「パーツフィーダーの常識を変える」静かで軽い樹脂製回転フィーダー「Sii-Karu」を機械要素技術展で展示

長年、現場で“我慢”を強いられてきた騒音の改善に貢献。

株式会社山一ハガネ

株式会社山一ハガネ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:寺西基治)は、2025年7月9日~11日に幕張メッセで開催される「機械要素技術展」にて、自社開発の静音・軽量回転フィーダー「Sii-Karu(シーカル)シリーズ」を展示いたします。

【Sii-Karuシリーズ】https://yamaichi-hagane.jp/wp/?p=4211/#sii-karu

「Sii-Karu」は、従来の金属製フィーダーでは避けられなかった“騒音”と“重量”という課題に加え、熟練職人の後継者問題の解決に貢献しうる製品です。

山一ハガネの自社製3Dプリンタ「3IxD(スリーイクシット)」による高精度造形で、従来“手作り”が主流だったパーツフィーダーの設計・製造に新たな選択肢を加えます。

「フィーダーの騒音は我慢するもの」「熟練の職人でなければ作れない」。Sii-Karuは、そんな常識を覆す革命的製品です。

Sii-Karuが実現する3つの革命

【1】静音性:作業者にやさしい環境へ

従来の金属製振動式フィーダーでは、90dBを超える騒音も珍しくありませんでした。

現場では、耳栓や防音カバーで対処するしかなく、作業性や快適性を犠牲にする状態が長年続いていました。こうした環境は、作業者に肉体的・精神的な負担を強いる要因にもなっています。

Sii-Karuは構造的に静音性に優れており、現場の騒音問題を根本から解決します。

【2】軽量性:取り回し・保守性の向上

樹脂製ならではの軽さで、設置・保守作業もスムーズに行えます。

自動機のラインにおいて、重く複雑な構造のフィーダーは、メンテナンスも大変で、ラインのレイアウト変更や工程見直しの際に取り回しが難しく、現場の柔軟性を損なう原因にもなります。

Sii-Karuは、軽量で扱いやすいため、導入後の配置変更や調整にも柔軟に対応可能。変化に強い現場づくりに貢献します。

【3】量産性:属人化からの脱却と、持続可能な製造

現在、パーツフィーダーの多くは熟練職人による手作りが一般的です。

これは、ワークが流れる仕組みが極めて繊細かつ経験則に基づくものであり、職人の高度な技術が求められる“職能集約型”の製品領域であるためです。

こうした構造が、長年にわたり高品質なフィーダーを支えてきた一方で、職人の高齢化や後継者不足といった課題にも直面しています。これは、モノづくりの現場全体に関わる、産業構造上の懸念でもあります。

Sii-Karuは、3Dプリンタを活用したデジタル製造技術により、属人化された製造プロセスを“見える化”し、再現性のある設計と納期の見通しが立つ量産体制を実現。持続可能なフィーダーづくりへの新たな選択肢を提供します。

Sii-Karu製品ラインナップと主な特長

●Pシリーズ:製品に合わせたカスタム仕様

<スタンダード>

最大トラック径Φ1500で大きな部品を高速供給。

<フードセーフティ>

ポジティブリスト適合塗料の重ね塗り(2層)で食品に対応。仮に2層目(青)が剥がれても1層目(赤)があり安心。

<コレクト>

多くのフィーダーが苦手とする、オイルや液体が付着したワークの高速供給に対応。


●Bシリーズ:ボルト・ネジに特化、分間最大800個の高速供給

わずか2Kg程度の“ボルフィーガード”を交換するだけでM4~M8の対応が可能。

【Bシリーズ紹介動画】https://youtu.be/qOQMSbKoDz8

<対応ボルト>


●Dシリーズ:ドラム型搬送機、選別機

最大傾斜65度まで設置可能
大きさの違うワークを分別可能

【製品導入事例紹介】https://yamaichi-hagane.jp/wp/?p=4733

出展概要

  • 展示会名:機械要素技術展

  • 会期:2025年7月9日(水)〜11日(金)

  • 会場:幕張メッセ

  • ブース番号:35-41 (6ホール出入口よりお越しください)

  • 展示品:Sii-Karu(全シリーズ)・3Dプリンタ製治具 ほか

  • 公式サイト:https://www.manufacturing-world.jp/tokyo/ja-jp/about/mtech.html

「我慢と属人性」に依存しない現場のために

私たち山一ハガネは、製造現場で長年「仕方ない」とされてきた“騒音”と“職人依存”という課題に真剣に向き合いました。

Sii-Karuシリーズは「静かで」「軽く」「量産可能」なフィーダーです。

「大きな音が辛い」そんな現場の切実な声が、Sii-Karuシリーズ開発の原点でした。

私たちの技術が目指すのは、現場の“あったらいいな”をカタチにすること。

「静かなフィーダーがあったらいいのに…」その声に、私たちの技術で応えた結果がSii-Karuシリーズです。

“作れる人が限られる”という課題を乗り越え、未来の現場にとって、持続可能な選択肢を私たちはお届けします。

【株式会社山一ハガネ】

山一ハガネは1927年創業の老舗特殊鋼の商社です。

特殊鋼を扱い約100年の知見を活かし、究極のフィギュアスケートブレード「YS BLADES」を開発・製造。世界中を魅了するメダリストをはじめとした選手の活躍を足下から支えています。

また、金属加工のみならず、お客様の多様なニーズに対応するため、新次元の品質を実現する3Dプリンタ「3IxD」を自社開発し、3Dプリンタ業界の常識を覆す高品質なモノづくりを実現。新たなフィールドで進化と挑戦を続けています。

【ニュースリリースに関するお問い合わせ】

株式会社山一ハガネ TEL:052-624-2555 〔改革推進室〕嶋本

愛知県名古屋市緑区大根山ニ丁目146番地

https://yamaichi-hagane.jp/

【公式SNS】

X:@Yamaichi_SS

Instagram:@yamaichiss

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会社概要

株式会社山一ハガネ

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URL
https://yamaichi-hagane.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
愛知県名古屋市緑区大根山ニ丁目146番地
電話番号
052-624-2555
代表者名
寺西 基治
上場
未上場
資本金
-
設立
1948年08月