年度末に考える「実家じまい」。放置空き家ゼロで、帰りたくなるまちづくりへ ー「宇多津町空き家サポートネットワーク セミナー&相談会」2月21日(土)開催ー
4者連携の全国でも珍しい仕組みで、空き家所有者をワンストップサポート
「実家、どうしよう」―相続、転勤、介護施設への入居。人生の節目で誰もが向き合う可能性のある「実家じまい」。
「どうせ売れない」「まだ先のことだから」と先延ばしにしている間に、空き家は"負動産"となり、所有者にとって大きな負担を生んでしまうケースも少なくありません。
年度末を迎え、相続や住まいの見直しを考える人が増えるこの時期、香川県宇多津町では、空き家の「これから」を専門家と一緒に考える場として、「宇多津町空き家サポートネットワーク セミナー&相談会」を2026年2月21日(土)に開催します。
本イベントは、行政・法律・不動産の専門家が連携する全国でも珍しいワンストップ支援体制のもと、基礎セミナーと無料個別相談会を組み合わせた実践型プログラムです。

深刻化する空き家問題 ― 「負動産」が生む、見えないリスク
□ 30年で2倍、2043年には4戸に1戸が空き家に
野村総合研究所の最新試算(2024年6月)によると、全国の空き家数は1998年の576万戸から2023年には900万戸へと約1.6倍に増加。今後も人口減少・高齢化の進行により加速度的に増加し、2043年には空き家数が約1,861万戸、空き家率が25.3%に達する見込みです。これは、住宅の4戸に1戸が空き家という深刻な状況を意味します。

【出典】※1 野村総合研究所「2040年度の新設住宅着工戸数は58万戸に減少、2043年の空き家率は
約25%まで上昇する見通し」(2024年6月13日)
□ 放置される空き家が地域に与える影響
国土交通省の資料※2 によると、適切に管理されない空き家は以下のような問題を引き起こします。
・防災面:老朽化による倒壊リスク、地震・台風時の二次被害の危険性
・防犯面:不法侵入・放火・犯罪の温床となる懸念
・衛生面:害虫・害獣の発生、ごみの不法投棄
・景観面:地域の景観悪化、周辺不動産価値の低下
放置空き家は、所有者だけでなく、地域全体の安全と暮らしの質に影響を及ぼす社会課題です。一方で、早期に適切な対応をすることで、住まいとしての再生や地域活動拠点としての活用など、地域資源として生まれ変わる可能性も秘めています。
【出典】※2 国土交通省「空き家対策の現状について」(令和6年4月)
□ 相続がきっかけで半数以上が空き家に
国土交通省の「令和元年空き家所有者実態調査」(2019年)※3 によると、空き家の取得経緯の54.6%が「相続により取得」。このように相続をきっかけとするケースが半数以上を占めており、多くの場合、突然訪れる相続をきっかけに「どうすればいいか分からない」まま放置されてしまうケースが後を絶ちません。「いずれ考える」という先延ばしが、結果的に管理不全や利活用機会の喪失につながっている実態が明らかになっています。

【出典】※3 国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査」(2019年12月)
なぜ2月開催なのか ― 年度末という「実家じまい」を考えるタイミング
2月から3月は、多くの人が人生の節目を迎える時期です。
・相続税の申告期限(相続発生から10カ月以内)の検討時期
・確定申告に伴う不動産所得・譲渡所得の整理
・年度末の転勤・引越しに伴う住まいの見直し
・来年度の家族計画(子どもの独立、親との同居等)の検討
こうした「考えるきっかけ」が集中する時期だからこそ、専門家に相談し、具体的な選択肢を知ることが、問題の先延ばしを防ぐ第一歩となります。
2025年9月に宇多津町で開催された同様のイベントでは、参加者から「制度は理解できたが、自分のケースで何をすべきか分からない」「次の具体的なステップを知りたい」という声が多く寄せられました。今回は、こうした声を受けて継続開催するものです。

