10.31 クラシック音楽の殿堂 ザ・シンフォニーホールにて、美術家 山口和也が舞台に一人立ち、筆音を響かせながら一枚の巨大絵画を出現させるリサイタルを初公演。
1982年に開館した「日本初のクラシック専用ホール」ザ・シンフォニーホールで開催される、初の美術家による独演会〈Recital"Sky" リサイタル"スカイ"〉
開催概要
Recital "Sky"は、「瞬間の彼方にある永遠性を描く」という独自の美を求め、手法やジャンルにとらわれることなく邁進する美術家 山口和也が、世界的音楽家のカラヤンをして「世界最高の音響」と言わしめたクラッシック音楽の殿堂 ザ・シンフォニーホール(大阪)において絵を描く音を響かせ、その音の痕跡によって絵画を出現させる世界初(※)のリサイタルです。
その着想は2018年に一休禅師を開祖とする大徳寺真珠庵(京都) の本堂襖絵「空花」制作時に感じた「美の原石」と、2019年にアルマーニ銀座タワーで行ったライブペインティングで感じた「時空を超える感覚」にあり、翌2020年のパンデミック下にロームシアター京都メインホールの舞台に自らを一人立たせることを試みた"BLACKOUT/WHITEOUT"の経験から、今回のより描く音にある核心へと焦点を当てた Recital "Sky"が初公演を迎えます。(詳細は下記あらすじ・参考資料参照)
そしてRecital "Sky"が終演したとき、我々の眼前には幅9mにおよぶ一枚の絵画が出現することでしょう。山口は現在このキャンバスの為の和紙を福井県越前市で制作しています。
ITコンサルティングの株式会社Bluevision(本社:東京都渋谷区 代表取締役:藤本光)は、山口和也の求める根源的かつ普遍的な美を探求する姿勢に共感し、空花(くうか) と共に、このたび Recital"Sky"の初公演を開催いたします。
※ 「コンサートホールにおける美術家の筆音によるリサイタル」として 2024年9月 自社調べ
Recital"Sky" at The Symphony Hall 2024 予告
名称: Recital "Sky"
開催日時: 2024年10月31日[木] 19:00開演 (18:00開場) 21:00閉場
公演時間;約70分 +絵画鑑賞
開催場所: ザ・シンフォニーホール
〒531-8501 大阪府大阪市北区大淀南2丁目3-3
代表 : 06-6453-1010
総合ディレクション/出演:山口 和也 l Kazuya Yamaguchi
企画/制作:空花
舞台監督:夏目 雅也 l Masaya Natsume
音響:東 岳志 l Takeshi Azuma
チケット:・ザ・シンフォニーチケットセンター
06-6453-2333(11:00-16:00/火曜定休)
・Peatix
前売一般 5,000円 前売学生3,000円 当日5,500円(全自由席)
◎パンフレット / 次回展覧会入場チケット付
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
主催/お問合せ:空花(くうか)kukatakasago@gmail.com
協力:ザ・シンフォニーホール
後援:公益財団法人 関西・大阪21世紀協会
・Recital "Sky"フライヤー表裏_pdf. ダウンロード↓
d147535-2-77b74cfd0c987ada2ae827b30dde332b.pdf”Sky”へのあらすじ
2020 筆音のリサイタル
世界がパンデミックに陥った2020年、展覧会やコンサートが軒並み中止になっていく中、美術家の山口和也はロームシアター京都 メインホールという劇場を闇と光という視覚を拠り所とできない空間へと演出し、そのステージの只中に設えたキャンバスの前へ一切の描くものを持たずに自らを立たせる “BLACKOUT/WHITEOUT”#0 という無観客上演を試みました。
薄暗く横たわる二千を超える無人の客席を前に一人ステージに立った山口は、あたかも宇宙空間における個の生命体を象徴するようであり、最初に聴こえてきたのはホールに響く自らの足音や息づかいであったと言います。そうした自身のリズムをきっかけとして山口は一筆目をキャンバスへ刻み、ホール内にこだましたその筆音がまた次の一筆を誘いました。一時間ほどしてステージを降りたあとには描かれたそれら音の痕跡が残り、山口はそれを絵画と名付けました。
結果としてこの試みは、音楽や絵画の原初への旅路となり、芸術という言葉やジャンルが誕生する以前へのアプローチとなりました。それはまた人がこの世に誕生してから去るまでの「生きること」そのもののようでもありました。
