【速報】Forcesteed Roboticsが Llama 3.2 70Bの“完全学習”に成功。AIキャッシュ搭載サーバで、フルパラメータ学習を誰でも使える武器に。
Forcesteed Roboticsが、台湾製「Edgestar」サーバで、圧倒的低コスト・高速化を実現
株式会社Forcesteed Robotics(本社:東京都江東区、代表取締役:大澤弘幸、以下「Forcesteed Robotics」)は、台湾の先端AIハードウェア企業Spingence Inc.(以下「スピンジェンス社」)と連携し、PHISON社製のAI SSDキャッシュを搭載した学習特化型GPUサーバ「Edgestar」を活用することで、大規模言語モデル「Llama 3.2 70B」のフルパラメータファインチューニング(完全学習)を現実的な形で行える新たなソリューション環境を整備しました。
従来、数千万円規模のクラウドGPU環境が必要とされていたこのプロセスを、1/5以下のコスト・オンプレミス構成で実行可能とする実用基盤を構築。これにより、スタートアップや中小企業、大学など、より幅広いプレイヤーによるフルモデル学習の現場導入が現実のものとなります。

■ クラウド不要、GPU数億円時代の終焉。
LoRAなどの軽量手法では難しい、モデル全体の最適化と深いドメイン適応。RAGでは補いきれない生成品質を求める現場において、フルパラ学習は今なお不可欠な技術です。
Forcesteed Roboticsは、「Llama 3.2 70B(推定700億パラメータ)」のトレーニングを、スピンジェンス社のEdgestarサーバーで安定・高速に実行。クラウドへの依存を断ち、省スペース・低コスト・高効率なAI開発基盤を実証しました。
■ 他社GPUサーバでは実現困難な理由
Edgestarは単なるGPUサーバではなく、深層学習向けに最適化されたAIキャッシュ技術を備えた特殊構成を採用しています。具体的には、PHISON社の提供するAI SSD(学習専用キャッシュ)により、I/Oボトルネックの回避と学習処理の大幅な高速化が可能となり、従来のLoRAやRAGベースでは到達できなかったフルパラメータ学習の現実的運用を支えています。
■ LLMもVLMも。次世代AI開発が“自前で作れる時代”へ。
本環境は、言語モデル(LLM)だけでなく、画像や図表を含む統合解析が可能なVLM(Vision-Language Model)にも対応しており、ロボティクスや自動運転、製造現場などでのAI応用に直結する基盤としても活用可能です。
Forcesteed Roboticsは、日本国内におけるEdgestarサーバの正規販売代理店として、導入支援、ファインチューニング代行、技術コンサルティング等のソリューション提供を今後本格展開してまいります。
■ なぜ「フルパラメータ学習」が必要なのか?
近年、ChatGPTのような生成AIが話題を集めていますが、それらの多くは「汎用型」のモデルであり、高度かつ専門領域での活用には限界があります。例えば以下のような場面では、フルパラメータ学習が欠かせません。
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医療・製造・法律など、独特の専門用語が多く、データ量が膨大な領域でAI活用をしたい場合
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ロボットや自動車が状況に応じた判断・動作を柔軟に行う「頭脳」をつくる場合
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対話型AIが、「企業独自のマニュアルや判断基準」を学び、正しく対応する必要がある場合
これまでこうした用途には、巨大なクラウドGPU環境と莫大な費用が必要であり、限られた企業しか手を出せませんでした。
今回、Forcesteed Roboticsが実現した「Edgestar」を活用したオンプレミス・低コストでの完全学習は、こうした高度なAI開発を「誰でも手が届く、実現できる現実的選択肢」に変えたという点で、大きな意味を持ちます。
コメント:Forcesteed Robotics CEO&CTO 大澤弘幸
「生成AIを“使う”だけでなく、“作る”ことをもっと身近にしたいと考えております。GPUやクラウドに縛られない自前のAI開発環境があれば、誰もが自分の業務や現場に最適なAIを構築できます。文だけでなく、図や映像も理解するAIへ。Forcesteed Roboticsは、AI開発の“標準装備”を更新する挑戦を続けていきます。」
私たち、Forcesteed Roboticsの技術と展望について
Forcesteed Roboticsは、自律型ロボット、人工知能(AI)、画像認識、3Dデータ処理、自動運転などの先端領域において高い技術力を有し、これらを統合した知能化ロボットの社会実装を推進しています。特に、労働力不足の深刻化が進む現場において、実効性のある自動化・省人化ソリューションの提供を通じて、社会課題の解決に資する技術開発に注力しています。
現在は、複数の大手製造業と連携し、生成AIや視覚言語モデル(VLM)を活用した人型・作業ロボットの「大脳機能」に相当する認知・判断モジュールの共同研究開発を進行中です。
これにより、従来の動作指令型ロボットでは実現が難しかった「状況理解」「文脈判断」「柔軟なタスク適応」を可能にする次世代ロボットの開発が加速しています。
さらに、製造業以外の産業分野でも同様の知能化ロボットの導入に向けた協議を展開しており、当社が正規販売代理を務めるLLM/VLM対応AIサーバー「Edgestar」についても、官民を問わず多くの引き合いが寄せられ、すでに納品実績を有しています。
今後は、これらの研究開発のさらなる深化、新規案件の獲得、Edgestarサーバーの本格展開を通じて、持続的な事業成長と社会的価値の創出を図ります。
Forcesteed Roboticsは、AI×ロボティクスの融合によって、国内外の産業基盤を支える中核テクノロジー企業を目指してまいります。
【会社概要】
会社名:株式会社Forcesteed Robotics
所在地:東京都江東区青海2−7−4 The SOHO 815
設立:2024年07月29日
代表取締役:大澤弘幸、諸岡亜貴子
事業内容:AI・画像認識・ロボティクス技術の研究開発および社会実装
Spintronics社製「Edgestar」サーバの販売および技術支援
Webサイト:https://www.forcesteed.com/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Forcesteed Robotics 広報担当
Email:contact@forcesteed.com
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