全国でも珍しい「4者連携」のワンストップ支援体制
宇多津町空き家サポートネットワークは、行政である宇多津町が窓口となり、以下の4者で構成される全国でも珍しい空き家支援の仕組みです。
【構成メンバー】
・宇多津町(行政窓口)
・一般社団法人空き家コミュニティ(運営・マッチング支援)
・香川県司法書士会(法律・相続相談)
・宅建協会坂出支部(不動産取引支援)
この4者が一体となることで、「誰に相談すればいいか分からない」という空き家所有者の悩みに対し、法律・不動産・活用の相談をワンストップで受けられる体制を実現しています。
□ 宇多津町だからこそできる支援の特徴
宇多津町は、住宅地や生活機能がコンパクトに集積している地域特性を持ち、空き家であっても生活圏としての再生や、創業・地域活動拠点としての活用可能性が高い環境です。
また、住民・専門家・行政の距離が近く、「顔の見える相談」ができることが大きな強み。この仕組みは、空き家を有効活用することで空き家所有者と地域をつなぎ、地域経済とコミュニティの活性化を促す、理想的なモデルケースとして注目されています。


【目指すビジョン】
放置空き家ゼロ
→ 街が美しく、治安が良くなる
→ 県外に出た若者や子どもたちが、帰りたくなる地域へ
この取り組みが高松市、香川県、そして全国へ広がることで、日本全体の空き家問題解決の一助となることを目指しています。
セミナー&相談会のポイント
当日は、空き家に関する基礎的な情報から、具体的な相談までをワンストップで行います。
・空き家の現状と空き家に関する補助制度
・利活用や管理に関する事例紹介
・専門家による個別相談(無料・予約優先)
「まだ困っていないけれど、この先が不安」
「親の家をどうするか、考え始めたい」
「制度は知っているが、実際に相談したい」
「『どうせ売れない』と諦めている」
そんな方にこそ、ぜひ参加していただきたい内容です。]
イベント概要
【イベント名】宇多津町空き家サポートネットワーク セミナー&相談会
「もったいない空き家 これからどうする? ~事例と補助金制度のお話~」
【開催日時】2026年2月21日(土)10:00〜12:00
【会 場】香川県宇多津町保健センター2階 <研修室1,2>
【参加費】無料(事前申込制)
【内 容】
■ 第1部:セミナー(10:00-11:00)
「空き家の現状と空き家に関する補助制度」 講師:宇多津町 まちづくり課
「空き家問題解決実例」 講師:一般社団法人空き家コミュニティ
■ 第2部:個別相談会(11:00-12:00)
専門家による個別相談(1組30分、予約優先)、 オンライン相談も対応可能
【定 員】
・セミナー15名
・相談会:予約優先、4組まで
【申込方法】
・専用お申込みフォーム
・お電話:0877-49-8009(宇多津町役場 まちづくり課)
【主 催】宇多津町、一般社団法人空き家コミュニティ(代表:安部)
【参加対象】宇多津町在住、又は宇多津町に空き家を持たれている方
主催者コメント
一般社団法人空き家コミュニティ 代表理事・安部 加寿美 コメント
「年々増え続ける空き家問題は、もはや一部の人だけの課題ではなく、誰もが直面する可能性のある身近な問題です。『どうせ売れない』『まだ先のことだから』と後回しにしている間に、空き家は“負動産”となり、大きな負担を生んでしまうケースも少なくありません。大切なのは、何かが起こってから慌てるのではなく、自分ごととして捉え、早い段階で専門家に相談し、選択肢を知り、行動することです。その一歩が、空き家問題を未然に防ぎ、これからの暮らしや将来への不安を軽くすることにつながります。本セミナー&相談会が、『どうせ売れない』から『まずは相談してみよう』へと気持ちを切り替えるきっかけとなれば幸いです。宇多津町空き家サポートネットワークは、宇多津町にしかない専門家連携のネットワークを活かし、空き家に関するさまざまな悩みに向き合ってまいります。空き家の悩みを抱え込まず、ぜひこの機会にご参加ください。」
一般社団法人 空き家コミュニティ 概要
・所在地:〒762-0046 香川県坂出市富士見町一丁目4番3号
・代表理事:安部 加寿美
・事業内容:空き家の利活用支援、空き家所有者向け相談事業、地域連携による空き家対策推進
※本リリースは、一般社団法人空き家コミュニティを運営するclef.建築設計事務所(代表:安部 加寿美)より配信しています。
本件に関するお問い合わせ先
【参加申込・イベントに関するお問い合わせ】
宇多津町役場 まちづくり課
TEL: 0877-49-8009
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