10月16日「ボスの日」に、感謝の気持ちで上司を支えよう!~「上司の本音」に関する意識調査~
9割以上の上司が「部下に助けられていることがある」と回答
部下から見ると上司は少し距離のある存在にも感じられますが、今回の調査結果では、9割以上が「部下に助けられていると感じている」という、肩の力が抜けた、人間味を感じさせる上司像が浮かび上がりました。上司と部下のコミュニケーションを円滑にするためにアメリカで制定された「ボスの日」、本調査をきっかけにして、良好な関係づくりについて考えてみてはいかがでしょうか。
*本リリースは調査結果の抜粋版です。
【トピックス】
◆上司の9割以上が「部下に助けられている」と回答。「上司としての点数」平均点は63.9点
◆「記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉」65%が「うれしい」と回答
◆理想の部下像 「自分の意見をもっていて、素直で前向きでリーダーシップのある人物」
◆上司部下問わず、全員がリーダーにもフォロワーにもなれる組織が「最強の組織」となる
【調査結果抜粋】
◆上司の9割以上が「部下に助けられている」と回答。「上司としての点数」平均点は63.9点
97%が「部下に助けられていることがあると思う」と回答しており(図3)、部下と協力しながらチームを運営していきたいという上司の気持ちが垣間見られる結果となりました。さらに38%の上司が「上司としての自分に自信がない」と回答。上司としての点数を自己採点でつけてもらったところ100点満点中、平均点が63.9点という結果になりました。
上司として自信がない理由を探るため、「上司として自分にたりないと思う点」を尋ねたところ、「自分自信がぶれない力」、「チームをひっぱる力」が上位となっており(図2)、スキルよりも自分自身の本質について悩みを持っている様子がわかります。
◆「記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉」65%が「うれしい」と回答
65%が「記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉」を「うれしい」と回答。また、上司が部下に言われてうれしい言葉には「ありがとう」、「一緒に仕事ができてよかった」など感覚的に好意を示す言葉が上位にランクインしています(表2)。別の設問では「ほめられるなら、スキルよりも人物像や人間性がいい」と8割が回答しており、上司にとしてスキルより人間力を重視している様子も明らかとなりました。
また、上位10位の中に、「自分の成長を感じる」、「会社・仕事が面白い」などの部下の仕事の充実がわかる表現や、「私に任せてください」など部下の成長が感じられる表現もランクインしており、部下の成長や喜びを自分の喜びとして感じている上司像も見えてきます。
◆理想の部下像 「自分の意見をもっていて、素直で前向きでリーダーシップのある人物」
理想の部下像を聞いてみると、「自分の意見を持っている」、「報告・相談が適切」などよく目にする回答に並んで「リーダーシップがある・後輩育成ができる」が5位にランクインしており、部下にもリーダーシップが求められていることがわかります(表3)。
「部下にされてうれしいこと」ベスト5には、「仕事で自分の考えを提案される」と並んで、「仕事で頼りにされる」、「仕事の悩みを相談される」なども上位ランクイン。自分なりの意見を持ち適切なリーダーシップを発揮できる一方で上司とうまく協力して仕事を進めていける部下像が浮かび上がってきます。
【解説】
◆上司部下問わず、全員がリーダーにもフォロワーにもなれる組織が「最強の組織」となる
深澤祐馬氏(株式会社SOOL代表取締役/EQ能力開発コーチ/BBTリーダーシップ・アクションプログラム講師)
リーダーというと、チームを強く牽引するイメージを持つ人も多いと思いますが、最近では仲間と協業しながら組織 を目指す方向に導くという新しいタイプのリーダー像が主流となりつつあります。上司も部下も、「全員がリーダー であり、全員フォロワーである」組織が最強の組織、とも言われており、上司も部下も柔軟なリーダーシップを獲得 することが大切だと言えます。今回の調査では、肩の力の抜けた上司像が垣間見られる結果となっており、新しいリ ーダー像や新しい組織の在り方が示唆されていると言えるのではないでしょうか。
