ハロゲンヒーターの火災予防と安全対策
ハロゲンヒータは、熱効率が良く、比較的安価で、静音などの特長により、近年、急速に普及しています。しかし、使い方を誤ると思わぬ事故を招く可能性があります。暖房器具の使用頻度が上がり、火災の発生しやすい気候となる時季を迎えるにあたり、Underwriters Laboratories(以下、UL)では、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、死傷事故や財産の損失を防ぐ、という目的のもと、様々な実験や、ULの実験を通過したプロダクトに関する情報提供を行っています。
ハロゲンヒーターとは
ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプから発生される光によって暖をとります。発熱体にランプを使うため、電源を入れて数秒で暖まるのもハロゲンヒーターの特長です。また、電気を用いているため、換気や給油は不要で、万が一の転倒事故に備え、傾いたときは自動的に消灯する安全装置がほとんどの機種に装着されています。
形状としては、扇風機のようなパラボラタイプが多く、他にタワータイプ、長方形(横長、縦長)タイプなどがあり、左右に首振り運転ができるものが多くなっています。(Wikipediaより)
ハロゲンヒーターのメリット・デメリット
【メリット】
・暖房の立ち上がりが速い
・比較的軽く、持ち運びが簡単
・電源がある場所であれば、どこでも使える
・空気が汚れず、換気の必要がない
【デメリット】
・局所的に暖めるので、部屋全体を温めるのが難しい
・消費電力が高く、電気代がかかる
・発生する光が強くまぶしいことがある
上記のメリットにあるように、速暖性や暖かさ感の優位さをうたい文句に、家電量販店や通販などの市場で、パラボラ型ハロゲンヒーターの販売が盛んになっていますが、一方で、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)によると、過去5 年間(1999年度以降2004年9月30日まで)にハロゲンヒーターが関連すると思われる相談が約160 件寄せられています(国民生活センター調べ)。
例えば、
■スイッチを入れ約30 分後に近くにあったガラスが破裂した
■50 センチ位の所で背中を暖めたところやけどした
などの苦情があります。また、同種の製品については、ここ3 年ほどの間に数社から発煙、破損などの社告が相次いで出されています。
ハロゲンヒーターの安全性に関する重要事項
ハロゲンヒーターは、一般的には高温となる電球部はカバーで覆われており、反射板からの熱も比較的やわらかく感じられることから、燃えるものを近付けても火災にはならないと錯覚されがちです。しかし、衣類や布で本体を覆ったりすると、一気に温度が上昇して火災につながる危険があります。
このように、日常生活のちょっとした気のゆるみ、無意識が火災の発生につながっているのです。身の回りに危険が潜んでいることを常に意識し、特に暖房器具を使う機会の多い、冬の時期には、しっかりとした防火対策を取ることが重要です。
ハロゲンヒーターの安全性に関する重要事項
ULは、消費者がハロゲンヒーターを使用する際に、火災予防のため、使い方に間違いがないか何度も確かめ、細心の注意を払うことを推奨しています。また、具体的に気をつけるべき点として、下記の5点を挙げています。
・ヒーターは、家庭内の燃えやすい物、特に布団やベッドから1メートル以上離れたところに置いて下さい。
・ヒーターは平らで水平な場所に設置して下さい。家具の上に置くと、落ちてヒーターが破損したり内部の部品が損傷を受けたりする可能性がありますので、家具の上には置かないで下さい。
・ヒーターの電源プラグが壁のコンセントにしっかりはまっていることを時々確かめて下さい。
・ヒーターの外装に損傷があると異物が中に混入し火災の原因となりますので、使用しないで下さい。
・ヒーター用の電源を取る際にどうしても止むを得ない場合を除いて、延長コードの使用は避けて下さい。止むを得ず延長コードを使用する場合は、必ず定格容量がヒーターに対応したものであることを確認した上で使用して下さい。
・ヒーターは住宅暖房システムの代わりとしてではなく、あくまで補助的な暖房器具としてご使用ください。
・コードが破損した状態でヒーターを使用することは絶対に避けてください。 定期的にコードをチェックし、ワイヤーが擦り切れていないか、コードの絶縁体が破損していないかを確認する様心がけてください。
・戸外やバスルームでの使用に対応していない限り、湿気のある場所や水周りでのご使用は避けてください。
ULについて
Underwriters Laboratoriesは、独立した製品安全認証機関で、設立以来1世紀以上にわたり、幅広い製品に関して試験を行うとともに、種々の安全規格の制定にも寄与しています。ULでは、年間1万9千種類を超える完成品、部品、材料、システムの評価を実施し、毎年7万1千社が製造する210億個もの製品にUL認証マークが付与されています。ULは全世界66ヶ所の実験・認証施設を含め、世界各地に子会社、関連会社、協力会社のネットワークを有しており、 104カ国の顧客にサービスを提供しています。詳しくは、 www.UL.com/newsroom をご覧下さい。
