オンラインゲームのコミュニティ管理プラットフォーム「GGWP」が日本市場に展開　安心・安全なゲーム体験提供に貢献

77%のプレイヤーがゲーム中にひどいハラスメントを受けた経験があると回答　AIが不適切な言動を検知して迅速に対応、98%自動化運用が可能

GGWP Inc.

2025年6月10日 10時00分

「モデレーション」とは、オンライン上のコミュニティやコンテンツにおいて、不適切な言動や内容がないかを確認し、管理・調整することで、健全な環境を保つための活動を指します。

GGWP株式会社（本社：米国サンフランシスコ、最高経営責任者：Dennis Fong）は、チャットや音声機能を備える家庭用ゲーム機のゲームタイトルを対象に、健全なゲームコミュニティの構築を支援する管理プラットフォーム「GGWP」を日本市場で展開します。

オンラインゲーム市場の成長と共に深刻化するハラスメントや不適切チャットによるユーザー離脱という課題に対し、AIと専門家による精度とスピードを両立したモデレーションを提供します。コミュニティ運営の98%自動化を実現し、ゲーム開発者の運営負担とコストを軽減。安全で健全なゲーム環境とユーザーの定着率向上をサポートします。

「GGWP」公式サイト：http://www.ggwp.com

本件に関するお問い合わせ先：hello@ggwp.com

現状ゲーム市場の成長と直面している問題

近年、オンラインゲーム市場は急速な成長を遂げる一方で、ハラスメント、差別、不適切なユーザーチャット内容などの問題が深刻化しており、コミュニティを蝕んでいます。調査によると、77%のユーザーがゲーム中にひどいハラスメントを受けた経験があり、67%が「乱暴な言葉を受けた」ことを理由にゲームを辞めた経験があると報告されています。また、20%のユーザーが、不健全なゲーム環境が原因でゲームを離脱するというデータもあり、これらの問題はゲーム事業者にとって、ユーザーの不満増加と離脱率上昇という深刻な課題を引き起こしています。

日本においても、EUのデジタルサービス法（Digital Services Act）をはじめとする国内外の法規制により、ゲーム開発者およびコミュニティ運営者は、ユーザーの安全とゲーム体験の質を確保することが求められています。しかし、多くのゲーム事業者にとって、これらの問題に対処するための十分な時間や予算、人員が不足しており、効果的な対策を講じることが難しい状況です。

こうした背景を受け、GGWPは、AI技術と専門家によるサポートを組み合わせた最先端のモデレーションプラットフォームを提供することで、日本のゲームコミュニティの健全化に貢献し、ゲーム開発者の運営負担を軽減します。

GGWPモデレーションプラットフォームの特徴

AIと専門家によるハイブリッドモデレーション：高度なAIがリアルタイムで不適切な言動を検知し、専門チームが迅速かつ適切に対応。モバイル・コンソールゲームにおけるテキストチャット、ボイスチャット、ゲーム内行動など、あらゆるコミュニケーションチャンネルを対象とし、精度とスピードを両立します。

自動モデレーション：GGWPのAIを活用した自動モデレーションを導入することで、チャットや音声コンテンツの運用を98%自動化し、プレイヤー体験を損なうことなく、コミュニティチームやカスタマーサポートチームの負担を大幅に軽減します。これにより、ゲーム開発・運営コストの削減に大きく貢献することが期待できます。

包括的なモデレーション：ゲームタイトルやコミュニティの特性に合わせて、柔軟なルール設定が可能。各ゲームに最適なモデレーションを実現します。

デジタル法への対応: 日本の関連法規制を遵守し、ユーザーのプライバシーと権利を保護。安全で信頼性の高いプラットフォームを提供します。

GGWPプラットフォームがもたらす価値

GGWPのプラットフォームは、問題行動の抑制だけでなく、健全で活気あるゲームコミュニティの構築を支援します。

ユーザーの安全と安心：ハラスメントや不適切なコンテンツからユーザーを強力に保護し、すべてのプレイヤーに快適で安全なゲーム環境を提供します。

ユーザー離脱の抑制：健全なコミュニケーションが活発なコミュニティを育み、ユーザーの定着率とエンゲージメント向上に貢献します。

ブランドイメージの向上：安全なコミュニティは、ゲーム事業者の信頼性とブランド価値を高めます。

運営効率の向上：高度なAIモデレーションにより、運営コストを削減し、コミュニティ管理にかかるリソースをコアであるゲーム開発へ集中させることが可能になります。

導入事例：Omeda Studios

Omeda Studiosは、GGWPのモデレーションプラットフォーム導入後、以下の顕著な成果を上げています。Omeda Studiosは2020年に設立されたゲーム開発会社で、コミュニティ主導のアプローチで基本プレイ無料のマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナMOBAゲーム「Predecessor」の開発しています。

1ゲームセッションあたりの攻撃的なチャットメッセージが35.6%減少
アクティブにチャットを行うプレイヤーによる攻撃的なメッセージが56.3%減少
アイデンティティ関連のインシデントが58%減少
暴力関連のインシデントが55.8%減少
ハラスメント関連のインシデントが58.6%減少

Omeda StudiosのライブプロダクションおよびゲームオペレーションのシニアマネージャーJon Sredl氏は、「GGWPのプラットフォームはプレイヤー数の増加に合わせてリニアにスケールするため、大規模なカスタマーサービス部門を新たに雇用する必要がなく、ゲーム開発にリソースを集中できる」と述べています。

Omeda StudioはGGWPモデレーションプラットフォームを導入時、活用した三段階アプローチ：

ライブフィルタリング：不適切な言葉や差別用語をリアルタイムでフィルタリングし、不快なメッセージに対する最初の防衛線として機能します。
高度な検出モデル：カスタム言語モデルが、アイデンティティへの憎悪、脅迫、言葉による嫌がらせなど、様々な種類の有害なメッセージを数秒以内に検知します。
行動に基づく制裁：プレイヤーの過去のパターンと現在のセッションでの行動を分析することで、状況に応じた制裁（例えば、一時的な興奮に対するセッションミュートから、繰り返される違反に対するより長く厳格な罰則まで）を適用します。

GGWP の共同創業者兼CTO、 George Ng氏によると、問題発言の再発率は55%～75%減少しており、警告後のプレイヤーの再犯率が大幅に低下しています。これらの結果は、GGWPのプロアクティブなモデレーションが、コミュニティの健全化に大きく貢献することを示しています。

担当者コメント

GGWP Inc.　最高経営責任者　Dennis Fong氏

「Omeda Studiosは、コミュニティとのコミュニケーションにおいて高い透明性を誇ります。ユーザー中心のアプローチは非常に素晴らしいことだと思います。近年、ゲームやライブ配信などのプラットフォームにおいて、ユーザー行動がコミュニティに悪影響を及ぼす事例が増加しています。今後、日本およびアジアの開発者がGGWPモデレーションプラットフォームを活用することで、適切なモデレーションとコミュニティ管理を通じて、より健全で快適なユーザー体験の実現を全力で支援いたします。」

Omeda Studios　ライブプロダクションおよびゲームオペレーションのシニアマネージャー　Jon Sredl氏