三菱UFJ銀行への生成AI×RAGによる「手続検索支援システム」の提供を開始

Japan Digital Design 株式会社

Japan Digital Design株式会社(代表取締役CEO 浜根 吉男、以下JDD)は、株式会社三菱 UFJ 銀行(取締役頭取執行役員 半沢 淳一 、以下 三菱UFJ 銀行)に対し、行内の各種手続文書の検索・確認作業の効率化を目的とした生成AI×RAGによる「手続検索支援システム」の提供を開始しました。

導入の背景:三菱UFJ銀行が抱える手続に関する課題

三菱UFJ銀行の手続文書は100,000ファイル以上の膨大な量で、これらの文書は法改正や商品拡大による改廃が頻繁に行われるため、常に最新の情報を確認する必要があります。また、業務も多様化しており、従業員の手続文書の検索・確認作業にかかる負荷軽減は、組織全体で重要な課題となっています。

JDDの提供ソリューション:生成AI×RAGの活用

JDDは、これらの課題に対し「手続検索支援システム」を通じて、生成AIとRAG(Retrieval-Augmented Generation)の仕組みを活用した検索体験を提供しました。

チャット形式での対話型検索を行い、AIによる回答と根拠となる手続文書を表示することで各担当者が対象手続を検索する負荷が軽減されます。

特徴1

チャット形式での対話型検索:手続に関する問いに対し、AIが適切な回答を提示します。

特徴2

根拠リンクの表示:回答に紐づく原文書のプレビュー画像および原文書リンクも併せて表示することで、ユーザーの確認工数を大幅に削減し、かつAIのハルシネーションリスクにも対応しています。

導入プロセスと展望

三菱UFJ銀行のデジタル戦略統括部と協働のもと、開発着手から3ヶ月という短期間でのリリースを実現した本ソリューションは、手続ファイルの事前修正を不要としたまま業務に耐えうる検索精度を実現しました。今後さらに対応手続やユーザー数の拡張を予定しており、将来的には全行展開を視野に入れて開発を進めております。また、本取り組みで得られた業務知見および技術資産を活かし、MUFG内各社への展開についても検討を進めております。

本件は、当社の生成AI技術を活用した業務支援ソリューションにおける重要なユースケースであり、今後の金融業界における業務DXの加速に貢献するものと考えております。

Japan Digital Design株式会社(JDD)について

JDDは「金融の新しいあたりまえを創造し人々の成長に貢献する」というミッションのもと、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)の一員として、より良い金融体験を創造することをめざします。

顧客視点の体験設計、高度なデータ分析やAI機械学習モデルの構築、最新技術を取り入れた柔軟なシステム設計・実装など、MUFGのDX活動に対するソリューションを提供します。また、MUFGとの協業・人材交流やR&D機能を通じて、金融のイノベーションを先導し、お客さまにとっての金融体験や、MUFGの事業環境をアップデートし続けます。

会社概要

会社名:Japan Digital Design 株式会社

設立:2017年10月2日

代表者:代表取締役CEO 浜根 吉男

本社所在地:〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-3-5 日本橋トークビル (受付 9階)

HP: https://japan-d2.com/

お問い合わせ先

E-mail: inquiry@japan-d2.com

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https://japan-d2.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋本石町3-3-5 日本橋トークビル (受付 9階)
電話番号
-
代表者名
浜根 吉男
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年10月