AI技術とトレイルカメラを活用したツキノワグマ等の出没監視実証を開始
AIと人による監視に加え、カメラ設置から視界確保のための軽作業まで一気通貫で支援
ソフトスタジオ株式会社(本社:岩手県一関市、代表取締役:菊地帝一)は、一関市と協働し、AI技術とトレイルカメラを活用して、ツキノワグマやイノシシなどの野生動物の出没状況を把握する実証実験を、一関市内の幼児教育施設周辺で開始しました。
本実証では、複数台・複数機種のトレイルカメラを設置し、撮影された画像をAI技術で判定するとともに、当社社員が内容を確認します。AIだけに判断を委ねず、人による確認を組み合わせることで、草木の揺れや小動物などによる誤検知を抑えながら、危険な野生動物の接近を早期に把握する運用を検証しています。
また、監視システムの提供だけでなく、現地調査、カメラの設置、通信環境の確認、機器の点検・維持管理に加え、草刈りや小枝の除去など、カメラの視界確保に必要な軽微な周辺環境整備にも対応します。
本実証は、サービス化に向けた検証の一環として、当社が機器類を無償提供して実施しています。
実証実験の概要
実施期間
2026年6月25日から当面の間
実施場所
一関市内の幼児教育施設周辺
※施設の安全確保および通常運営への影響を避けるため、具体的な施設名と所在地は公表しません。
実施内容
・現地調査を行い、野生動物の通り道やカメラの設置位置を確認
・複数台・複数機種のトレイルカメラを設置
・草刈りや小枝の除去など、カメラの視界確保に必要な軽微な作業を実施
・動体を検知した際に、撮影画像を監視環境へ自動送信
・AI技術による判定と当社社員による確認を実施
・ツキノワグマやイノシシなどが確認された場合、一関市の担当課へ連絡
・市担当課から対象施設へ情報を伝達し、屋内退避などの安全対策を実施
・カメラ、通信状況、電池残量、設置場所周辺の状況を継続的に点検
AIと人による二段階の確認
屋外に設置したトレイルカメラでは、風で動く草木や小動物、光の変化などによって、野生動物以外の画像が撮影されることがあります。
本実証では、AI技術による判定に加えて当社社員が画像を確認し、不要な通知を減らしながら、危険な野生動物の接近を早期に把握できる体制を検証しています。
複数台・複数機種による比較検証
本実証では、複数台・複数機種のトレイルカメラを同一の環境で運用し、それぞれの性能や使い勝手の違いを比較しています。
主な検証項目は、次のとおりです。
・検知性能と撮影画質
・通信の安定性と通知速度
・電池の持続時間
・設置・設定・点検のしやすさ
・気温、明るさ、草木、電波状況など屋外環境の影響
トレイルカメラは、設置場所の環境によって実際の使い勝手が大きく変わります。カタログ上の性能だけではなく、屋外で継続運用した際の性能や管理負担を確認し、施設や地域ごとに適した機種、設置方法、通信方法、監視体制を見極めます。
カメラの視界確保に必要な軽作業にも対応
トレイルカメラは、機器を設置するだけで十分な効果を発揮するとは限りません。
草木によって視界が遮られたり、風で動く植物を繰り返し検知したりすると、必要な画像が撮影できないほか、不要な通知が増える原因になります。
当社では、現地の状況を確認したうえでカメラの位置や向きを調整し、必要に応じて草刈り、小枝の除去、視界を遮る草木の簡易的な整理など、カメラの視界確保を目的とした軽微な作業を行います。
実証開始後の状況
実証開始から約1か月の間に、設置したトレイルカメラで、カモシカやアナグマなど複数の野生動物を確認しました。
これまでにツキノワグマの撮影は確認されていませんが、継続監視により、施設周辺を通過する野生動物の状況を把握できています。
また、複数機種を実際の環境で運用することで、検知精度、画像の見やすさ、通信の安定性、電池持続時間、設置や点検のしやすさなど、実運用上の違いも明らかになりつつあります。
危険動物の発見だけでなく、周辺にどのような動物が、いつ、どの場所を通過しているかを記録し、今後の出没傾向や移動経路の把握につなげます。
今後の展開
当社は、本実証で得られた知見をもとに、学校、幼児教育施設、福祉施設、公園、農地、事業所など、それぞれの環境に応じた野生動物監視サービスの構築を目指します。
将来的には、機器やAIシステムを提供するだけでなく、現地調査、カメラの選定・設置、通信設定、AIと人による監視、電池交換、機器点検、視界確保のための軽作業までを含めた、地域で継続的に運用できるサービスとして展開してまいります。
ソフトウェア開発会社としての技術力と、地域の現場へ実際に出向く対応力を組み合わせ、野生動物による被害の未然防止と、地域住民の安全・安心に貢献します。
ソフトスタジオ株式会社について
ソフトスタジオ株式会社は、岩手県一関市を拠点に、Webシステム、スマートフォンアプリの開発、IT機器を活用した業務支援サービスを提供しています。
地域が抱える課題に対し、既存の技術や通信機器を現場の状況に合わせて組み合わせる、地域密着型のDXに取り組んでいます。
会社名:ソフトスタジオ株式会社
代表者:代表取締役 菊地帝一
所在地:岩手県一関市
事業内容:Webシステム・スマートフォンアプリの開発、IT機器を活用した業務支援ほか
Webサイト:https://soft-studio.jp/
本件に関するお問い合わせ先
ソフトスタジオ株式会社
担当:菊地帝一
電話:080-3312-0386
メール:taiichi.kikuchi@soft-studio.jp



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