高校生が勉強に集中する方法は「場所」選びが9割?大学受験対策なら、塾の自習室がベスト!
保護者の85.0%が「大学受験に好影響」と回答。「こども教材プラス」が高校生の学習環境を調査
目前に迫る大学受験。「どうすれば勉強に集中できるのか?」という課題に対し、その鍵が「場所」選びにあることが明らかになりました。日本最大級の教育Webメディア「こども教材プラス」(運営:株式会社SUNCORE)が、塾の自習室を利用した経験のある高校生の保護者140名を対象にアンケート調査を実施しました。
【本調査のサマリー】
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集中できる場所、第1位は「塾の自習室」:54.3%(76名)が回答し、2位の「自宅」(20.7%)を大きく引き離す
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保護者の85.0%が大学受験に好影響を実感:定期テストに対しても84.3%がポジティブな影響を実感
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自習室を選ぶ理由は「静かな環境」「仲間からの刺激」「勉強せざるを得ない環境」
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利用のピークは「学校帰り」。「週2〜3日」の利用で日々の学習リズムを構築
今回の調査では、なぜ多くの高校生が自宅ではなく塾の自習室を選ぶのか、その具体的な理由と、利用した結果として学力にどのような影響があったのかを、保護者の視点から明らかにしました。
高校生の勉強場所、2位以下に大差をつけ「塾の自習室」がトップ
「最も集中して勉強できる場所はどこですか?」という質問に対し、半数以上となる54.3%(76名)が「塾の自習室」と回答しました。「自宅」の20.7%(29名)、「図書館」の16.4%(23名)を大きく引き離し、大学受験を控える高校生にとって、自習室が最も信頼できる学習環境であることが示されました。

自習室が選ばれる理由。決め手は「静けさ」と「すぐ質問できる環境」
なぜ自習室はこれほどまでに選ばれるのでしょうか。その理由(複数回答可)を尋ねたところ、「静かで落ち着いた環境だから」(92名)がトップ。僅差で「周りの生徒から刺激をもらえるから」(76名)、「勉強せざるを得ない環境に身を置けるから」(70名)と続きました。 特に、学習内容が高度化する高校生ならではの傾向として、「わからない点をすぐに先生に質問できるから」(59名)という理由も上位にランクインし、学習効率を重視する姿勢がうかがえます。
保護者の声(アンケートの自由記述より)
「同じ志しをもったメンバーがいるなかで、緊張感ある雰囲気で学習にのぞめること、ちかくにアドバイスを受けることができる先生がいること」
「自宅には漫画やゲーム、テレビといった誘惑が多く、ダラけてしまうためです。また、静かな環境も集中力維持に役立っています。」
保護者の85%が実感。自習室が「大学受験」に与える絶大な効果
自習室の利用が学力に与えた影響について尋ねたところ、「大学受験」に対して実に85.0%(119名)の保護者が「非常に好影響だった」または「やや好影響だった」と回答しました。 同様に「定期テスト」に対しても、84.3%(118名)が「好影響だった」と回答しており、「集中できる場所」での学習が、具体的な結果に直結していると多くの保護者が強く実感していることが分かります。

難関大を目指す高校生のリアルな使い方。「週2〜3日」の習慣と「学校帰り」の有効活用
利用頻度で最も多かったのは「週2〜3日」(63名)で、全体の45.0%を占めました。日常的な学習のベースとして自習室が活用されていることが分かります。 利用タイミング(複数回答可)では、「学校帰り(部活がない日)」(83名)が最も多く、次いで「長期休み」(79名)、「塾の前後」(61名)となりました。放課後の時間を有効活用し、学習リズムを構築している高校生の姿が浮かび上がります。

「こども教材プラス」編集長・高野智弘からのコメント
今回の調査から、高校生にとって塾の自習室が、大学受験という明確な目標達成のための『戦略的拠点』となっていることが明らかになりました。特に、中学生時代よりも『わからない点をすぐに質問できる』という点を重視する傾向が見られ、より高度な学習内容に取り組む高校生ならではのニーズがうかがえます。お子様がもし『家では集中できない』と悩んでいるなら、その原因を追及するだけでなく、解決策として学習に最適な『環境』を提供することが、志望校合格への一番の近道となるかもしれません。
アンケート調査概要
調査対象:高校生の子どもを持つ保護者(有効回答数140名)
調査時期:2025年10月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「高校生の勉強場所」についての調査
※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、「こども教材プラス調べ」と明記し、こちらのページ(https://school-plus.org/)へのリンク設置をお願いします。
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