小中学生の生成AI利用と調べ方に関する実態調査2026

小中学生の6割がChatGPT等の生成AI検索を経験、一方で「AIの回答を鵜呑み」が約半数

株式会社Piftee

株式会社Piftee(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:福田英矢、以下Piftee)は、小学3年生から中学3年生の子供を持つ保護者300名を対象に「小中学生の生成AI利用と調べ方に関する実態調査2026」を実施しました。

ChatGPTをはじめとする生成AIが急速に普及するなか、子供たちの「調べ方」にも変化が起きています。文部科学省が2023年7月に「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を公表してから約3年が経過し、学校現場や家庭での対応は進んでいるのか。5月5日の「子どもの日」を前に、AI検索の専門企業であるPifteeが、保護者視点から実態を調査・分析しました。

調査サマリー

1. 小中学生の61.2%が生成AI(ChatGPT等)の利用経験あり。11.6%が「日常的に使っている」

2. 調べ物の第一手段として生成AIを選ぶ子供は9.9%。YouTube(11.9%)とほぼ同水準で第4位に浮上

3. 保護者の54.4%が「1年前と比べて調べ方が変わった」と回答。変化の内容は「生成AIへの質問が増えた」(40.0%)が最多

4. 生成AI利用経験のある子供の67.4%について、保護者が「AIの回答を鵜呑みにしている」と回答

5. 子供の検索リテラシーに不安を感じる保護者は74.1%。一方、AI利用に関する家庭内ルールがある家庭はわずか5.3%

調査結果の詳細 

以下、主要な調査結果を7つのポイントに分けて紹介します。

■ 子供の調べ物の第一手段、Google検索と家族が拮抗。生成AIは約1割に浮上 

「お子さんが何か知りたいことがある時、最も多く使う手段は?」という問いに対し、「家族に聞く」が36.4%で最多となり、次いで「Google等の検索エンジン」が35.0%でほぼ同率でした。

注目すべきは、「ChatGPT等の生成AI」が9.9%で第4位に位置していることです。YouTube(11.9%)とほぼ同水準であり、生成AIが小中学生の情報収集手段として存在感を増しつつあることが読み取れます。

また、「使ったことがある手段(複数回答)」では、「Google検索」と「家族に聞く」がともに79.6%で同率1位、YouTube(54.8%)、友達(51.7%)、生成AI(36.4%)と続きました。3人に1人以上が、調べ物の手段として生成AIを経験していることがわかります。

お子さんが調べ物で最も多く使う手段(n=300)

■ 学年が上がるほどGoogle検索へシフト。小学3年生の約5割は「まず家族に聞く」

学年別に見ると、小学3年生では「家族に聞く」が48.9%と約半数を占め、Google検索は24.4%にとどまります。一方、中学1年生になるとGoogle検索が58.8%に急伸し、「家族に聞く」は29.4%に減少します。

さらに、小学6年生では「生成AI」が24.0%で第2位に浮上。小学校高学年から中学生にかけて、情報収集の主体が人(家族)からデジタル(検索・AI)へと移行する転換期にあることが見て取れます。

学年別のお子さんが調べ物で最も多く使う手段(n=300)

■ 生成AI利用率は学年で大きな差。小学3年生の47%から中学生では76%に

生成AIの利用経験は、小学3年生で46.7%、小学6年生で72.0%、中学1年生以降では約76%に達しています。

「日常的に使っている」と回答した割合も、小学3年生の7.8%から中学3年生では22.2%へと約3倍に増加しており、学年が上がるほどAIが日常の情報収集ツールとして定着している実態が明らかになりました。

学年別の生成AIの利用経験(n=300)

■ 保護者の5割超が「調べ方が変わった」と実感。4割が「AIへの質問が増えた」

「1年前と比べてお子さんの調べ方に変化を感じますか?」という問いに対し、「大きく変わった」(10.5%)と「やや変わった」(43.9%)を合わせた54.4%の保護者が変化を実感しています。

変化の内容(複数回答)では、「生成AIに質問することが増えた」(40.0%)、「YouTubeで調べることが増えた」(28.7%)、「家族に聞くことが減った」(23.1%)、「本を使わなくなった」(21.2%)と、デジタルツールへの移行を示す回答が上位に並びました。

一方、「Google検索を使うことが減った」は18.1%にとどまりました。この結果から、生成AIがGoogle検索を「置き換えている」のではなく、新たな情報収集手段として「追加」されている状況がうかがえます。

1年前と比べて感じる「調べ方の変化」(n=160 / 複数回答)

■ AI利用者の約67%の保護者が「回答を鵜呑みにしている」と実感

生成AI利用経験のある子供(175名)の保護者に限定すると、67.4%が「AIの回答をそのまま鵜呑みにしていると感じたことがある」(「よくある」+「たまにある」の合計)と回答しました。

さらに、生成AIの回答が間違っている可能性があることを子供が理解しているかを問うと、「あまり理解していないと思う」「まったく理解していないと思う」の合計が45.2%に上りました。生成AIの便利さを享受する一方で、情報の信頼性を見極める力が十分に育っていない現状が浮き彫りになっています。

生成AIの回答をそのまま鵜呑みにしてると感じるか(n=175)

