岡山発☆30秒で出来る!B型事業所のWEB版 工賃シミュレータ!工賃の不透明さを改善します。
「工賃がいくらもらえるのか分からない…」そんな不安を解決!WEBで簡単にシミュレーションできる新ツールが登場。利用者も事業所も納得の透明性を実現!
直感的な操作。たった30秒でB型作業所の工賃がわかる

就労支援B型事業所Lumo岡山東区店では、B型事業所の課題である工賃の不透明さを改善し、利用者も事業所も納得して就労できるために工賃シュミレーターを公式サイトに実装しました。
私たちは「30秒で工賃をシミュレーションできるWEBツール」を公開しました。このツールは、誰でも簡単に操作でき、利用者が自身の収入を事前に把握できるだけでなく、事業所側の説明負担も軽減します。
重視した点は、誰でも使えるシンプルさ、最小限の入力で工賃のシミュレーションができる点です。
シミュレーションでは、週5回(月20日)作業した場合の概算工賃を算出。利用者は自身にあった作業を「ゲーム作業」「PC作業」「プラスチック作業」の3つの中から選択するだけ。さらに、やってみたい作業やできそうな作業があれば追加で選択することも可能です。
各作業の種類ごとに工賃目安が記載されており、利用者は自分が選択した作業がどのくらいの工賃につながるのかを、事前に明確に理解することができます。
サイト開設後、多くの問い合わせをいただいており、業界でも注目を集めています。
(工賃シミュレーター|就労継続支援B型事業所Lumo岡山東区店)
動画で工賃シュミレーターの使い方を解説
「操作が難しそう…」「本当にすぐできるの?」といった不安を解消するため、実際の操作画面を収めた解説動画も公開。作業内容をクリックするだけという簡単な操作で、すぐに月額工賃が算出される様子をご覧いただけます。
B型事業所における業界課題:工賃の不透明である事

就労継続支援B型事業所における工賃の不透明さは、業界の大きな課題となっています。
厚生労働省の調査によれば、平均工賃月額は平成27年度で15,033円。平成18年度と比較して22.9%の上昇を見られるものの、時給換算すると193円という結果になります。同年度の最低賃金の全国平均798円の4分の1以下という極めて低い水準にとどまっているのが現状。また、上位25%の事業所と下位25%の事業所の間には約5倍もの工賃差が生じており、事業所間に格差があることも課題に挙げられます。
(引用:平成27年度工賃(賃金)の実績について|厚生労働省)

日本財団が実施した平成29年の調査によれば、工賃の計算方法も事業所によって様々です。
最も多いのは「1時間当り工賃×就労時間+賞与」で算出する事業所で28.9%、次いで「1時間当り工賃×就労時間」で算出する事業所が26.0%となっています。その他にも「利益分を能力等で分配」する方式や「金額固定+賞与」といった方式で算出する事業所も存在します。
(引用:就労支援B型事業所に対するアンケート調査 報告書|日本財団)
このような状況では、利用者が自身の工賃を事前に把握・納得することは困難です。「いくらもらえるのだろう」という不確実性がつきまとい、就労意欲の低下や生活設計の不安定さを招きかねません。
自分にとって最適な事業所を選ぶためには、提供されるサービス内容だけでなく、自分の働きに応じてどれだけの工賃が得られるのかも重要です。
これらの課題を解決し、利用者が工賃を理解・納得した状態で就労活動に取り組める環境を整備することが求められているのです。
工賃の不透明さをなくし、誰もが納得して働ける環境をつくりたい

事業所ごとに異なる工賃、分かりにくい計算方法、事前に確認できない収入…。この不透明さが、働く意欲を削いでしまうことがあるのではないかと、私たちはずっと考えていました。特に知的障害や発達障害のある方々にとって、複雑な計算式や変動要因を理解することは簡単ではありません。
私たちがこのツールを通じて実現したいのは、単なる「工賃計算の効率化」ではなく、B型事業所で働く人が自分の労働の価値を理解し、納得をして働ける環境をつくることです。自分の労働がどのように評価され、どれだけの対価につながるのかを理解することは、働く意欲を維持・向上させる上で非常に重要です。
誰でも30秒でできる「工賃シミュレーション」は、難しい計算は不要。スマホやパソコンから簡単に、リアルタイムで工賃を見える化できます。利用者の皆さんが、自分の働き方を納得して選べるように、そして事業所の方々も、より透明性のある運営ができるように。このツールが、そんな未来をつくる一歩になればと願っています。
実際にリリースした後、「こんなツールを待っていた」「事業所でも活用したい」など、多くの方々から反響をいただきました。
私たちは、これからも「B型で働くすべての人が、安心して前を向ける社会」を目指して、挑戦を続けていきます。
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