アートとクラフトの領域をつなぐ──「石を積む文化」から着想を得た陶作品。パク・イェリム個展『しりとり』を東京・上石神井のアートスペースCOMPACT41で開催
セラミックアーティスト、パク・イェリムによる個展を開催。願いを込めて石を積む文化からヒントを得て制作された「Stone Series」を展示。12月6日(土)〜12月27日(土)まで。

「COMPACT41」(東京・上石神井)は、12月6日(土)から12月27日(土)までパク・イェリム(Yerim Park / 朴藝林)による個展『しりとり』を開催いたします。
展覧会趣旨
パク・イェリムは、様々な分野からのインスピレーションを陶作品へと落とし込む表現を行ってきました。身近なものや自然、芸術、夢など、純粋な興味から生まれるひらめきを形にしていくプロセスは、日記やメモを取るような収集・記録の行為とも重なります。取り上げられるテーマは制作の流れの中で直感的に生まれ、しりとり遊びのように次へ、また次へと作品に受け継がれていきます。
本展では、その制作の流れの中から生まれた《Stone series》を中心に紹介します。韓国の「石を積む文化」から着想を得た本シリーズは、陶芸に「石」という異なる要素を取り込むことで生まれる反応を探る試みです。また彫刻的な要素を持つ「石」を工芸的なアプローチから再解釈することで、アートとクラフトという二つの領域をつなぐことを目指しています。
日常の延長線上にあり、個人的な日記のように展開される作品群は遊び心に満ちています。まるでしりとりのように連鎖していく軽やかで希望に満ちた世界観を、ご高覧いただけましたら幸いです。


開催情報
会期:2025年12月6日(土)〜12月27日(土)
時間:12:00〜17:00
休廊日:日・月・祝日(※臨時休廊あり。最新情報はInstagramをご確認ください)
会場:COMPACT41(東京都練馬区上石神井4-25-4)
アクセス:西武新宿線上石神井駅・武蔵関駅より徒歩10分
入場料:無料
Instagram : https://www.instagram.com/compact41_project/
アーティストプロフィール
パク・イェリム(Yerim Park / 朴藝林)
1997年、韓国生まれ。国民大学校工芸学部陶磁専攻。
2022年、ソウルデザインフェスティバルにて最優秀若手デザイナー賞(Yerimpiece 名義)を受賞。
素材性への深い探究を基盤に、彫刻的なオブジェを制作している。彼女にとって彫刻的なフォルムは、クラフトに対する個人的な視点を表現する手段である。素材のふるまい、そして日常に存在する物のささやかな気配を見つめながら、生活空間にそっと寄り添い、日々の体験と共鳴する小さな喜びを生み出すことを目指している。
Instagram: @yerimphis
COMPACT41について

COMPACT41は、東京都練馬区の緑豊かな住宅街に位置するスペースです。向かいには森が広がり、自然との調和が感じられる静かな環境にあります。施設内には、本来であれば森や公園といった屋外空間に存在するはずのキオスクが、「建物の中に建物を建てたい」という発想から制作された立体作品『KIOSK』として常設されており、そのユニークな存在が空間全体に強い印象を与えています。
現代アートを軸に、多様なアーティストによる展示やプロジェクトが展開されています。
お問い合わせ
COMPACT41
担当:清水
E-mail : contact@cp41.org
Web : https://cp41.org/
Instagram : https://www.instagram.com/compact41_project/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
