岡山のリサイクルプラスチック杭屋が出版する絵本・第２弾『8000キロを旅した杭２クリッターちゃん』が2025年8月7日（木）発売！

太平洋戦争終結80年という節目に、絵本を通じて平和、環境問題、国際友好について考えてほしい。実際に太平洋を渡った「境界杭」をモデルにした大冒険ノンフィクションストーリー第２弾

中小企業ROCK

2025年8月12日 07時00分

再生プラスチックを原料に「杭」などの製造・販売を行う株式会社リプロ（本社：岡山市南区、代表：岡田ケンゴ）は2025年8月7日（木）、絵本『8000キロを旅した杭２クリッターちゃん』（英題：Little Critter’s 5000 miles Adventure 2）を発行しました（発売元：株式会社ザメディアジョン／本社：広島市西区）。

本作は2014年に発表した『8000キロを渡った杭オーカスくん』に続く絵本の第２弾。『～オーカスくん』は出版後「国際測量者連盟（FIG）」の会議で発表され、大きな反響を呼びました。本作は戦乱の絶えない現在、「境界杭」の意味を問うことで改めて平和について考えてもらえればと制作しました。本作出版にあわせて、前作『～オーカスくん』も新装版として再発売します。

【注目トピック】

・主人公は「杭」!?　実際にあった国際交流をベースにしたストーリー

・前作は「日本図書館協会選定図書」。今作は「日本測量者連盟」会長が帯コメントを寄稿

・人気アニメーション映画『ルックバック』『時をかける少女』『思い出のマーニー』などの美術を手掛けた鮫島潔氏がイラストレーションを寄稿

■STORY

宮崎県日向市で暮らす「杭」の女の子・クリッターちゃん。彼女は土地の境界を示す「境界杭」として働いているが、広い世界を自由に旅したいという夢も持っている。ある日、大雨でガケ崩れが起こり、水路に投げ出されてしまう。あてもなく太平洋を流されるクリッターちゃん。彼女を助けるため世界中の杭がセンサーで情報交換するが、その中には戦争で自分の持ち場から強制的に排除されようとしている杭もいた……。

太平洋をさまよいながら、自分の居場所について考えるクリッターちゃん。やがてアメリカ西海岸・オレゴン州の港町に流れ着き、デールさんに拾われる。デールさんは本体に刻まれたナンバーから、クリッターちゃんが宮崎県日向市から8000キロかけて流されてきたことを知る。日本からかけつけたクリッターちゃんの生みの親は、自分の未来は好きに決めていいと申し出る。最後に彼女が下した決断は……？

■DOCUMENTARY

本書は実際にあった話をモチーフにしています。2014年10月の台風で宮崎県日向市から流出した杭が2016年5月、オレゴン州ポートオーフォードの砂浜で発見されました。杭は太平洋8,000キロを旅して、アメリカ西海岸に辿り着いたのです。

やがて杭をきっかけに日向市とポートオーフォードの交流が生まれました。一本の境界杭がアメリカと日本という２つの国をつないだのです。

■EXTRA INFORMATION

人気アニメの美術を多数手がけた鮫島潔さんがイラストを寄稿（※この画像は完成前のものです）

■DETAILS

・タイトル／8000キロを旅した杭２　クリッターちゃん

（英題：Little Critter’s 5000 miles Adventure 2）

・発売日／2025年8月7日（木）

・原作／岡田ケンゴ（おかだ・けんご）

・絵と文／石井晃二（いしい・こうじ）、さめしまきよし

・販売エリア／岡山・広島県内主要書店、Amazon、株式会社リプロオンラインストアほか

・販売価格／定価3,080円（本体2,800円＋税10％）

・発行／株式会社リプロ

・発売／株式会社ザメディアジョン

■株式会社リプロについて

岡山に拠点を置く、再生プラスチックを材料に測量用の「杭」などを製造・販売するメーカー。2022年には「世界一のプラスチック境界杭メーカー」としてギネス世界記録®に認定される。代表取締役社長の岡田ケンゴは岡山の地域活性化のため「中小企業ROCK」というイベントを主催。ラジオパーソナリティも務めるなど多岐に渡って活動する。