Goodnotes、ビジネスパーソン1,000名に「AI時代の思考力/創造力実態調査」を実施 独創的なアイ デアは「手書きが先」 「まず手書き、次にAI」の人は“よくたどり着く”割合が2.4倍
〜言語脳科学者 酒井邦嘉教授が、AI時代になぜ“手書き”が必要なのかを解説〜
世界2,500万人以上が利用し、企業でも活用されているデジタルノートアプリ「Goodnotes」を展開するGoodnotes Limited(本社:英国ロンドン、以下「Goodnotes」)は、日常業務で企画立案やアイデア出しを週1日以上行う全国のビジネスパーソン1,000名(業種:10業種各100サンプル、年代:20代〜50代各世代250サンプル)を対象に、「AI時代の思考力/創造力実態調査」を実施しました。

生成AIは、ビジネスの多くのシーンで使われています。総務省*によれば、日本で生成AIを利用したことがある個人は58.8%に達し、何らかの業務で生成AIを利用している企業は86.4%と、前年の55.2%から大きく増えています。
*総務省「令和8年版 情報通信白書」https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/r08.html
調査の結果、生成AIを使う人の2人に1人が「AIに聞かないと、自分では考え始められなくなった」と感じていることが判明しました。一方、独創的なアイデアが生まれた場面で最も多く使われていたのは「手書き」でした。「まず手で書き、その後AIを使う」人ほど、独創的なアイデアに「よくたどり着く」傾向もうかがえます。
また、言語脳科学を専門とする酒井邦嘉教授(東京大学大学院総合文化研究科)に調査結果ならびに手書きに関する学術的な知見を解説していただきました。
本調査の詳しい結果と酒井教授による解説の全文は、ホワイトペーパーに収録しています。
<ホワイトペーパー ダウンロードページ>
https://jp.goodnotes.com/jp/survey-based-white-paper
<調査結果サマリー>
1. 企画・アイデア出しは「生成AI」が最多の6割以上。生成AIが主流の時代でも約半数が「手書き」を活用
2. 生成AI利用者の2人に1人が「AIに聞かないと考え始められない」、特に20代では6割以上と全年代で最多
3. 独創的なアイデアが生まれた場面では「手書き」が最多の48.6%。生成AI(39.0%)を上回る
4. 生成AIと「手書き」を併用する人の74.5%が独創的なアイデアに「よく/ときどき」たどり着く。AIのみの人(64.3%)を10ポイント以上上回る
5. “まず手書き、次にAI”の人は、独創的なアイデアに「よくたどり着く」割合が42.9%。“まずAI、次に手書き”(18.0%)の約2.4倍
6. 手書き利用者の約半数が「思考整理」に効果を実感。手書き派の4割超は「デジタル手書き」を活用
*構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%になりません。
1. 企画・アイデア出しは「生成AI」が最多の6割以上。生成AIが主流の時代でも約半数が「手書き」を活用
日常の思考整理や企画立案で活用している手段は「生成AI」が61.2%(612名)で最も多く、「PCでの入力・作図ツール」55.3%、「手書き」49.9%が続きました。生成AIが思考整理や企画立案の主要な手段となる一方で、約半数が手書きも活用しており、デジタル化が進む中でも、手書きがビジネスシーンにおいて重要な手段の一つとして使われている実態がうかがえます。

2. 生成AI利用者の2人に1人が「AIに聞かないと考え始められない」、特に20代では6割以上と全年代で最多
仕事で生成AIを使っている人(612名)に、AIを使う中での経験を尋ねたところ、「AIに聞かないと、自分では考え始められなくなった」とよく感じる・ときどき感じると回答した人が51.0%を占めました。そのほかの項目でもすべて4割を超えています。

特に、20代の生成AI利用者(138名)では「AIに聞かないと、自分では考え始められなくなった」と感じる人が60.9%を占め、若い世代には「AI依存*」の兆候があることが示唆されます。
*参考:文部科学省「AIに関する現状と検討課題について」(令和8年2月)
https://www.mext.go.jp/content/20260213-mxt_kyoiku01-00004732__06.pdf
3. 独創的なアイデアが生まれた場面では「手書き」が最多の48.6%。生成AI(39.0%)を上回る
仕事で企画やアイデアを考える際、「自分なりの視点や独創性があるアイデア」にたどり着いた経験がある人に、そのとき使っていた手段を尋ねると、最多は「手書き」の48.6%で、生成AI(39.0%)を上回りました。独創的な発想の場面では、手書きが重要な役割を果たしていることがうかがえます。

4. 生成AIと「手書き」を併用する人の74.5%が独創的なアイデアに「よく/ときどき」たどり着く。AIのみの人(64.3%)を10ポイント以上上回る
日常の仕事で生成AIを使っている人(612名)を、手書きも併用しているかどうかで分けると、独創的なアイデアに「よく/ときどきたどり着く」人は、手書きも併用する人が74.5%、生成AIのみの人が64.3%となり、AIと手書き併用の層が生成AIのみの層よりも10ポイント以上上回りました。AIに手書きを組み合わせている人ほど、独創的な発想に届いていることがうかがえます。

