“京の湯に浸かり、季節を味わう”豊かな体験を――。京都市&京都銭湯と小山薫堂氏提唱【湯道】がはじまりの地・京都でコラボ!銭湯で二十四節気を愉しむラリー企画が12月スタート!
京都市と京都銭湯(京都府公衆浴場業生活衛生同業組合)が主体となり、京都市内の銭湯を舞台とした1年間に及ぶラリー企画を2025年12月7日(日)からスタートします!

~京都市銭湯応援プロジェクト~
今も約80の銭湯が息づき、人々に愛される独自の湯文化が育まれる街、京都。地下水を薪で沸かす昔ながらの湯や、文化財に指定された建物など、個性豊かな銭湯が数多く残されています。そして三方を山に囲まれた盆地特有の気候のため、季節の移ろいが鮮やかであり、 繊細な季節の変化を五感で楽しめる街でもあります。
そんな、京都の湯文化と繊細な季節の移ろいを一緒に楽しんでいただくことを目的として、京都市と京都銭湯(京都府公衆浴場業生活衛生同業組合)が主体となり、京都市内の銭湯を舞台とした1年間に及ぶラリー企画を2025年12月7日(日)からスタートさせます。
本企画の実施にあたっては、放送作家や脚本家として知られる小山薫堂氏が提唱する、<入浴を類稀なる日本文化と捉え、その精神と様式を突き詰めてゆくことで一つの「道」になると信じ、世界へ発信している>【湯道(ゆどう)】とコラボレーションすることが決定。小山薫堂氏は、京都芸術大学副学長で、京都の料亭「下鴨茶寮」主人、そして京都市がその魅力を紹介するWEBサイト「京都館」の館長を務めており、京都に縁のある人物。そして小山氏が提唱する【湯道】も、京都市某所に【湯道】が拓かれたはじまりの湯が存在することから、非常に京都に縁深く、個性豊かな銭湯が多い京都は、まさに【湯道のまち】なのです。そのような縁もあり、今回の企画には小山薫堂氏が代表理事を務める「湯道文化振興会」がアドバイザーとして参画しています。
そんな今回のラリー企画のメインテーマは“二十四節気(にじゅうしせっき)”。それは、四季をさらに細かく六つずつに分け、季節の移ろいを表す言葉。代表的なものは「冬至」や「立春」などメディアなどでもよく耳にするものから、一般的にはあまり馴染みのないものまで様々なものがあります。そんな二十四節気を、季節の移ろいが鮮やかで【湯道のまち】でもある京都の銭湯で味わっていただきたいという企画が、この【京都銭湯 二十四節気 湯めぐり】です。
参加方法は京都市内の銭湯で無料配布される、御朱印帳のような蛇腹型のラリー冊子「二十四節気 湯めぐり帖」を入手し、入浴した後に番台に提示すると、その時の二十四節気にちなんだ絵柄のステッカーがもらえる、という仕組み。ステッカーのデザインに採用されたのは、「湯道文化振興会」が推薦した、京都に縁ある画家の山本太郎氏が描いた二十四節気をテーマにした“ニッポン画”です。山本氏は京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の在学中、寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在する京都にインスピレーションを受け、日本の古典絵画と現代の風俗が融合した絵画【ニッポン画】を提唱、現在も様々な作品を描き続けています。今回の企画に採用された【ニッポン画】も二十四節気の季節感を見事に切り取りながらも、五重塔とクリスマスツリーが並ぶなど、美しくもどこかユーモラス、そして京都らしさも感じられる絵画たちで、「二十四節気 湯めぐり帖」は節気ごとにそのステッカーを貼付し、コレクションできるデザインになっている為、節気ごとに銭湯を訪れる愉しみ、それをコンプリートを目指すという愉しみも生まれるノベルティになっています。さらに、「二十四節気 湯めぐり帖」には京都市内の京都浴場組合加盟の全銭湯のスタンプ枠があり、番台に提示すると期間中に訪れた銭湯名が入ったスタンプを押印されます。訪れた銭湯の数に応じて、達成証(40湯・60湯・全制覇)がもらえる仕組みもあり、京都市内の湯めぐりをするという愉しみ方も可能。