ULの日本法人であるUL Japanでは、日本のSマークや北米市場向けのULリスティングから、欧州のGSマーク、CEマーキングや中国のCCCマークまで幅広い適合性評価サービスを提供しております。また一般企業のみならず、公共機関、行政機関に対するサービスも提供しており、世界各国のEMC・電波規制に対応したEMC測定・評価サービス、ISOなどのマネジメントシステム審査登録サービスも行っております。詳しくは、 http://uljapan.co.jp/ をご覧下さい。
ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプから発生される光によって暖をとります。発熱体にランプを使うため、電源を入れて数秒で暖まるのもハロゲンヒーターの特長です。また、電気を用いているため、換気や給油は不要で、万が一の転倒事故に備え、傾いたときは自動的に消灯する安全装置がほとんどの機種に装着されています。
形状としては、扇風機のようなパラボラタイプが多く、他にタワータイプ、長方形(横長、縦長)タイプなどがあり、左右に首振り運転ができるものが多くなっています。(Wikipediaより)
ハロゲンヒーターのメリット・デメリット
【メリット】
・暖房の立ち上がりが速い
・比較的軽く、持ち運びが簡単
・電源がある場所であれば、どこでも使える
・空気が汚れず、換気の必要がない
【デメリット】
・局所的に暖めるので、部屋全体を温めるのが難しい
・消費電力が高く、電気代がかかる
・発生する光が強くまぶしいことがある
上記のメリットにあるように、速暖性や暖かさ感の優位さをうたい文句に、家電量販店や通販などの市場で、パラボラ型ハロゲンヒーターの販売が盛んになっていますが、一方で、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)によると、過去5 年間(1999年度以降2004年9月30日まで)にハロゲンヒーターが関連すると思われる相談が約160 件寄せられています(国民生活センター調べ)。
例えば、
■スイッチを入れ約30 分後に近くにあったガラスが破裂した
■50 センチ位の所で背中を暖めたところやけどした
などの苦情があります。また、同種の製品については、ここ3 年ほどの間に数社から発煙、破損などの社告が相次いで出されています。
ハロゲンヒーターの安全性に関する重要事項
ハロゲンヒーターは、一般的には高温となる電球部はカバーで覆われており、反射板からの熱も比較的やわらかく感じられることから、燃えるものを近付けても火災にはならないと錯覚されがちです。しかし、衣類や布で本体を覆ったりすると、一気に温度が上昇して火災につながる危険があります。
このように、日常生活のちょっとした気のゆるみ、無意識が火災の発生につながっているのです。身の回りに危険が潜んでいることを常に意識し、特に暖房器具を使う機会の多い、冬の時期には、しっかりとした防火対策を取ることが重要です。
ハロゲンヒーターの安全性に関する重要事項
ULは、消費者がハロゲンヒーターを使用する際に、火災予防のため、使い方に間違いがないか何度も確かめ、細心の注意を払うことを推奨しています。また、具体的に気をつけるべき点として、下記の5点を挙げています。
・ヒーターは、家庭内の燃えやすい物、特に布団やベッドから1メートル以上離れたところに置いて下さい。
・ヒーターは平らで水平な場所に設置して下さい。家具の上に置くと、落ちてヒーターが破損したり内部の部品が損傷を受けたりする可能性がありますので、家具の上には置かないで下さい。
・ヒーターの電源プラグが壁のコンセントにしっかりはまっていることを時々確かめて下さい。
・ヒーターの外装に損傷があると異物が中に混入し火災の原因となりますので、使用しないで下さい。
・ヒーター用の電源を取る際にどうしても止むを得ない場合を除いて、延長コードの使用は避けて下さい。止むを得ず延長コードを使用する場合は、必ず定格容量がヒーターに対応したものであることを確認した上で使用して下さい。
・ヒーターは住宅暖房システムの代わりとしてではなく、あくまで補助的な暖房器具としてご使用ください。
・コードが破損した状態でヒーターを使用することは絶対に避けてください。 定期的にコードをチェックし、ワイヤーが擦り切れていないか、コードの絶縁体が破損していないかを確認する様心がけてください。
・戸外やバスルームでの使用に対応していない限り、湿気のある場所や水周りでのご使用は避けてください。
ULについて
Underwriters Laboratoriesは、独立した製品安全認証機関で、設立以来1世紀以上にわたり、幅広い製品に関して試験を行うとともに、種々の安全規格の制定にも寄与しています。ULでは、年間1万9千種類を超える完成品、部品、材料、システムの評価を実施し、毎年7万1千社が製造する210億個もの製品にUL認証マークが付与されています。ULは全世界66ヶ所の実験・認証施設を含め、世界各地に子会社、関連会社、協力会社のネットワークを有しており、 104カ国の顧客にサービスを提供しています。詳しくは、 www.UL.com/newsroom をご覧下さい。
ULの日本法人であるUL Japanでは、日本のSマークや北米市場向けのULリスティングから、欧州のGSマーク、CEマーキングや中国のCCCマークまで幅広い適合性評価サービスを提供しております。また一般企業のみならず、公共機関、行政機関に対するサービスも提供しており、世界各国のEMC・電波規制に対応したEMC測定・評価サービス、ISOなどのマネジメントシステム審査登録サービスも行っております。詳しくは、 http://uljapan.co.jp/ をご覧下さい。
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