オーストリア・グラーツ発 - アントンパール、熱分析の常識を変える新世代示差走査熱量計「Julia DSC」を発表
アントンパールは2025年10月8日(水)、新世代の示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」を発表しました。
新世代の示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」は、材料分析において、かつてないスピードとシンプルな操作性を実現する革新的なDSCです。

今回の新製品により、アントンパールの材料特性評価ラインナップにDSCが新たに加わりました。これにより、レオロジー測定、粒子特性評価、表面・細孔分析まで、ワンストップで提供できるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強固なものにします。
「Julia DSCは、高性能と使いやすさを両立させ、熱分析に新しい基準を打ち立てました」と、プロダクトマネージャーの
Jiří Kislingerは語ります。
「圧倒的な冷却速度、迅速な測定結果、そしてほとんどトレーニングを必要としない操作性 - まさに現場のニーズに応える革新であり、それをお届けできることを誇りに思います。」
Julia DSC:スピードと精度を両立する、新世代の示差走査熱量計



①Julia Suiteソフトウェアは、直感的に使えるグラフィカル編集機能に加え、自動キャリブレーション、性能チェック、QC専用モードを搭載。特別なトレーニングは不要で、スピード・精度・操作性のすべてを最適化しています。
②示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」は、外部チラー不要で-35℃まで測定できる空冷式ペルチェモジュールを搭載。さらに、わずか5分以内で冷却モジュールを交換するだけで-170℃の極低温まで対応可能です。市場最速の切り替えスピードを誇り、研究の柔軟性を大きく広げます。
③オプションのオートサンプラーは最大70検体と8つのリファレンスポジションに対応し、手作業を減らしつつ処理能力を大幅に向上させます。さらに、プログラム可能なエコモードにより省エネ運転を実現し、サステナビリティを重視する研究室に最適な次世代ソリューションです。
高度な品質管理から最先端の研究開発まで、示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」はわずか数分で信頼性の高い結果を提供します。DSCの使いやすさと測定効率をさらに向上させ、熱分析の新たな可能性を切り拓きます。
示差走査熱量計「Julia DSCシリーズ」の紹介動画をぜひご覧ください
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株式会社アントンパール・ジャパン
〒131-0034 東京都墨田区堤通1-19-9 リバーサイド隅田1階
製品の詳細は公式サイトをご覧ください:
https://www.anton-paar.com//differential-scanning-calorimeter-julia-dsc/
その他の情報は、03-4563-2500 または info.jp@anton-paar.com までお気軽にお問い合わせください。
アントンパールについて
アントンパールは1922年にオーストリア・グラーツで創業し、密度・濃度測定、レオメトリー、粘度測定、溶存二酸化炭素測定の分野で世界をリードしています。さらに、ラマン分光、X線回折(XRD)、粒子径解析、表面解析など、最先端の分析技術も幅広く提供しています。
世界の主要なビール・ソフトドリンクメーカーをはじめ、食品、化学、石油、製薬業界の企業、そして一流の学術研究機関まで、多様なお客様にご利用いただいています。アントンパールは年間売上の14.5%を研究開発に投じ、革新的な技術開発を通じて科学と産業の発展に貢献しています。

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