さらに「二十四節気ステッカー」24種収集と全銭湯湯めぐり制覇を両方達成した方へ向けて、ラリー期間終了後に、特別表彰状の贈呈式が行われる予定です(現在は日時、場所は未定)。また本企画のスタート直前の11月30日(日)には、京都駅前にある映画館、T・ジョイ京都にて、京都市の松井市長、京都府公衆浴場業生活衛生同業組合の吉本理事長、【湯道】を代表して小山薫堂氏などが登壇し、京都浴場組合の新キャラクター発表なども行われるスペシャルトークショーや、湯道関連のイベントなども行われるキックオフイベントも予定されています(詳細発表&参加受付は11月1日(土)午前10時~を予定)。
京の湯に浸かり、季節を味わう――。
そんな豊かな体験を、ぜひ【京都銭湯 二十四節気 湯めぐり】で。

コメント&プロフィール

小山薫堂(放送作家・脚本家・一般社団法人 湯道文化振興会代表理事)
京都は、銭湯の聖地です。 少し歩けば、魅力的な銭湯にいくつも出会えます。なんといっても京都は水がいい。薪で焚いた地下水の風呂や水風呂、朝風呂を開けてくれる銭湯もあり、その豊かさは全国でも特別だと思います。 銭湯は、ただ湯に浸かる場ではありません。通うことで人との出会いがあり、相手を慮る気持ちが育まれる。湯は身体だけでなく、心まで温めてくれます。 二十四節気ごとに繊細に移ろう京都の季節を、銭湯に浸かりながら感じる。 京都の魅力をぎゅっと詰め込んだこの企画を、僕も皆さんと一年を通して楽しんでいければと思います。
プロフィール
1964年熊本県生まれ。放送作家。脚本家。京都芸術大学副学長。京都の料亭「下鴨茶寮」主人。日本大学芸術学部放送学科在籍中に放送作家としての活動を開始。「料理の鉄人」「カノッサの屈辱」など斬新なテレビ番組を数多く企画。脚本を担当した映画「おくりびと」で第32回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第81回米アカデミー賞外国語部門賞を獲得。執筆活動の他、地域・企業のプロジェクトアドバイザーなどを務める。熊本県のPRキャラクター「くまモン」の生みの親でもある。現代に生きる日本人が日常の習慣として疑わない「入浴」行為を突き詰め、日本文化へと昇華させることを目的に「湯道」を提唱し、一般社団法人湯道文化振興会を創設。2023年には企画・脚本を務めた映画『湯道』が公開。雑誌PenおよびWebsiteにて「湯道百選」を連載中。
松井孝治 (第27代京都市長)
いよいよ「銭湯応援プロジェクト」が始動します。
私も愛してやまない京都の銭湯は、お湯やサウナを楽しむと同時に、
世代を超えた温かい交流が生まれる、心も体も温まる癒しの場所です。
銭湯の魅力をもっと多くの方々に知っていただきたい。
そして、日々銭湯の文化を守り継いでくださっている経営者の皆様を応援したい。
そんな思いが、このプロジェクトには詰まっています。
銭湯に通いなれた方も、まだ銭湯に行ったことが無い方も、
ぜひこの機会に、お近くの銭湯へ足を運んでみてください。
プロフィール
1960年京都市生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。1983年に通商産業省(現経済産業省)に入省後、内閣官房内閣副参事官
などを歴任。参議院議員、内閣官房副長官などを経て、2013年から慶應義塾大学教授。2024年2月、第27代京都市長に就任。
吉本誠 (京都府公衆浴場業生活衛生同業組合 理事長)
京都府公衆浴場業生活衛生同業組合を代表し心より御礼申し上げます。
銭湯は単なる入浴施設ではなく、地域の皆さまが心身を癒し、世代を超えて交流を育む「暮らしの拠点、地域コミュニティの場」です。さらに災害時には生活用水や衛生環境の確保といった重要な役割も担っております。
また、二十四節気ごとに季節の移ろいを肌で感じることができる感性の場でもあります。二十四節気ごとの湯の演出は銭湯ならではの季節感を育み、日々の暮らしに彩りを添えてくれます。
