海の恵みが、酒になる。 大正14年創業の『的矢かき』老舗養殖場が、牡蠣殻を肥料に酒米を栽培。 G7サミット乾杯酒の蔵元と挑む「里海循環」日本酒プロジェクト始動!
クラウドファンディング2025年11月7日9時より開始いたします!
生食用牡蠣『的矢かき』の養殖・販売を手掛ける有限会社佐藤養殖場(三重県志摩市、代表取締役:濱地大規)は、牡蠣殻を肥料として活用し、酒米「神の穂」を栽培、その米で日本酒を醸造する「里海循環プロジェクト」を始動します。

本プロジェクトは、G7伊勢志摩サミットの乾杯酒を手掛けた大田酒造(三重県伊賀市)、および志摩市の稲作農家・前田俊基氏と連携して行うものです。プロジェクトの実現に向け、2025年11月7日よりクラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」にて、300万円を目標とする資金調達を開始しました。
▼クラウドファンディング プロジェクトページ
https://readyfor.jp/projects/satoumijunkan_2025
■ 100年の歴史を持つ養殖場が挑戦する未来「水産業×農業×蔵元」
有限会社佐藤養殖場は、大正14年の創業以来、100年間にわたり美味しくて安全な『的矢かき』づくりに励んできました。その歴史は、常に「海に生かされてきた」という自然環境への感謝と共にあります。
しかし近年、海の環境変化や地域の過疎化・高齢化に加え、「牡蠣殻の再利用」という課題も抱えていました。牡蠣殻を更に有効活用し農業とも連携し海の恵みとして地域に還元できないか。これがプロジェクトの出発点です。
■ 牡蠣殻が米を育て、酒になる。「里海循環」の仕組み
本プロジェクトは、牡蠣殻を「海のミネラルを豊富に含む肥料」として捉え直し、地域の一次産業(水産・農業)と二次産業(酒造)を連携させる新たな挑戦です。
1. 【水産業】(佐藤養殖場) 牡蠣養殖の過程で発生する牡蠣殻をパウダー状に加工し、肥料として供給します。
2. 【農業】(前田俊基氏) 牡蠣殻肥料を漉き込んだ田んぼで、三重県産の酒米「神の穂」を栽培します。海のミネラルが丈夫な稲を育てます。
3. 【酒造業】(大田酒造) 収穫された「神の穂」を使い、特別な日本酒を醸造します。海の栄養が米の味に反映される「海のテロワール」とも言える、これまでにない味わいを目指します。
この取り組みは、単に日本酒という商品を作ることが目的ではありません。この活動を通して海を守り、地域の自然環境を次世代へと引き継ぎ、新たな仕事を生み出すこと。そして、将来にわたって持続可能な産業連携モデルを築くことこそが、私たちが目指す『里海循環』の仕組みづくりです。

■ G7サミット乾杯酒の蔵元「大田酒造」が参画
醸造を担うのは、1892年(明治25年)創業の「大田酒造」。代表銘柄『半蔵』は、2016年G7伊勢志摩サミットのワーキングディナーで乾杯酒に選ばれ、世界にも認められた日本酒です。 七代目蔵元杜氏の大田有輝氏が、「牡蠣殻で育った未知の原料」のポテンシャルを最大限に引き出し、蔵の威信をかけて新たな酒造りに挑みます。
■ 代表者コメント
有限会社佐藤養殖場 代表取締役 濱地 大規
「1000年以上続く海女のふるさとである志摩の地で、私たちは海に生かされてきました。海女さんたちが海藻を畑の肥料にする知恵をヒントに、牡蠣殻を活かした里海の循環を創り出せないかと考えました。この挑戦は、水産業と農業、そして日本酒造りの連携という共創の姿です。どうか私たちと共に、次の100年を紡いでいただけたら幸いです。」
大田酒造 蔵元杜氏 大田 有輝 氏
「G7サミットの乾杯酒を担った蔵元として、品質に一切の妥協はできません。牡蠣殻のミネラルを吸った米は、私たちにとっても『未知の原料』です。しかし、このプロジェクトが持つ『里海循環』の理念に強く共鳴し、酒造りのプロとしてこの未踏のテロワールに挑むことに興奮を覚えています。世界に誇れる『里海の一杯』を必ずや結実させます。」
■ クラウドファンディング プロジェクト概要

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プロジェクト名 |
海の恵みが、酒になる。三重県志摩の里海循環から生まれる日本酒。 |
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実行者 |
有限会社佐藤養殖場 |
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募集期間 |
2025年11月7日~2025年12月25日 |
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目標金額 |
3,000,000円 |
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資金使途 |
酒米「神の穂」の試験栽培費用、牡蠣殻肥料の製造費用、日本酒の醸造委託費用、リターン品の開発・発送費用など |
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プロジェクトURL |
有限会社佐藤養殖場について
有限会社佐藤養殖場は、1925年(大正14年)創業の『的矢かき』の唯一の養殖場です。三重県志摩市の豊かな里海に育まれ、100年にわたり安全で高品質な生食用牡蠣を養殖・販売してきました。伝統の技を守りながらも、時代の変化に応える新たな挑戦として、牡蠣づくりだけでなく、牡蠣殻を肥料に再利用し、酒米栽培や日本酒醸造へとつなぐ「里海循環プロジェクト」を推進。水産業から農業、酒造業へと広がる循環型モデルを通じ、海と人、そして地域の未来をつなぐ持続可能なものづくりを目指しています。
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