社寺（神社仏閣）支援事業を新たに展開～3周年を迎える一般社団法人全国VR推進協会が推進～

前身法人時代から累計10年間で全国5,000店舗のVR導入・活用を支援

一般社団法人全国VR推進協会

2025年9月19日 08時00分

一般社団法人全国VR推進協会（所在地：神奈川県藤沢市、代表理事：藤原憲市）は、2025年10月31日をもって法人設立3周年を迎えます。前身の会社時代から累計10年間で、全国5,000店舗における集客・デジタル活用支援を行っており、今月からは社寺（神社仏閣、以下社寺）支援事業を開始いたします。

店舗支援から社寺支援へ広がる活動

当協会はこれまで、VR技術を活用したGoogleストリートビュー撮影やGoogleビジネスプロフィールを活用した集客支援を中心に、小売店・飲食店・美容院・不動産など多様な店舗の発展に寄与してまいりました。これにより、地方都市から大都市圏まで幅広い店舗で「来店体験の向上」「スタッフ教育の効率化」「販促手法の革新」が実現しています。

その活動の中で、撮影や出張の合間に全国各地の社寺を参拝する機会が増えました。

日本には全国各地に数多くの社寺が存在しています。文化庁が公表する『宗教年鑑』（令和5年版）によれば、宗教法人として登録されている神社は約8万社にのぼります（注1）。また、寺院は約7万5千前後とされており、両者を合わせると15万8千カ所以上に達すると推計されています（注2）。

一方で、全国のコンビニエンスストア数は約5万5千〜5万6千店と報告されており（注3）、社寺の数はその約3倍に相当します（注4）。

このデータは、社寺が日本人の生活や文化にいかに深く根差しているかを物語っています。

神社関係者と知り合う中で、「ある程度有名な社寺以外では、護持運営に苦慮なさっている」という話を聞きました。この気づきをきっかけに、当協会はこれまで店舗支援で培ってきたノウハウを応用し、社寺の集客・広報支援を新たに開始する運びとなりました。

（注1）文化庁『宗教年鑑令和5年版』（注2）Food Mileage資料（2015年統計）、R25記事（2022年）（注3）日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計」（2019年）（注4）ダイヤモンド・オンライン記事（2023年）

新たな取り組みの内容

・VR技術を活用したGoogleストリートビュー撮影による境内のデジタル化

・Googleビジネスプロフィールを活用した参拝者・崇敬者増加の仕組みづくり

・クラウドファンディングの活用による諸経費の調達と地域参加型のプロジェクト推進

・地域経済との連携を意識した取り組み（社寺とまちをつなぐプロジェクト）

クラウドファンディングによる推進

社寺支援事業における導入経費は、同じ湘南に拠点のある提携企業と共にクラウドファンディングを活用する予定です。これにより、地域住民や崇敬者が直接プロジェクトに関わることができ、「日本人の心、社寺を守る」という意識を共有しながら支援の輪を広げていくことを目指します。

地域経済とのつながり

社寺は地域に根ざした信仰・文化の拠点であり、周辺の商店街や観光にも影響を与える存在です。当協会の支援により参拝者数が増えることで、周辺地域の飲食店や宿泊施設なども恩恵を受けることが期待されます。単なる宗教施設としてではなく、地域経済を支える文化的インフラとして社寺を位置づけ、持続可能な地域社会の実現に貢献します。