ワイン大国・ニュージーランドのトップワインメーカーたちが北海道のブドウを使ってワイン造り。12月10日(火)発売開始。

北海道のブドウのポテンシャルと「日本ワイン」の新たな可能性を開拓。醸造場所はHokkaido SPACE Winery(北海道・長沼町)。

株式会社Hokkaido SPACE Winery

2023年9月に北海道・⻑沼町にオープンした"Hokkaido SPACE Winery"にニュージーランドから3名の醸造家が来日し、余市町産の白ブドウ・ケルナーを使って各々の思想や知識のもと、ワインを醸造しました。2023年は海外のワインメーカーを招聘しての初めての試みとなりますが、今後も継続したワインシリーズとなるため、'WORLD WineGrowers(ワールドワイングロワーズ)' という名のシリーズでの販売となります。

WORLD WineGrowersが生まれた背景

「日本ワイン」がジャンルとして確立し始め、ますます造り手や日本ワインに興味をもつ消費者が増える一方、他のワイン大国と比べるとまだまだワイン文化の歴史が浅くブドウやテロワールへの理解が成⻑過程の日本。本当に美味しい日本ワインが「日常」に根付くためには、まず生産者がブドウ品種への深い理解や正しい醸造知識をもってワイン造りに向き合っていかなければなりません。

しかし、自然や科学と密接に繋がるワイン造りは「知識」のみで美味しいワインを造ることは難しいため、実際に経験を伴った考えや技術を実地に取り入れることが大切と考えました。そこで、当社が2023年9月に⻑沼町に建てた、誰もが醸造設備を共有できる「シェアワイナリー」の強みを生かし、ワイン大国であるニュージーランドから醸造家を招いて日本のブドウでワインを造るという試みがスタートしました。

ワイン造り全般に関わる知識が多く経験豊富な彼らが、どう日本のブドウの特徴を捉え、美味しいワインを造るのか。実際にワインが出来上がることで、その背景にある思想や醸造過程が浮き彫りになり、 世界スタンダードでワイン造りを学ぶことができると考えています。

また、ただ海外の知識を取り入れるということではなく、他国の生産者が敢えて日本のブドウを使ってワイン造りをすることで、その過程における思考や醸造方法の違いが、「日本ワイン」のユニーク性や今後の世界市場における立ち位置を考えるきっかけになると考えています

招いたのはニュージーランドでもトップを走る醸造家たち

2023年の仕込み時期に招いたのは、ワイン大国ニュージーランドのワイン業界でもトップを走る以下3名の醸造家です。

・Theo Coles氏/The Hermit Ram
自身のブランド"The Hermit Ram"がカルト的な人気を誇る彼は、なるべく人為的な醸造方法を用いないナチュラルなワイン造りが得意です。

・Gavin Tait氏/Grey Stone/Muddy Water Wines
ニュージーランドで "Winery Of The Year" にも輝いたことのある名門Grey Stone/Muddy Water Wines にて醸造を務める彼は、ブドウへの理解力が高く、目指すワインの方向へと確実に醸造ができる知識・ 経験を持ち併せています。

・小山⻯宇氏/TAKA K Wines

ニュージーランドの日本人醸造家として活躍してきた小山氏。彼が醸造するリースリング(白ワイン) が国際的な評論・評価チーム"The Real Review"のランキング(ヴィンテージ2023年)において1位を獲得しています。
北海道のワインブランドMARO Winesの醸造家・麿直之と立ち上げたプロジェクト"KOYAMARO®"として、二者共同での醸造です。

※KOYAMAROについては以下ご参照下さい

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000099701.html

使ったブドウは北海道を代表する白ブドウ品種のケルナー

今回醸造するのは、北海道を代表する白ブドウ品種のケルナーです。黒ブドウのトロリンガーと白ブド ウのリースリングを交配させ、ドイツで生まれた白ブドウ品種です。耐寒性に優れることから北海道で 広く栽培され、フルーティーで華やかな香りと、程よい酸味がもたらすフレッシュな味わいが魅力です 。

三者、余市町の同じ畑のケルナーを使っています。

収穫も自分たちの手で行い、選果(ブドウの選別)もそれぞれが違う方法で行いました。

醸造スタイルは三者三様

三者それぞれが北海道やドイツのケルナーから造られたワインを飲み、理解を深めた上で自分たちが目指すワインの方向性と醸造方法を決めました。 ワインは「ブドウありき」というのはよく言われることですが、醸造過程において造り手がする一つ一つの判断も、ワインを形づくる上で非常に大事な要素であるということを体感していただけるシリーズです。

12月10日(19:00〜)発売開始

ワインのお取り扱いについてはアークセラーズ株式会社への販売委託と、MARO Wines公式オンラインショップでも販売致します。 オンラインショップでの販売開始は12月10日19:00〜を予定しております。※30セット限定 (オープン価格)

これまで「輸入ワインしか飲んでこなかった」「日本ワインに興味がなかった」という方にもぜひ召し上がっていただき、日本ワインの美味しさやこれからの可能性を感じていただきたいと考えております。

酒販店/飲食店様など、業務用のお取り扱いについてはアークセラーズ株式会社にお問い合わせ下さい。

アークセラーズ株式会社

Tel 03-6743-7033

Mail info-acc@arkcellars.com

2024年は "VALLI" の Jen Parr が参加

WORLD WineGrowers 2年目となる2024年は、新たに"VALLI"の醸造家 Jen Parrが加わってくれました。 VALLIはニュージーランドのセントラルオタゴでいち早くPinot Noirの栽培に着手し、以来テロワールを生かしたワインは国際的にも評価が高いです。
Jen Parrは2015年よりVALLIに加わり、VALLIのワインをIWCやDWWAなどで数々の賞に導いた他、NZ の"Winemaker of the Year"にも輝いたことがある実力の持ち主です。

2024年は昨年に引き続きGavin Tait氏、そして新たにJen Parr氏がHokkaido SPACE Wineryでワイン造りをしています。仕込む品種は2023年と同様にケルナー、そして今年はツヴァイゲルトレーベ※を仕込んでいます。

※ツヴァイゲルトレーベ…北海道を代表する黒ブドウ品種の一つ

最新の情報については随時、MARO Wines公式Webサイトやインスタグラムにて発信しております。

MARO Wines 公式Webサイト https://maro-wines.com/
MARO Wines インスタグラム https://www.instagram.com/maro_wines/

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会社概要

株式会社Hokkaido SPACE Winery

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URL
https://hokkaido-space-winery.com/
業種
製造業
本社所在地
北海道夕張郡長沼町東9線南5番地
電話番号
-
代表者名
麿 直之
上場
未上場
資本金
50万円
設立
2023年04月