開始したデジタル認証アプリを活用し、安全にマイナンバーカード本人確認を行います。
将来的には返却された医療情報の流通、または個人販売によって患者自身が収益(ポイント制)を得ることが可能になります。
Apple Stroe:https://apps.apple.com/jp/app/id6738941254
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=clinic.helthinterview.medireco
技術的特徴
両サービスは、WEB3.0技術を活用したTRUSTデータ連携基盤とスマートコントラクト分配技術を採用しています。この革新技術により、以下を可能にします。
-
医療機関が保有する患者情報を患者本人に返却
-
患者個人が情報を安全に管理し、利活用
-
情報を移動させずに外部機関が匿名で利用可能
-
情報利用による収益を患者や医療機関に還元
これらの機能は、国際基準に準拠した安全性を備え、健康・医療情報の共有やAI医療産業の発展に貢献します。
「ヘルスインタビュー」のDX機能
WEB問診機能
問診データ・返却データは自動的にFHIR対応され、患者へ一貫したケアの提供&医療従事者の業務効率化を実現します。具体的には、以下の特徴があります。
-
患者の時系列情報の統合と活用
これにより医療従事者は患者の過去の病歴や治療経過を一目で把握でき、より適切で迅速な診断や治療計画を立てることができます。
-
医療機関間のデータ共有と連携の向上
患者が複数の医療機関を利用する場合でも、各機関が一貫した情報に基づいて対応でき、患者にとって最適な医療を提供できます。
-
システムの拡張性と柔軟性
FHIRはモジュール化された設計を採用しているため、新しい技術や機能の導入が容易です。将来的なシステムアップデートや他の医療システムとの連携もスムーズに行え、長期的な視点での運用コスト削減や効率化が期待できます。
AIリソース予約
リソース登録による自動枠解放により、事前に作成した予約枠に縛られるこなく、部屋・人・機器のリソース状況をAIが解析し、空きのタイミングで自動で予約枠を開放または閉鎖することが可能です。
AIスタッフ指示(院内誘導)
どの診療室にどのような方が来ていて、次に何をしなければいけないかをリアルタイムでAIが指示します。誘導に合わせた院内情報記録が可能です。
また患者の院内誘導(受付→待合→診察→会計)もAIにより自動化を実現します。
「ヘルスインタビュー」「メディレコ」の価格
ヘルスインタビューは目的に応じて選べる3プランを展開。
メディレコは患者自身は無料※でお使いいただけます。
※ただし以下の費用は別途発生します。
①情報販売した場合
情報流通(情報売買契約)が成立した場合に成果報酬として30%の手数料がかかります。
医療機関には別途情報の価値に応じたAIBTRUST社の定める報酬の分配が手数料としてかかります。
②AI診療またはプログラムを利用した場合
患者はAI診療を提供する医療機関またはプログラム提供会社にそれぞれの会社が定める手数料を支払う必要があります。
阪大発ベンチャー
AIBTRUST社は大阪大学 山田憲嗣先生のグループで開発された、2つの特許取得済み技術TRUST情報連携基盤、スマートコントラクト分配技術を利用した事業を行うために設立された阪大発ベンチャーです。
AIBTRUSTは2024年10月31日にOUVCより資金調達を発表されています。
特許番号:特願2022-132625 , 特願2023-088907
今後の展望
AIBTRUST株式会社は、個人が自身の医療情報を安全かつ効率的に活用できる社会の実現を目指し、WEB3.0技術を活用した新たなソリューションを提供してまいります。
また医療学会における分散型NCDの実現として本システムの利活用を推進しており、現在学会におけるDX委員会などにて実証研究も行なっています。
さらに、大阪大学病院 AI医療センターなどで実現しているAI診療について日本国中の医療施設が簡便にAI診療科を実現できるインフラとして患者への情報返却を推進してまいります。
代表経歴
森岡 康一 (Morioka Koichi)
経歴概要
2000年に関西学院大学法学部政治学科を卒業後、インテリジェンス株式会社(現パーソル)に入社。その後、ヤフー株式会社やFacebook Inc.(日本副代表)などで要職を歴任し、デジタルマーケティングやデータソリューション分野において豊富な経験を積む。2014年にはKDDI株式会社の子会社としてSupership株式会社を設立し、代表取締役に就任。以降、同社の成長を牽引するとともに、ヤフー株式会社においてもデータソリューションや生成AI分野の事業開発を統括するなど、多岐にわたるリーダーシップを発揮している。
詳細な職歴
2000年3月 関西学院大学法学部政治学科 卒業
2000年4月 インテリジェンス株式会社(現パーソル) 入社
2002年4月 ヤフー株式会社 入社
2010年7月 Facebook Inc. 入社(日本副代表)
2013年10月 KDDI株式会社 入社
2014年11月 Supership株式会社 設立(KDDI子会社) 代表取締役就任
2018年10月 Supership株式会社 代表取締役会長、SupershipHD株式会社 代表取締役社長 就任
2020年10月 ヤフー株式会社 マーケティングソリューションズ統括本部 事業推進本部 本部長 就任
2022年4月 マーケティングソリューションズグループ 事業開発室 室長(本部長) 就任
2023年4月 マーケティングソリューションズグループ データソリューション統括本部 統括本部長 兼 生成AI統括本部 AI推進本部 本部長 就任
【会社概要】
会社名:AIBTRUST株式会社
代表者:代表取締役社長 森岡康一
所在地:東京都港区
事業内容:スマートコントラクトシステムによる医療情報の流通事業
【お問い合わせ先】
メール:support@healthinterview.clinic
Webサイト:https://aibtrust.jp/
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 医療・病院スマートフォンアプリ
- ダウンロード