あなたは何パラノイア?不器用でも真剣に生きる“パラノイア”のためのサービスを開始

株式会社Pronoun

不器用だけど真剣に生きているパラノイアたちが、イキイキと没頭するために

「パラノイア」とは何か

 幼い頃は誰しも社会的な評価も気にせず好きなことに没頭します。ひと夏かけてセミの抜け殻を集めたり、夜更けまで泥団子を磨いたり……それが何の役に立つのか分からないけれど、つい没頭してしまう。大人になってもそれぐらいピュアな没頭行為を続けている人たちがいます。このような人たちのことを、私たちは「パラノイア」と呼んでいます。彼/彼女らは、自身の行動の社会的価値や収益性を考えるよりも先に、好奇心や探究心といった素直な動機に突き動かされて、ある特定の対象に没頭しています。
 パラノイアは、「知りたい」「見つけたい」などの原初的な衝動に従っていることが多いため、他者からはまるで不毛な活動を続けているようにも見えます。そのため、パラノイアたちは(本人が望まなくとも)「お前のやっていることは社会の何に役立つのか?」という社会的な評価にさらされることがしばしばあります。しかし、わたしたちは、パラノイアが秘めているエネルギーとポテンシャルを自己アピールや社会的な意義の説明のために使うことは勿体無いと考えています。


パラノイアが没頭を続けるためのキーマン「テオ」
 社会的な理解の網目からこぼれ落ちてしまうパラノイアたち。彼らの没頭活動を本当に支えているのは、ほんのひと握りの理解者たちの存在です。逆に言えば、パラノイアは不特定多数の大人数に向かって没頭行為の意義について説明する必要はないのです。
 誤解を恐れずに言えば、パラノイアを信じて応援してくれる存在がたったひとりでもいれば、パラノイアは社会的な風当たりに煽られることなく、研究や探究を続けることができます。
 かの有名な画家ゴッホはその生前に一枚も絵が売れなかったことは有名な話ですが、不遇のゴッホが思想を曲げずにマスターピースを残せたのは、彼の芸術を信じ続けた弟・テオの存在があったからです。テオはゴッホの精神・生活双方の支柱であったと同時に、ゴッホの作品に対する忌憚なきレビュワーでもありました。大多数の人たちは信じないパラノイアのことを、心から信じて見守ることができる人たち——すなわち現代の「テオ」は、今もなお、パラノイアの没頭行為を陰ながら支えています。
 「パラノイアのための」サービスを立ち上げた発起人もまた、ADHDと躁鬱の症状に悩みながらも、探究したい事柄に真っ直ぐ取り組んでいますが、それを可能にしているのは、少年のようにイキイキと事業に取り組む発起人の姿を楽しんでくれるパートナーの存在があるからです。


パラノイアの没頭行為が妨げられてきた背景

パラノイアに過剰な説明や約束を求めてしまう仕組み

 もちろんこれまでもパラノイアと呼べるような人たちを支える仕組みはさまざまに発明されてきました。例えば、裕福な貴族たちがお抱えの芸術家たちを育て上げた「パトロン」という関係性から、分散的な支援を集める「クラウドファンディング」といったインターネット登場以降の方法まで、さまざまな制度やシステムが存在しています。しかしながら、これらの仕組みは、パラノイアが取り組んでいるテーマやモノを他者にわかりやすく説明できることを前提としています。パトロン制度は、貴族の「お眼鏡」に叶うことを常に証明する必要があり、クラウドファンディングは成果や行動を約束してその意欲を多くの言葉で語らなくてはなりません。多くの場合、パラノイアの取り組んでいることは大多数の人にとって理解しがたいため、こうした説明の過程でパラノイアは疲弊し、時には没頭行為を邪魔してしまうことだってあるのです。


無垢な直進力に冷や水を浴びせる「常識パンチ」

 くわえて、マジョリティからの「良かれと思って…」という善意の一言が、しばしばパラノイアを「常識」で殴る鈍器となります。「もう良い年齢なんだから、安定した職業に就きなよ」や「給料とポジションに見合った仕事をしなよ」といった、一見すると真っ当な意見は、パラノイアの純粋無垢な意気込みを挫くようなこともあります。


パラノイアがパラノイアのままで生き遂げられるサービス「Realm.io」

 私たちは、パラノイアが本当の理解者と繋がりながら没頭を続けられる「Re-alm.io(リアルム)」というサービスを準備しています。
 そこでは、下記の2点を担保することが必須条件だと考えています。

  1. 自分の衝動に嘘をつかずに、本当に探究したいことに向き合える純度が保てる環境があること

  2. パラノイアの没頭が価値化するタイミングが分からないからこそ、きちんと生きていくことできるように経済的な安心感があること

 ただ、これらをどのように実現するのかを解き明かした人はまだ誰もいません。だからこそ、わたしたちはこの問いに取り組みたいと思っています。


エンジェル投資1000万円達成——Realm.ioのこれからとお願い

 私たちは、パラノイアをとりまく社会構造をめぐる仮説・検証を繰り返しながら、パラノイアがパラノイアとして没頭を遂げる方法を科学しています。

 プロダクト初期は、広告収入といった収益性の観点は一切取り払い、高純度に10人10色のパラノイアに向き合うためのプロダクト像を探究していこうと考えています。その探究に向かって、インタビュー/対話やβ版のテストを通してより精緻に科学していきたいため、リリースの案内や経過報告のできるメーリスを作りました。
 なおこのプロダクトは理解ある一部の投資家の方から、活動資金として1000万円をお約束いただいて居ります。2024年秋頃の本格リリースに向けて活動していますので、ご関心の向きには、ご注目いただけますと幸いです。

▶︎メーリスのご登録はこちらから

https://forms.gle/zy2f4EPDdLtADmkR9


ビジネスカテゴリ
ネットサービス

会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田4丁目31番23 311
電話番号
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代表者名
山岸有馬
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年04月