■ 保護者の74.1%が「検索リテラシー」に不安。しかし「明確なルールあり」はわずか5.3%

子供の情報の調べ方や検索リテラシーについて、74.1%の保護者が不安を感じている(「とても不安」13.6%+「やや不安」60.5%)ことがわかりました。

しかし、AI利用についての家庭内ルールを問うと、「ルールはない」が51.4%と過半数を占め、「明確なルールがある」と回答した家庭はわずか5.3%にとどまりました。不安を感じつつもルール整備が追いついていない「対策の空白地帯」が存在します。

お子さんのAI利用について家庭内ルールを設けていますか(n=208)

■ 子供に求めるスキル、「AI時代の検証力」が「従来の検索力」を上回る

保護者が子供に身につけてほしい情報リテラシースキルとしては、「複数の情報源を比べる力」(27.4%)と「AIの回答が正しいか自分で確かめる力」(27.2%)がほぼ同率で上位に並びました。

従来型の「検索エンジンで正しい情報を見つける力」(17.0%)を約10ポイント上回っており、保護者の意識が「いかに検索するか」から「いかにAIの回答を検証するか」へと移り変わりつつあることが示唆されます

お子さんに身につけてほしい情報リテラシースキル(n=300)

 保護者のリアルな声(自由記述より抜粋) 

AIが相談相手になっている

「以前はGoogle検索で複数の単語を入力して調べていたが、最近ではAI頼りでお兄ちゃん的な感覚で会話している」(小学4年生・女の子の保護者)

「親の私に質問して分からなかったり、『ちょっと待ってて』と言うと、『携帯貸してチャットGPTに聞くから』と言うことがある」(小学3年生・女の子の保護者)

「友だちとのいざこざもAIに相談するようになりショックを受けた」(中学3年生・女の子の保護者) 

学習場面での依存

「宿題の調べ学習で、まず自分で教科書やノートを見ずに『AIに聞いたら早いし』と言って、すぐにAIに答えを求めようとした」(小学5年生・男の子の保護者)

「英語の単語をAIで検索しているので、英語辞典の使い方がかなり遅い」(中学1年生・女の子の保護者)

「数学について参考書ではなくAIに解き方を聞いていて、中学生が知っている公式と違う解法だったため、AIを使ったことが学校の先生にばれた」(中学1年生・男の子の保護者)

前向きな活用も

「どちらかと言えば私より上手く使っている気がします」(中学2年生・男の子の保護者)

「AIも、よく使いますが100%正解とは思っていなくて複数の情報源で調べているみたいですので大丈夫かなと思いました」(中学1年生・女の子の保護者)

 専門家のコメント 

株式会社Piftee 代表取締役 福田英矢は、今回の調査結果について次のように述べています。

「今回の調査では、子供たちの『調べ方』が大きく変わりつつある実態が明らかになりました。

特に注目すべきは2つのポイントです。

1つ目は、生成AIがGoogle検索を『置き換える』のではなく、調べる手段の『選択肢に追加』されている点です。子供たちは、Google検索・YouTube・生成AI・家族への相談を状況に応じて使い分け始めています。『検索離れ』という単純な構図ではなく、情報収集手段が多様化・複層化していると捉えるべきでしょう。

2つ目は、利用は広がっているにもかかわらず、情報の真偽を検証するリテラシーが追いついていない点です。AI利用者の約67%の保護者が『鵜呑みにしている』と感じている一方、家庭内ルールの整備は進んでいません。

これからの子供たちに求められるのは、従来の『正しく検索する力』に加え、AIの回答を批判的に読み解く『AIリテラシー』です。検索窓に入力するキーワード選びだけでなく、AIに対して適切に問いかけ、返ってきた回答を複数の情報源で検証する力が、新しい時代の『調べる力』の中核になると考えています。

当社はSEO・AI検索対策の専門企業として、今後もこうした調査を通じて、デジタル時代の情報リテラシーの在り方を発信してまいります」

詳細を見る

全設問の調査結果・学年別クロス集計データはこちら

 調査概要

調査名称:小中学生の生成AI利用と調べ方に関する実態調査2026

調査主体:株式会社Piftee

調査期間:2026年4月13日〜4月19日

調査方法:インターネット調査

調査対象:小学3年生〜中学3年生の子供を持つ保護者

有効回答数:300名

調査結果の詳細:https://piftee.co.jp/blog/research-1/

  

※本調査結果の引用・転載時には出典として「株式会社Piftee調べ」と記載の上、上記URLへのリンクをお願いいたします。

 株式会社Pifteeについて 

株式会社Piftee(ぴふてぃ・ピフティ)は、検索エンジン最適化(SEO)・AI検索最適化(AIO・LLMO)を専門とするコンサルティング会社です。検索エンジンのアルゴリズム変化やAI検索の進化に対応した、データドリブンなデジタルマーケティング支援を提供しています。

  • 会社名:株式会社Piftee

  • 所在地:神奈川県横浜市

  • 代表者:代表取締役 福田英矢

  • 設立:2026年1月15日

  • 事業内容:SEO・AIO・LLMOコンサルティング

  • URL:https://piftee.co.jp/

  • お問い合わせ:contact@piftee.co.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社Piftee

3フォロワー

RSS
URL
https://piftee.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市西区北幸2丁目10番48号 むつみビル3階
電話番号
-
代表者名
福田 英矢
上場
未上場
資本金
-
設立
2026年01月