上司・リーダーには隙があった方が組織は強くなる。自分なりのリーダーシップを確立することが有効
組織のリーダーが必ずしも完璧である必要はありません。むしろリーダーには適度に隙があったほうが、部下・メン バーの自発性・自主性が育ち、リーダーを支えたいという意識が生まれます。そんな関係を醸成できれば、組織はお のずと活性化し、困難な仕事や問題解決にもより大きな成果を生み出すことができるはずです。隙のあるリーダーと いうと、違和感を抱く方が多いかもしれませんが、隙のない出来過ぎた上司は、部下にとっては煙たく、プレッシャ ーを与える存在となりがちです。また、部下やメンバーに隙を見せまいとすれば常に緊張が解けず、ストレスが溜ま る一方です。今回の調査では、肩の力の抜けたリーダー像が見てとれますが、本当の意味で適度に隙があり、ときに はフォロワーにもなれるリーダーになるためには、自分なりのリーダーシップを確立することが有効です。
部下にもリーダーシップが必要な時代。実践にはぶれることなのない”軸”が必要
上司がフォロワーになれることに加え、部下がリーダーになれることが最強の組織の条件と言えます。つまり、部下 にもリーダーシップが必要なのです。真の意味でのリーダーシップとは、自分の軸や判断基準を明確に持つこととほ ぼ同義です。上司も部下もひとりひとりが自分の軸をきちんと持つことで、関係が良好なものになるとともに、組織 としての力も強くなるのです。
リーダーシップには、特定のかたちや方法論はありません。その人の個性や資質に応じてかたちを変え、組織やコミ ュニティに影響を与えていきます。つまり、リーダーシップとは“自分らしさ”の表れであり、その実践にはぶれるこ とのない“軸”が重要だということです。リーダーに正解はありません。「Be=自分はどうあるべきか」というリーダ ーシップの本質を理解すれば、どんな場所でもどんな立場でも自分ならではのリーダーシップを発揮できるのです。
(深澤祐馬氏が4人の上司の本音に迫る!コンテンツ公開中〉
深澤祐馬氏が4人の上司を突撃!悩みを深掘りし、傾向を分析するコンテンツをリーダーシップ・アクションプログ ラムHPにて公開中!以下のサイトでご覧いただけます。
「BBT LAP」で検索 OR http://www.ohmae.ac.jp/ex/leadership/special/130920/?topbnr
【BBTについて】
ビジネスパーソンが常に最先端のビジネスの知見を得られる“ビジネスに関する知的プラットフォーム「ビジネスパー ソンの知的給油所」”になることを目指し、世界に通用するビジネスパーソンの育成を目的として1998年に設立。マネ ジメント教育事業を主軸とし、世界的経営コンサルタントである大前研一の知識や経験に基づいた最先端のコンテン ツを主にオンデマンドで提供。輩出人数はのべ約5万人。 http://www.bbt757.com/
【リーダーシップ・アクションプログラムについて】
「真のリーダーシップ」を身に付けることを目的に、「スキル」、「マインド」双方をバランスよくじっくりとつく りあげる大前研一監修のプログラム。ウエストポイント(米国陸軍士官学校) のプログラムをベースとして開発され た本プログラムは、リーダーシップ獲得に不可欠な3つの要素、BE=「自分はどうあるべきか」、KNOW=「何を知っ ているか」、DO=「何をすべきか」を全て揃えており、じっくり自分と向き合うことを通して、確固たる自分の軸の 獲得を目指しています。
*「ウエストポイント」:マッカーサー、アイゼンハワーなどが卒業生として名を連ね、コカ・コーラやGE、ウォルマート、P&Gといった世界の超優良企業の経営幹部を多数輩出している全米ランキングで常にTOP10に入る4年生大学。
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