ろう者・難聴者の映像表現が集う「第21回さがの映像祭」香港作品『私たちの話し方』特別上映、出演者来日トークも実施
当事者による映像表現と対話を京都から発信

さがの映像祭実行委員会(事務局:社会福祉法人全国手話研修センター)は、ろう者・難聴者が制作した映像作品を上映・発表する映画祭「第21回さがの映像祭」を、2026年2月10日(火)および11日(水・祝)の2日間、ヒューリックホール京都にて開催します。
2025年に手話施策推進法が成立し、手話やろう文化への理解促進が社会的に進められる中、当事者自身による表現や発信の重要性が、あらためて注目されています。さがの映像祭は、こうした社会的背景のもと、ろう者・難聴者が主体となって制作した映像作品の発表の場として、長年にわたり継続して開催されてきました。
本映像祭では、全国から寄せられた映像作品を上映し、観客による投票を行う応募作品上映会や、映像作品コンクールの審査結果発表・授賞式を実施します。ドキュメンタリーやドラマなどジャンルは多岐にわたり、映像を通して多様な視点や価値観に触れることができます。
また、2月11日(水・祝)には、香港で制作された映画『私たちの話し方』(2024年/132分)の特別上映を行います。本作は、異なる背景をもつ3人のろう者の生き方や価値観を通して、「話すこと」「伝えること」を問い直す作品で、国際的にも高い評価を受けています。日本国内での一般上映に先立つ公開となり、バリアフリー日本語字幕付きで上映します。
当日は、本作に出演するマルコ・ン(吳祉昊)氏(アラン役)が来日し、上映後にアフタートークを実施します。制作の背景や、当事者としての経験、社会との関わりについて語り合い、来場者と直接対話する機会を設けます。
さらに本映像祭期間中には、日本で最初のろう映画監督である深川勝三監督が生前使用していたカメラやフィルムなどの資料が、全国手話研修センターに寄贈されることを記念した特別企画も実施します。ろう映画史・手話文化史を後世に継承する取り組みとして位置づけられています。
手話や字幕、文字による情報保障を通じて、きこえる・きこえないにかかわらず、同じ場で映像作品を共有できることも本映像祭の大きな特徴です。映像表現と対話を通して、多様な文化や価値観に触れる機会として、多くの方の来場をお待ちしています。
開催概要
■ イベント名
第21回さがの映像祭
■ 日程
2026年2月10日(火)
・応募作品上映会(観客投票あり)
(1)15:30~/(2)16:30~(同一内容)
※入場無料
2026年2月11日(水・祝)10:00~16:00
・特別映画上映『私たちの話し方』
・上映後アフタートーク
ゲスト:アラン役 マルコ・ン(吳祉昊)氏
・映像制作ワークショップ報告会
・映像作品コンクール発表・授賞式
■ 会場
ヒューリックホール京都
(京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2
立誠ガーデン ヒューリック京都1F)
■ 参加費
前売券:1,200円
当日券:1,500円
※2月10日の応募作品上映会は入場無料
■ 主催
第21回さがの映像祭実行委員会
■ 事務局
社会福祉法人全国手話研修センター
認定NPO法人 障害者放送通信機構
■ 後援
一般財団法人全日本ろうあ連盟
京都市
■ 公式情報
公式WEBサイト
https://sdmf-kyoto.com-sagano.com/
チケット販売
https://com-sagano.stores.jp/
〈特別上映〉香港映画『私たちの話し方』

第21回さがの映像祭では、香港で制作された映画『私たちの話し方』(2024年/132分)を特別上映を実施いたします。本作は、異なる環境で育った20代のろう者3人の生き方や価値観を通して、「話すこと」「伝えること」とは何かを問い直す作品です。人工内耳によって“普通”を求めるソフィー、手話に誇りをもつジーソン、手話と口話を使い分けるアラン。それぞれの立場や選択の違いが描かれ、きこえない・きこえにくい当事者同士であっても多様な考え方が存在することを浮かび上がらせます。
香港手話と広東語で制作された本作は、国際的にも高い評価を受けており、日本国内での一般上映に先立つ上映となります。当日はバリアフリー日本語字幕付きで上映し、きこえる・きこえないにかかわらず、同じ場で作品を共有できる上映環境を整えます。
また上映後には、本作に出演する マルコ・ン(吳祉昊)氏 が来日し、アフタートークを実施します。制作の背景や作品に込めた思いに加え、来場者と直接対話する機会を設けます。
監督:アダム・ウォン(黄修平)
出演:ネオ・ヤウ(游學修)、ジョン・シュッイン(鍾雪瑩)、マルコ・ン(吳祉昊)
2024 年/香港/広東語・香港手話/132分/カラー
原題:看我今天怎麼說
英題:The Way We Talk
字幕:最上麻衣子
字幕監修:Palabra株式会社
配給:ミモザフィルムズ
ヒューリックホール京都(日本映画発祥の地)

第21回さがの映像祭の会場は、京都市中京区にある ヒューリックホール京都 です。本会場が入る立誠ガーデン ヒューリック京都一帯は、日本映画の歴史と深い関わりをもつ場所として知られています。

この地域は、明治期に日本で初期の映画上映や映画制作が行われた地の一つとされ、「日本映画発祥の地」とも称されてきました。京都はその後、日本映画の中心地として発展し、多くの映画人や作品を生み出してきました。
映像文化の歴史を受け継ぐこの場所で、ろう者・難聴者による映像表現を上映・発表することは、過去から現在、そして未来へと続く映像文化の流れの中に多様な表現を位置づける試みでもあります。
日本映画の原点とされる地から、当事者自身の視点による映像作品を発信する本映像祭は、映像文化の広がりと可能性をあらためて考える機会となることを目指しています。
※お越しの際は、電車・バス等の公共交通機関をご利用ください
■電車
阪急京都線 京都河原町駅(木屋町北出入口)→徒歩3分
京阪本線 祇園四条駅(4番出口)→徒歩5分
[お問い合わせ先]
さがの映像祭実行委員会 事務局
(社会福祉法人 全国手話研修センター)
〒616-8372 京都市右京区嵯峨天龍寺広道町3-4
FAX 075-873-2647 TEL 075-873-2646
sagano.eizo@com-sagano.com
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