「アルネ・ヤコブセンの白い街」にオマージュを捧げたテーブルクロック、初回生産限定モデル『Station Bellevue』が登場
アルネ・ヤコブセンの新作 “Station Bellevue (ステーションベルビュー)” は、初回生産限定2000台の特別モデルです。2025年10月10日(金)に発売開始いたします。

コペンハーゲン北部に広がる「アルネ・ヤコブセンの白い街」に着想を得て誕生した本モデルは、コレクション史上初となるマットホワイトケースを採用。文字盤から針に至るまで統一された白のトーンが、空間に静謐で建築的な美をもたらします。
暮らしに寄り添いながらも特別な存在感を放つこのクロックは、全世界で初回生産2000台限定。今のところ次回生産は未定の貴重なコレクションです。
‘Arne JacobsensWhite City’
コペンハーゲンから電車に乗り北へ20分ほど揺られた先に、その建築群は現れます。
1930年代、アルネ・ヤコブセンはクランペンボー・ベルビュービーチ一帯の大規模なリゾート開発を手がけ、壮大なモダニズムのビジョンを実現しました。
1938年の完成までに、象徴的な4つの建築を手がけ、その全てがデンマーク機能主義建築の重要な作品となっています。
白い外観、機能的なレイアウト、そして鮮明なキュビズム的形状を特徴とするこれらの建物は、ドイツのバウハウスとスイスの建築家ル・コルビュジエが先導した新しい建築潮流の初期の傑作と言えるでしょう。 その後、この一帯に「アルネ・ヤコブセンの白い街」というニックネームが付けられました。






EPISODE 0:独創的な発想と先見の感性
歴史上の人物や偉人に巨匠。彼等の成功までのヒストリーは広く知られる所ですが、ヒストリーとは別に数々のEPISODEが存在しますが、それはあまり知られる事はありません。20世紀のデンマークが生んだ世界的建築家である、ARNE JACOBSENも例外ではありません。
1902年、アルネ・ヤコブセンは裕福なユダヤ系デンマーク人の家系に生まれました。幼少期に暮らしていた家は、刺繍が施されたクッション、陶器の置物などに囲まれた、ヴィクトリア様式の保守的な中流階級の住宅でした。
ヤコブセンは幼少期、自身の寝室のビクトリア朝の壁紙を塗りつぶしたと言われています。まだ幼いヤコブセンですが、彼は壁を典型的な子供の絵で埋め尽くしたり、落書きのように塗り潰す事はせず、部屋の壁全体を白く塗ることを決めて、部屋の壁全体を白く塗ることを決めて自身の部屋を白い部屋へと変身させたのです。ホワイトの壁は現代に於いては違和感なく捉えられる事かもしれませんが、20世紀初頭では白い壁はまだ流行していませんでした。
彼は幼少期から、先見の感性を持ち得ていたのです。それは数十年の時を経て、「アルネ・ヤコブセンの白い街」と呼ばれる、建築群に繋がるのかも知れません。
『STATION BELLEVUE』 43683


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