5. “まず手書き、次にAI”の人は、独創的なアイデアに「よくたどり着く」割合が42.9%。“まずAI、次に手書き”(18.0%)の約2.4倍
独創的なアイデアにたどり着いた場面で生成AIと手書きの両方を使っていた人(183名)のうち、二つを使う順番で分けて比べると、独創的なアイデアに「よくたどり着く」人は、「まず手書き→その後AI」の人(63名)で42.9%、「まずAI→その後手書き」の人(61名)では18.0%で、約2.4倍の差がありました。同じAIと手書きを使う人でも、どちらを先に使うかで、独創的な発想への届き方に違いが見られます。

6. 手書き利用者の約半数が「思考整理」に効果を実感。手書き派の4割超は「デジタル手書き」を活用
仕事で手書きを取り入れている人(499名)に、実際に感じている効果を尋ねたところ、「自分の考えや情報を整理しやすくなる」49.9%、「言葉になっていない曖昧な考えを形にしやすくなる」39.9%、「アイデア・発想が出しやすくなる」35.1%が上位となりました。手書きによって思考の整理や言語化、アイデア発想など多くのポジティブな効果を感じていることが推察されます。

また、手書きに用いているツールについて尋ねると、「デジタル手書き(タブレット+スタイラスペンなど)」のみは24.4%、「両方(紙とデジタル)」は18.2%で、合わせると42.6%がデジタル手書きを活用していることが判明しました。
業種別に見ると、建築・土木業では全体を大きく上回る58.7%がデジタル手書きを活用しており、図面や現場での書き込みなど、手書きとデジタルがもともと近い業務で、デジタル手書きの組み合わせが進んでいる様子がうかがえます。

調査概要
調査名:ビジネスパーソン1,000名に聞くAI時代の思考力/創造力実態調査
調査期間:2026年9月18日〜9月25日
実査機関:株式会社クロスマーケティング
調査対象:全国の20〜59歳の会社員のうち、日常業務で「企画立案」「ブレスト・アイデア出し」「課題解決のための思考整理」を週1日以上行う人
有効回答数:1,000名(10業種×4年代の各区分に25名ずつ均等に割付)
言語脳科学者 酒井邦嘉教授の調査結果解説
生成AIを使う人の2人に1人、20代では6割が「AIに聞かないと、自分では考え始められなくなった」と感じているというのは衝撃です。一方で、調査結果によると、「手書きの価値」は今もなお健在でした。
人間の脳には、出力した情報をもう一度入力に戻して咀嚼するような、フィードバックの機構がいろいろと備わっています。いったん手書きで書き留め、書かれた情報を客観的に捉え直すことで、不十分な点に気づいたり、新たな発想で補ったりできるようになります。
考えて書き、書いたものを読みながらまた考える。このサイクルに優る思考法はありません。常に好奇心を持って、未知の問題に対し臆せず自力で挑み続けること。真のクリエイターを目指すには、まず自分に自信を持つことから始めましょう。
<コメント全文はホワイトペーパーに収録しています>

酒井 邦嘉(さかい くによし)
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は言語脳科学、脳機能イメージング。同大学院理学系研究科博士課程修了後、同大医学部助手、米ハーバード大医学部リサーチフェロー、米マサチューセッツ工科大学客員研究員を経て、1997年東京大学大学院総合文化研究科助教授・准教授。2012年から現職。
Goodnotesについて
Goodnotesは2011年に香港で創業された、世界をリードするデジタルノートアプリです。世界2,500万人以上が利用し、App Store「iPad App of the Year」を受賞。平均評価4.75/5を獲得し、App Store生産性カテゴリ1位を維持しています。また、教育・建築・法律など多様な分野の法人企業にも導入され、幅広い現場で活用されています。
社名:Goodnotes Limited
設立:2011年
CEO:Steven Chan
従業員数:296名(2025年1月時点)
拠点:ロンドン
公式サイト:https://www.goodnotes.com/jp
Goodnotes AIで、手書きのアイデアをさらに活用
Goodnotesでは、手書きで自由に考えを広げながら、その後の検索や整理、発展をAIがサポートする「Goodnotes AI」を提供しています。
① ノート内の情報を横断検索し、AIがチャット形式で回答

入力したテキストだけでなく、手書き文字やPDF、画像、図表など、ノートに蓄積された情報を横断して検索できます。AIがチャット形式で質問に回答するため、過去のメモや資料から必要な情報を探し出し、アイデアの整理や情報収集に活用できます。
② 手書き文字を認識し、編集可能なテキストに変換

手書きした文字を認識し、編集可能なテキストに変換できます。また、スペルチェックや文章の調整にも対応。手書きで自由に書き出した内容を、読みやすい文章に整え、資料作成や情報共有などに活用できます。
③ 音声を文字起こしし、会議内容をAIが要約

会議や打ち合わせなどの音声を録音・文字起こしし、その内容をAIが要約します。長時間の会議内容から重要なポイントを整理できるため、議事録の作成や会議後の振り返りなどを効率化できます。
④ 手書きの数式をAIが認識し、計算結果を提示

ノートに手書きした数式をAIが認識し、計算結果を提示します。手書きで考えを整理しながら計算内容を確認できるため、学習や業務における数値の確認など、さまざまな場面で活用できます。
⑤ アイデアを画像や図解ダイアグラムとして生成

手書きのメモやアイデアをもとに、AIを活用して画像や図解、ダイアグラムなどのビジュアルを生成できます。頭の中にあるアイデアを視覚的に整理し、企画の具体化や資料作成など、次のアウトプットにつなげることができます。
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