今回の企画に対して発案頂いた松井市長と小山薫堂氏に感謝申し上げます。銭湯の魅力を再発見・再発信する本プロジェクトが始動することは、私たちにとって大きな希望であり誇りでもあります。
若い世代の皆さまにも銭湯の魅力を知っていただき、地域の文化としての銭湯を未来へと継承していく契機となることを願っております。
今後も、行政・地域団体・市民の皆さまと力を合わせ、銭湯を「地域の安心・交流・文化の場」として守り育ててまいります。どうぞ、引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
山本太郎 (ニッポン画家)プロフィール
1974年熊本生まれ。2000年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)卒業。
京都美術工芸大学特任教授。大学在学中の1999年に、
寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在する
京都にインスピレーションを受け、伝統と現代、
異質な文化が同居する「ニッポン画」を提唱。
日本の古典絵画と現代の風俗が融合した絵画を描き始める。
その作風は現代の琳派とも評される。2015年京都市芸術賞新人賞、
京都府文化賞奨励賞受賞。
プロジェクト概要
■プロジェクトタイトル:湯道のまち 京都市 presents【京都銭湯 二十四節気 湯めぐり】
■実施期間:2025年12月7日(日)~2026年12月6日(日)の1年間
■概要:京都市内の銭湯を訪れていただくきっかけとなる、二十四節気(にじゅうしせっき)ごとに絵柄が変わるステッカーを収集するコースと、全78か所の銭湯を巡るコースを愉しむ1年間に及ぶラリー企画。
※二十四節気…1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもので、季節の移り変わりを表す言葉(例:冬至・立春など)
二十四節気コース
二十四節気ごとに絵柄が変わるステッカーをプレゼント! ※数量限定・先着順(無くなり次第終了)
さらにステッカーを24種集めると素敵な賞品が抽選で当たるキャンペーンに参加可能。
<参加方法>
その一:京都市内のお近くの銭湯で「二十四節気 湯めぐり帖」(無料配布)を入手!
その二:京都市内のお好きな銭湯に入浴!
*対象銭湯は京都市内の京都府公衆浴場業生活衛生同業組合加盟の銭湯
その三:銭湯の番台に「二十四節気 湯めぐり帖」を提示でステッカーを贈呈!
⇒二十四節気全てのステッカーを集めると抽選で50名様に特製手ぬぐいをプレゼント!

湯めぐりコース
訪れた銭湯の数に応じて達成証をプレゼント!
※市内78か所の銭湯を対象(対象銭湯は京都市内の京都府公衆浴場業生活衛生同業組合加盟の銭湯)
※訪問数(40・60・全制覇)に応じて達成証を進呈
⇒「二十四節気コース」のステッカー24種収集と「湯めぐりコース」の全銭湯制覇を
両方達成した方には特別表彰状の贈呈式へご案内(場所:京都市内某所/日時:未定)
キックオフイベント(予定)
【日時】 11月30日(日) 昼12時20分~(約2時間(予定))
【場所】 T・ジョイ京都(映画館)(京都市南区西九条鳥居口町1番地イオンモールKYOTO Sakura館5階)
【登壇者(予定)】 松井孝治(京都市長)・吉本誠(京都府公衆浴場業生活衛生同業組合理事長)
小山薫堂(放送作家/湯道文化振興会代表理事)・山本太郎(ニッポン画家)
【詳細&応募】 11月1日(土)午前10時~より「湯道文化振興会」公式サイト( https://yu-do.jp/ )にて詳細発表&応募受付開始 *参加無料
■主催:京都市 / 京都府公衆浴場業生活衛生同業組合
■特別協力:一般社団法人 湯道文化振興会
■企画・運営:TOHOマーケティング株式会社
■京都銭湯HP:https://1010.kyoto/
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