対話でベテランの判断基準を残す「Chizel」、先行導入企業2社の募集を開始
業務の中で個人に残る判断基準を、対話で引き出し、引き継ぎや例外対応に使えるナレッジとして構造化。

katalift株式会社(本社:石川県鹿島郡中能登町、代表取締役:小林 孝嗣)は、対話型ナレッジ構造化エンジン「Chizel」の先行導入企業の募集を開始します。
対象は、少人数で業務を回しており、ベテランの判断基準が個人に残ったまま引き継ぎが進んでいない企業です。募集は2社まで。秘密保持契約を締結のうえで実際の業務情報をご提供いただき、Chizelの優先利用権と初期設定費用の減額を提供します。
Chizelは、手順書に残りにくい「例外時にどう判断するか」を対話で引き出し、引き継ぎ資料およびAIツールから参照可能なデータとして構造化します。

背景:引き継ぎで失われるのは、手順ではなく判断基準
物流をはじめとする現場では、人手不足を背景に、特定のベテランに判断が集中する属人化が課題となっています。
失われて困るのは操作手順ではありません。実際に触りながら覚えられるためです。引き継ぎが難しいのは、例外が起きたときに何を見て、どこまで許容し、誰に確認するかという判断基準です。
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この取引先は数量がブレるので、月末は在庫を多めに見る
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この商品は指定の温度帯を外すと際検品になるため、積み込みの順番を変える
これらは本人の中で「当たり前すぎて説明するほどのことではない」と処理されているため、「知っていることを書いてください」と依頼しても出てきません。こうした「知っているが説明できない知識」は認知科学では暗黙知と呼ばれ、本人に書き出してもらう方法では取り出しにくいことが知られています。
さらに、手順書を作っても、更新が日々の業務から離れた作業になるため後回しになり、実態とずれて参照されなくなります。忙しさが記録を後回しにし、記録がないことで問い合わせがまた一人に集まる。この輪は、回るほど強くなります。

Chizelが解決する課題

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よくある状況 |
Chizelで目指す状況 |
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例外時の判断は結局ベテランに電話して聞いている |
この取引先は数量がぶれるので、月末は在庫を多めに見る |
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「知っていることを書いて」と頼んでも出てこない |
この商品は指定の温度帯を外すと再検品になるため、積み込みの順番を変える |
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手順書の更新が後回しになり、実態とずれる |
対話の中で残るため、各作業を別に設けない |
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担当者の離職でナレッジ形成が後戻りする |
判断基準が個人ではなく組織側に蓄積される |
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整理してもチャットや個人PCに埋もれる |
JSON/Markdownで出力し、AIツールからも参照できる |
サービス概要 : 問いを重ね、そのやり取り自体を記録として残す
Chizelは、白紙のドキュメントを渡して埋めてもらうのではなく、問いを重ねて判断の理由を引き出し、そのやり取り自体を記録として残す対話型のエンジンです。

1. 判断の理由を引き出す
「なぜこの取引先だけ確認を増やすのか」「例外が起きたとき、何を見て判断しているのか」といった問いを重ね、手順書に残りにくい判断の理由を言葉にします。問いの設計にあたっては、記憶や判断を引き出すための認知心理学の面接手法を参考にしています。
2. 引き継ぎで読める形に整理する
業務の前提、判断基準、例外時の対応として整理し、後任が読んで理解できるMarkdown形式で出力します。引き継ぎ資料や標準作業手順書として使用できます。
3. AIツールから参照できる形で残す
AIエージェントが扱えるJSON形式にも変換します。ChizelはMCP(Model Context Protocol:AIツールが外部データに接続するための共通規格)のサーバーとして動作し、Claude Code / Claude Desktopなどから蓄積した判断基準を読み取り専用で参照できます。
出力形式はJSONとMarkdownのみで、独自形式に閉じ込めることはありません。蓄積したナレッジを自社の資産として他ツールへ持ち出せることを、仕様として担保しています。
先行導入プログラム概要
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募集社数
2社まで
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応募期間
設けません(定員に達し次第終了)
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対象
少人数で業務を回しており、ベテランの判断が個人に残ったまま引き継ぎが進んでいない企業。業種不問。現場が忙しく、担当者がAIツールに不慣れな企業を優先します
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ご協力いただくもの
秘密保持契約の締結、業務の流れ・判断場面・サンプル情報の共有、実際の業務内でのご利用と、使われなかった場合の理由のフィードバック
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ご提供するもの
Chizelの優先利用権、初期設定費用の減額
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費用
業務内容と支援範囲に応じて個別にご相談のうえ決定します
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応募方法
https://katalift.ai/contactよりお問い合わせください
代表コメント
これまで、複数の業界・さまざまな事業規模の企業、数十社に関わってきました。AI研修やAI活用支援、物流・流通事業者向けのアプリケーション開発です。提案するだけでなく、スタートアップとして現場への落とし込みと実施まで伴走してきました。
業種も規模も違うのに、忙しい現場には共通していることがありました。文書を書けず、残せないまま進んでしまうことです。「どうせ進めるうちに状況が変わるのだから、文書を作っても無駄だ」という声も、何度も聞きました。
そして、残っている文書も「どうやるか」に偏っていました。なぜそうするのか、どういう判断でそう決めたのかが抜け落ちたまま、やり方だけが引き継がれていきます。それで仕事が回るのは、受け取る側にすでに十分な経験と判断力がある場合だけです。手順書を渡して終わりにするのは、書籍を一冊渡すのと変わりません。身につくかどうかが、受け取る人の力量任せになります。
これはある面で正しい判断です。書いた時点から古くなる文書のために、忙しい合間を割く理由はありません。しかしその結果、認識の齟齬が生まれ、担当者が辞めた瞬間に組織のナレッジ形成は後戻りします。外注として、何度も振り回されてきました。
だから、書く作業を別に設けず、判断が生まれるその場の対話から残す仕組みを作りました。それが忙しい現場で本当に使われるのかは、これから先行導入企業と一緒に確かめます。
katalift株式会社 代表取締役 小林 孝嗣
会社概要
会社名:katalift株式会社
所在地:〒929-1721 石川県鹿島郡中能登町ト部44番地
代表者:代表取締役 小林 孝嗣
設立:2025年9月10日
事業内容:対話型ナレッジ構造化エンジン「Chizel」の開発・提供、業務改善・ナレッジ構築支援
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