JNSCA神原国際連携担当理事、英国国王基金35周年記念式典に出席
2025年6月11日(現地時間)、英国ロンドンのセント・ジェームズ宮殿にて開催された、英国国王チャールズ3世陛下が主導する「The King’s Foundation(旧Prince’s Foundation)」創設35周年記念式典に、一般社団法人日本地域コンテンツ振興協会(本社:東京都千代田区、理事長:神原 未綺、以下「JNSCA™」)の神原未綺理事長および、神原伸太郎国際連携担当理事が出席いたしました。

英国国王チャールズ3世陛下が長年にわたり提唱してきた「自然と共生する持続可能な社会」の理念に基づき、同財団では農業・建築・職人技術などの分野で教育・支援活動を展開しています。特に、国王ご自身が35年以上にわたり取り組んできた有機栽培や自然農法の実践は、今なお世界的に注目される指導理念となっており、今回の式典でもその精神が随所に感じられました。


■職業訓練の最新動向を視察
神原国際連携担当理事は式典の前日、職業訓練施設「The King’s Foundation Training Site」も視察。同施設では、伝統的な手仕事やクラフツマンシップの継承とともに、持続可能な素材の活用や、地域社会との連携による人材育成が行われており、日本の工芸や地域文化との親和性の高さを確認する機会となりました。
英国国王チャールズ3世陛下が1990年に設立した同基金(旧称プリンス財団)は、教育や文化遺産の継承、環境保全を通じて持続可能なコミュニティ作りを推進する公益財団であり 、スコットランドのダンフリーズ・ハウスを拠点に伝統工芸や建築、農業、都市再生など多岐にわたる教育プログラムを展開して、現在では年間約1万5千人の学生に研修機会を提供しています 。中でも近年注目されているのが、同基金と高級ブランドが連携して開始したメティエ・ダール(職人技術)育成フェローシップ制度です。例えば2024年に開講した刺繍(エンブロイダリー)のフェローシップ課程では、選抜された若手デザイナーらが約6か月間にわたりオートクチュール刺繍の技術習得に取り組みます。伝統的手工芸の高度な技能を次世代に伝承しつつ、民間企業の専門知識や支援を取り入れるこのような官民連携の職業訓練モデルは、英国における最新の取り組みとして大きな成果を上げ始めています 。神原国際連携担当理事は現地で指導担当者や研修生とも意見交換を行い、伝統技術の保存と人材育成を両立させる革新的プログラムの有効性を実感しました。

神原国際連携担当理事は「今回、英国で先進的な職業訓練の現場に触れ、日本にも数多く存在する優れた伝統工芸や地域コンテンツを世界に発信していく重要性を再認識しました。JNSCA™の新たな国際展開施策を通じ、日本各地の魅力をグローバルに届けるとともに、現地のパートナーとの協働により双方の地域社会の活性化に貢献していきたい」と抱負を述べています。
今回の式典および職業訓練施設の視察を通じて、The King’s Foundation の職業訓練プログラム(有機栽培・園芸、伝統工芸、サステナブル建築、調理などを実践的に学ぶカリキュラム)が、日本の地方創生に大きく資する可能性があると強く感じました。
今後、JNSCA™では、The King’s Foundation からのご助言やご協力を仰ぎながら、日本各地の伝統工芸・地域食文化・農業分野などに対する職業訓練プログラムの導入を目指してまいります。
これにより、日本の地方における人材育成や技術継承の基盤づくりを進めるとともに、地域産業の担い手不足の解消と新たな雇用機会の創出に向けた取り組みを今後も検討してまいります。
■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人 日本地域コンテンツ振興協会(JNSCA)
事務局(国際連携担当)
Email:info@jnsca.jp
公式サイト:https://jnsca.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像