子育て世代向け「多拠点居住民泊サービス」-みんなのおうちminkaプロジェクト-始動。都市と地方に生活拠点を持つ二地域・多地域居住を促進。
都市と地方に生活拠点を持ち、豊かなライフスタイルを享受する二地域・多地域居住。興味はあるけど、なかなか実現できない。そのような子育て世代に兵庫県西脇市・多可町の民泊事業者が定額サービスを開始しました。
2025年1月17日(金)一般社団法人まち・ヒト・未来創造研究所(本社:兵庫県西脇市落方町362-1、代表理事:佐藤敬生)は、子育て世代向け定額多拠点居住民泊サービス「みんなのおうちminkaプロジェクト(以下、本サービス)」を開始しました。
サービスの目的や背景
自然豊かな環境で子育てがしたい。帰省するような気分で気兼ねなく遊びに行ったり滞在したい。仕事関連の滞在やワーケーションで利用する場所が欲しい。田舎暮らしをしたいけど家の購入までは手がでない。など、これまで二地域・多地域居住に興味はあっても、なかなか実現できないという課題がありました。また、南海トラフ巨大地震等の大規模災害が発生した際、行政による子育てサービスは一時的に機能停止せざるを得ないため、子育ての労働負担が一気に増えることが予想されます。そのため、中長期に渡る避難期に、平時の子育てサービスに近い環境を迅速に供給できる備えが求められます。一方、地方では、人口減少・少子高齢化が進むにつれて空き家の増加が社会問題化しています。その対策として、空き家を再利用して民泊事業を開始し、地域活性化に取り組む事業者が増えつつありますが、平日の利用者は少ないという課題があります。そこで、本サービスは、神戸・大阪等、阪神間の都市圏に住む子育て世代を対象に「平時をより豊かに。有事はしなやかに。」をコンセプトに、都市と地方とのゆるやかな顔馴染みの関係を楽しみながら構築できるサービスを提供し、平時でも有事でもシームレスに子育て環境を享受できる足掛かりとなることを目指します。
サービス詳細
大きく2つのサービスを用意しています。まずは、どなたでも気軽に参加できるように「はじめて防災」という、オンライン防災学習スクール「デジ防災®︎」と「里山キャンプ」を企画運営していきます。1つ目の「デジ防災®︎」は、小学生が防災や災害発生時の対処法を楽しく自主的に学べるデジタル防災学習システムを活用し、オンライン(Zoom)で無料で学べるバーチャルの機会です。2つ目の「里山キャンプ」は、西脇市・多可町のキャンプ場などで、テントを立て、川で水を汲み、焚き木を集めて火おこしから始める飯盒炊爨、ドラム缶風呂等、リアルの場でしか体験できない「里山キャンプ」を企画運営していきます。
次に、会員限定のサービスとして、より自分らしく都市と地方の暮らしを長期的に楽しみたい方に、兵庫県西脇市や多可町の民泊事業所を定額で利用できる、子育て世代向け定額多拠点居住民泊サービス「みんなのおうちminkaプロジェクト」を提供します。現在、平日に限り2つの民宿を利用できますが、地域住民が居住する集落に隣接しているため、自然と地域住民との会話が生まれやすい環境にあります。また、両施設ともあえてテレビを設置していません。そのため、普段はテレビやゲームに夢中の子どもたちも、退屈だと感じる暇もないくらい、土いじりや虫取り、山登りや自然探索など、夢中になって自然を満喫していただけます。
サービス料金
子育て世代向け定額多拠点居住民泊サービス「みんなのおうちminkaプロジェクト」は、年間プラン 5,000円/月、3ヶ月プラン 5,000円/月、お試しプラン 10,000円/1回 を用意しています。詳細は下記のサイトをご覧ください。https://cocotococo.jp/minka/
今後の展開
神戸・大阪等の阪神間で暮らす子育て世代に活用いただけるよう、都市圏でのイベント等のPR活動等を展開していきます。また、新たに本趣旨に賛同される民泊事業者と連携し、定額サービスを利用できる民泊施設を増やし、都市と地方との関係人口を多面的に増やしていきたいと考えています。
担当者プロフィール
一般社団法人まち・ヒト・未来創造研究所
代表理事 佐藤敬生
3.11震災発生の10日後に宮城県南三陸町に入り復興支援活動を開始。8年間現地で活動後、2019年4月から兵庫県西脇市に移住し独立。地方創生と事前復興を兼ね備えた二地域居住の可能性を研究するために、2020年4月より兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科博士前期課程に所属。2024年4月より博士後期課程に所属。
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