調理から保存までをひとつで叶える多機能鍋、『おかず鍋』を発売
~家事負担を軽減し食品ロス削減に貢献する三層鋼の次世代調理器具~

金属加工の町・新潟県燕市にて台所道具の自社一貫生産を行ってる 株式会社 宮﨑製作所(本社:新潟県燕市小池 4852-8、代表取締役:宮﨑 豊)は、2025年4月22日より「調理→保存→温め直し」をすべて一つの鍋で完結させる多機能鍋「おかず鍋」を発売いたします。
チタニウム・アルミニウム・ステンレスの三層鋼材を使用したこのお鍋は、無水調理によりビタミンやミネラルなどの栄養分や旨み、風味を逃がさず、色も鮮やかに仕上げます。また、そのまま保存できることで調理から保存までの時間を短縮させます。共働き世帯が増加する現代社会において、健康的な食生活と家事の負担軽減を両立させる台所道具です。
日本の家庭料理を支える新たな挑戦
当社は創業65年の節目を迎える2025年、企業ビジョン・ブランドアイデンティティを一新し、「日本の家庭料理をおいしくする、永くたくさん使いたくなる台所道具をつくる」をビジョンに掲げました。第1弾の「ごはん鍋」に続き、第2弾製品として「おかず鍋」をリリースいたします。


現代の家庭が抱える食の課題に応える
総務省の「労働力調査(2023年)」によれば、夫婦共働き世帯数は1,278万世帯と、専業主婦世帯(517万世帯)の2.5倍となり、共働き世帯比率は71.2%と7割を超えています。一方で、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では、日本人の野菜摂取量は目標値を下回る状況が続いており、特に働く親の食事準備における負担は深刻です。
ソース: 引用元は労働力調査(2023年)
カゴメの2017年調査では、子どもの96%が推奨される野菜摂取量に達していないことが明らかになっており、食事の質と家事の負担軽減を両立させる解決策が求められています。また、株式会社Antwayの調査(2024年)によると、料理の準備には1日平均2時間8分かかり、年間では32日以上の時間が費やされています。
ソース: カゴメ株式会社「31日は「菜(さい)の日」子どもの野菜摂取に関する意識調査」
ソース: 株式会社Antway「料理準備にかかる時間は、1年で32日以上、一生で5年9ヶ月」
開発ストーリー
「おかず鍋」の開発は、現社長の娘婿と娘が携わりました。
私生活では、3人の小さな子供たちを育てる親でもあり、「少しでも野菜を食べてほしい」「バランスの良い食事にしてあげたい」「栄養たっぷりの手料理を作りたい」という思いと同時に、毎日の食事準備の負担や時間的制約に直面していました。
友人、知人、仕事関係の方と食事のお話をするとき、多くの方が同じような課題を抱えていることがわかりました。『きのこを食べないから細かく刻んでスープにしている』『野菜はブロッコリーしか食べないのでブロッコリーは切らさない』など各ご家庭での工夫がある一方で、毎日献立を考え、食事をつくり続けるのは本当に大変なことです。
食事を提供する人が快適に、そしてその方の助けになるような道具を作りたいと思い“おかず鍋”を開発しました。
「多めに作ってそのまま保存できる鍋があれば、包丁やまな板、お鍋を洗う回数も減らせ、2日分のおかずにしたり、お弁当の具材に追加したり、アレンジして翌日のメインディッシュにもすることができる」—この理想を実現するため、おかず鍋には耐食性の強いチタニウムを鍋の内側に採用しました。
「おかず鍋」4つの革新的特長

1. 【調理から保存まで一つで完結】食品ロス削減に貢献
「おかず鍋」は、調理した料理をそのまま保存できる便利さが特徴です。内側に使用されているチタニウムは、人工骨に使われるほど耐食性に優れ、金属イオンの溶出がほとんどない安心な素材。実験では、酸性の強い梅干しを1カ月鍋の中に入れて冷蔵庫の中で保管しても、鍋は腐食することなく食材の風味と鮮度を維持することができました。これにより別容器への移し替えが不要となり、洗い物も約40%削減できます。

2. 【無水調理・余熱調理】栄養価アップで健康的な食生活をサポート
フタと本体が密閉される設計により、鍋内に水蒸気の膜(ウォーターシール)が形成され、少量の水分で調理できる「無水調理」や、余熱を活用した「余熱調理」が可能です。野菜のビタミン保持率は通常の茹で調理と比較して約1.4倍に向上し、調理時間も短縮。さらに省エネにも貢献します。

3. 【スマートデザイン】冷蔵保存と日々の手入れが簡単
冷蔵庫への収納を考慮した省スペース設計のハンドルで、保存がよりスムーズに。また、日々のお手入れが簡単になるよう、食器洗い乾燥機にも対応。調理から保存までをシンプルにまとめたデザインは、使い勝手の良さを徹底的に追求しました。

4. 【オール金属で多用途】アレンジ料理も自由自在
オール金属なので、IH・ガス・オーブンのすべての熱源に対応。また、金属製のツールやハンドミキサーなども直接使えるので、残ったおかずを活用してスープにしたり、チーズをのせてオーブン調理に変えたり、そのままの鍋でおかずのリメイクも叶えます。
実際の使用体験
「我が家では、3人の子供が好きな千切り大根を欠かさず作るようにしています。おかず鍋ができてから、冷蔵庫の中もスマートに、そして洗い物も少なく、子供たちが食べてくれる野菜のおかずがあるという安心感で、毎日の食事の支度に心の余裕が生まれたような気がします」(開発担当:宮﨑)
販売情報
・発売日:2025年4月22日(火)
・販売場所:自社公式オンラインショップ、宮﨑製作所公式楽天市場店
※一つ一つの工程に時間と手間がかかり、たくさん作ることができない為、自社直営ショップのみの販売となります。
会社概要
会社名:株式会社 宮﨑製作所
代表者:代表取締役 宮﨑 豊
所在地:新潟県燕市小池 4852-8
創業:1960 年
事業内容:ステンレス製の台所道具の開発・製造・販売
URL:<brand.miyazaki-ss.co.jp>
本件に関するお問い合わせ先
株式会社 宮﨑製作所 担当:宮﨑絢子
TEL:<0256-64-2773> E-MAIL:<miyazaki@miyazaki-ss.co.jp>
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