翌2021年に同ノースホールでの “BLACKOUT/WHITEOUT#1”の初公演を終えた山口は、その筆音に核心があることを確信し「生きる鼓動」を奏でるこの舞台を人の一生とした独演会(リサイタル)の準備をはじめます。
2024 リサイタル “Sky"
BLACKOUT/WHITEOUTを経て、より筆音に焦点を当てたリサイタルに相応しい会場を求めた山口は、劇場や美術館ではなく音楽の殿堂といわれるコンサートホールでの実現を模索しはじめます。そして2022年にザ・シンフォニーホールの音楽総監督 喜多弘悦氏と出会い、翌2023年にはまず序章として、本ホールでは初となる美術家の個展「絵画というリサイタル」を実施し好評を博します。その舞台挨拶で喜多氏から「山口さんがこのホールに立てば新しい芸術が生まれるのではないか」という一言がありこのたびのリサイタル開催へと繋がります。
一人の美術作家の表現でありながら、これは今を生きる全ての生命体にとってのリサイタルでもあると考え、タイトルを”Sky”と改名しました。またこの日は巨大な一枚の絵画を描く初公演となります。一人の芸術家がクラシック音楽の殿堂といわれるコンサートホールで、筆音によるリサイタルを開催した前例は世界でもないと思われます。一つの生命体はどんな絵画を残して舞台を去っていくのでしょうか。
参考資料(インタビュー)
・自らの手で紙を漉くところからその制作がはじまる 大徳寺真珠庵本堂襖絵「空花」
・ザ・シンフォニーホールで開催された初の美術展 「絵画というリサイタル」2023
美術家 山口和也 Website
兵庫県高砂市出身。瞬間的な痕跡によって永遠性を描きだす美術家。音楽家と一対一でステージに立ち、その間合いを焦点とした即興で描かれる絵画"KAKIAIKKO"で、2000年 関口芸術基金賞グランプリを受賞。副賞として滞在したニューヨークで日本画家千住博の依頼を受け、アトリエでの制作風景を五年間撮影、二冊の写真集を刊行する。2008年からはボクサー辰吉丈一郎の撮影を続ける。2016年 普照山観音寺本堂 (兵庫)へ天井画「鳳凰図」を描く。2018年 日本で唯一の紙祖神を祀る 岡太神社・大瀧神社(福井) の「千参百年大祭・御神忌」にて「絵画点火式」を奉納。同年 一休禅師を開祖とする大徳寺真珠庵(京都) の本堂襖絵「空花」を描く。2019年 アルマーニ銀座タワーでのライブペインティングにて”Letter to G.A."を描く。2020年ロームシアター 京都にてリサイタル”BLACKOUT/WHITEOUT” #0を無観客上演。翌年 同#1を初公演。2023年 ザ・シンフォニーホールにて個展「絵画というリサイタル」を開催。
受賞歴: 日本ビジュアルアート展 特別賞、フラッグアート展 日比野克彦賞、関口芸術基金賞 (TAMON賞 ) 大賞、高砂市文化奨励賞など
・山口和也 Artwork book 20P_pdf. ダウンロード↓
d147535-2-73e1d30a6ba2bf1bd9b6e555cc9b9c3a.pdfThe Symphony Hall
ヘルベルト・フォン・カラヤンをして「世界一の響き」「楽器の中にいるようだ」と言わしめたザ・シンフォニーホールは、1982年に開館した「日本初のクラシック専用ホール」です。以降40年の歳月のなかで数々の名演が生まれたこのホールで2024年、初めての美術家の筆音(ふでおと)によるリサイタルが開催されようとしています。生きる鼓動を奏でる山口の筆音は、胎内回帰のようでもあります。歴史的な一夜をお見逃しなく。
クラウドファンディング 9.20 Fri.-10.20 Sun.
Recital"Sky"への支援者をクラウドファンディングにて募ります。
本リサイタルは、美術家の山口和也をはじめ、様々なフィールドで活躍するメンバーによって、美術界や音楽界といった壁を乗り超えた「生きる人」の鼓動に直結したリサイタルの実現へと日々準備しています。
最高のかたちでこの初公演を迎え、その日の記録集を作成したいと考えております。
それらを一緒に実現してくださる方、お力添えを頂けますと幸いです。
またRecital"Sky"はこの初公演を皮切りに、国内外にある音楽の殿堂・リサイタルの聖地での実現へ向けて歩みを進めます。ご支援を宜しくお願いいたします。
CAMPFIRE:Recital"Sky"
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