日本ベビーベッド工業会および日本ベビーベッド安全対策協議会からの重要なお知らせ
-安全なベビーベッドの選び方と注意喚起-
日本ベビーベッド工業会(JIAB)は、国内での安全なベビーベッドの利用を推進するため、関係省庁と連携し、ベビーベッド工業会会員に加え、日本国内でベビーベッドを販売する企業3社も参加している不法ベビーベッド対策協議会として、消費者および販売業者への注意喚起を行います。
<日本におけるベビーベッドの基準>
日本では、ベビーベッドは経済産業省による消費生活用製品安全法において、特別特定製品に定められており、国内で販売されるベビーベッドには、PSCマークの取得が法的に義務付けられています。
このマークは、製品が日本の安全基準に適合していることを証明するもので、認定された第三者機関によってその安全性が保証されています。
<現在の課題>
昨今、日本国内において、PSCマークを取得していない海外製のベビーベッドの流通が確認されております。
これらは大手ECモールを含む様々な場で販売されており、見た目には安全そうに見えるかもしれませんが、実際には多くのリスクを孕んでいます。
違法販売の製品は安全性が確認されていないので、赤ちゃんの乗り越え事故などのリスクが高く、またPSC新基準によって規制された、収納扉に首が挟まる危険性がある構造の製品も見受けられます。
一見しっかりとした作りで、便利そうに見えるものでも、PSCマークがなければ安全性は保証されません。
【PSCマークとは?】
PSCマークは、国の定めた技術基準に適合した製品に付けられ、Product(製品)、Safety(安全)、Consumer(消費者)を表しています。対象製品には、製造又は輸入事業者に国の安全基準に適合しているかどうかの自己確認が義務付けられている「特別特定製品以外の特定製品」と第三者機関の検査が義務付けられている「特別特定製品」に指定されているものがあります。「特別特定製品」には乳幼児用ベッドやライターも指定されています。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_009
<注意喚起について>
【消費者への注意喚起】
私たちは、消費者の皆様に対して、安全でない可能性のある製品の購入を控えていただくよう強く呼びかけます。
PSCマークのないベビーベッドは、日本国内での販売が法律で禁止されている製品です。
消費者の皆様は、購入前に必ずこのマークの確認を行うようにしてください。
【販売業者への呼びかけ】
主に海外製のベビーベッドで問題となっているのは、PSCマークを取得していない商品がECモールなどで大量に出品されている点です。
販売業者の皆様におかれましては、事故が発生した場合に「知らなかった」では済まされない重大な責任が伴います。
それを避けるためにも、PSCマークのない「ベビーベッド」の販売は直ちに停止していただくようお願いします。
【安全への取り組みと今後の方針】
日本ベビーベッド工業会では、不正製品の流通阻止のためにも関係省庁と連携し、継続的な監視と啓発活動を行っています。
安全なベビーベッドを選ぶことは、赤ちゃんを守る最初の一歩です。
不適切な製品を見かけた場合や、誤って購入してしまった場合はすぐに使用を停止し、当安全対策協議会または販売業者に相談してください。
私たちは、皆様が安心してベビーベッドを利用できるよう、情報提供とサポートを続けてまいります。
<お問合せ先>
組織名:日本ベビーベッド工業会
URL:https://www.babybed-co.jp/
日本ベビーベッド安全対策協議会
(参加企業)
石崎家具(株)/(株)カトージ/(株)キンタロー/ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社/(株)ヤマサキ/(株)大和屋
日本ベビーベッド工業会所在地:
岡山県岡山市南区当新田485-18 株式会社ヤマサキ内
Eメール:info@ymsk.jp
安全なベビーベッド選びに関するさらなる情報や、具体的な取り組みについては、当工業会までお気軽にご連絡ください。
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