株式会社Inner Japan、関係人口を育てる滞在型モデルを始動 ― 瀬戸内・大三島で関係人口拠点、最優秀賞受賞 ―
第10回いよぎんビジネスプランコンテスト 「Setouchi Local Creative Stay Project」受賞レポート

地方におけるインバウンド施策は、いま転換期を迎えています。観光客の誘客数の拡大だけでは持続的な地域活性につながらないという課題が顕在化する中、株式会社Inner Japan(本社:愛媛県今治市、代表取締役:南クリスティーナ)は、大三島を起点に「関係人口を設計する滞在型拠点」を始動します。
本プロジェクトは、2026年2月26日に開催された第10回いよぎんビジネスプランコンテストにて、60組の応募の中から厳正な審査の結果、最優秀賞を受賞しました。

観光PRのその先へ。広域での関係人口を育てる拠点構想
全国各地で戦略的な観光PRやインバウンド施策が展開される一方で、多くの地域では訪日客がリピーターに繋がらず、一度きりの来訪で終わってしまうという課題が残されています。
地域の魅力を世界に届ける“入口”となる施策は整いつつあります。しかし、その先にある「関係の継続」や「事業・交流の循環設計」まで踏み込めているケースはまだ多くありません。
Inner Japanは、この“入口の先”にこそ次の可能性があると考えています。
本プロジェクトでは、地域とのつながりを求める訪日旅行者が、地元コミュニティと関わり続けていくための「場所・機会・仕組みづくり」に取り組みます。従来の「短期滞在・消費型観光」から、「長期滞在・関係構築型」へと軸足を移す新たな観光モデルの実装を目指すものです。

瀬戸内圏域をつなぐ広域周遊ルート「BLUE LOOP」
観光地を巡るだけでなく、地域とのつながりを求めながら数週間、数ヶ月と長期滞在をする訪日旅行者層は英語圏を中心に増加傾向が見られます。
特に瀬戸内圏域のように、一次産業や地域の日々の営みそのものが観光資源となるエリアでは、その土地ならではの魅力は長期滞在によってこそ深く体験できます。
本プロジェクトは、瀬戸内各地で長期滞在しながら、生活感のある日常を体験するためのルートを「BLUE LOOP」と名付け、この広域周遊ルート実現に向けた第一歩として位置づけています。
「BLUE LOOP」は、瀬戸内各地をゆるやかにつなぐ持続的な地域共創モデルの構築を目指しています。

代表取締役 南クリスティーナ コメント
これまでに47都道府県すべてを訪れ、日本各地でインバウンド向けの情報発信や体験プロデュースに携わってきました。その中で一貫して感じてきたのは、「誘客」だけでは地域は持続しないということです。
どれだけ魅力的な写真や動画を発信しても、言語や土地勘のない訪日旅行者にとって、滞在の拠点や地域とのつながりが見えなければ、その土地の本質的な魅力を十分に体感することはできません。その結果、限られた有名観光地や定番ルートへの集中が繰り返される構造が続いています。
本当に必要なのは、訪れた人と地域が無理なく関わり続けられる「関係の設計」です。
瀬戸内・大三島を起点に、長期滞在を通じて地域の日常に関わりながら、地域経済へ還元され、訪日旅行者の満足度も高まる仕組みを実装していきます。このモデルを愛媛にとどまらず、全国へ展開可能な事例へと育てていくことを目指します。
プロデューサー 秋山幸代 コメント
愛媛県のインバウンド施策に関わる中で、地域にとって当たり前の日常こそが、訪日旅行者にとって特別な価値であることを実感してきました。
各地域の日々の営みがつないできた文化は、外からの敬意あるまなざしによって改めて照らされます。だからこそ、訪れる人と地域が無理なく関わり続けられる「場所」と「機会」、そして関係が持続的に循環していく「仕組み」を設計していきたいと考えています。
“観光”という言葉の枠を超え、地域と旅人が対等に出会い、価値を共創していく。その起点を大三島でスタートさせ、瀬戸内圏域全体へと関係が広がるモデルを実装し、持続可能な関係設計のあり方を形にしていきます。
愛媛のメインエントランスで、瀬戸内の関係人口を育てていく
今回プロジェクトが始動する大三島は、愛媛県の北端かつ瀬戸内海の中央に位置しています。愛媛のメインエントランスとして、また瀬戸内圏域のハブとして、訪日旅行者を巻き込みながら広域での関係人口を育てていく重要な拠点となります。
世界への情報発信ノウハウをもつハブ拠点は、共創・発信の機会を継続的に生み出す「プロデュース事業の創出装置」となり、新たなプロデュース事業で生まれたコンテンツは旅行者のインサイトを蓄積し、ノウハウとして拠点に還元されていきます。
Inner Japanはこの循環を愛媛にとどまらず瀬戸内全体へ広げ、プロジェクトの持続と拡張を通じて、訪日旅行者と地域が共創するプロジェクトを生み出していきます。

■株式会社Inner Japanとは
「地域の“当たり前”を世界の“特別”に」をミッションに掲げる地域プロデュースカンパニーです。
日本各地に眠る文化や風景の価値を外からの視点で再編集し、「なぜこの地域を訪れるべきか」という文脈設計から体験造成、広域連携モデル構築までを一気通貫で手がけています。
代表を務める南クリスティーナ(@sugalenin)の32万人を超える訪日関心層への発信基盤を活かしながら、単なる情報拡散にとどまらず、「訪れたその後」の関係設計までを担う事業を推進しています。
【会社概要】
会社名:株式会社Inner Japan
代表取締役:南 クリスティーナ
所在地:〒794-1304 愛媛県今治市大三島町宮浦5714-3
事業内容:インバウンド誘致マーケティング支援・地域密着型ツーリズムプロデュース・観光DX企画、導入支援
公式サイト:https://inner-japan.com/about_company
Instagram:https://www.instagram.com/sugalenin
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