梅雨の鬱々した気分がむしろ快感、「不条理な世界たち」少し笑えて、ちょっと不思議な、七つの物語。

シナリオクラブ 第7回パフォーマンス発表会

普通に見えて何かが違う、違和感、異質感、非日常感の連続。シナリオクラブが本気で全力開催する不条理劇。
演出家 蜷川幸雄氏の愛弟子が特別出演。

今、日本の演劇界を最高の魅惑力と力強さで牽引している演出家、鬼才、異才といえば、蜷川幸雄氏だろう。

その蜷川演劇に圧倒的な回数で出演している役者がいる。

蜷川幸雄を父として仰ぎ、一心に後を追い続けた役者、
清家栄一。
蜷川演劇のファンは必ず目にしている名脇役だ。

1976年から蜷川幸雄氏の後ろを追い続け、30年あまり。
今でも、蜷川幸雄氏への強烈な敬慕は変わらない。

藤原竜也主演の「ハムレット」では、清家氏はギルデンスターン役で出演。5月の「ハムレット」のロンドン公演では、ロンドンカードのRebecca Sykesという地元の記者から「サージェント・ペパーズを歌っていた時のジョン・レノンとポール・マッカートニーのようで、悲劇の中にそえられたコミカルな演技」という評価を受けた。
http://www.ldncard.com/blog/ninagawa-hamlet-barbican/0234

 

 

 「すごいですね!!」と記事を見ながら言うと、
清家氏は、「あちらは、僕のような端役もちゃんと見てくれるので・・」と相変わらずシャイにはにかむ。

 

 蜷川幸雄氏が高齢者を役者に選出しながら開催しているさいたまゴールドシアター。
それを追うように、清家氏がメインアドバイザーを受け持って開始したシナリオクラブ。

 本職の役者を育てようなんて考えていない。
ただ、演劇の面白さ、役を演じる楽しさを感じてもらいたいだけ。
それだけで始めたシナリオクラブ。

シナリオクラブのアドバイザーのオファーが来たとき
「やっていいですか?」清家氏は蜷川氏にそう聞いたという。
「ああ。おれの名前を好きに使っていいよ。」それが蜷川氏の答えだった。

 そのシナリオクラブも、開催してからはや5年。成果発表の
「パフォーマンス発表会」も次回6月28日で7回目だ。

実は今回、アドバイザーである清家栄一も特別出演する。
過去何回か、会員たちの「清家さんも出てください。」の依頼に
「おれも役者で身を立てている本職だから、出るときは入場料がもらえる芝居で。」と頑なに拒んできた。

 その気持ちに変化がみえたのは、前回の発表会「岸田國士の短篇集たち」から。
「なんか、みんなの芝居みてたら、おれも共演したくなってきた。」

 シナリオクラブの会員は役者ではない。
普通の主婦、会社員、学生、お母さん、お父さん。
だから、入場料はもらわず、見ていただくだけで、少しでもほめていただくだけでとても嬉しい。
週1回の練習。本当の顔合わせができるのは本番の2日前。
それでも、お客様に見ていただけるものになってきている。

その素人の情熱、パワーが清家氏を動かした。
「共演するからには全力を出し切りますよ。」相変わらず、すこし照れて清家氏はいう。
でもこっそり
「練習量と立稽古がこんなに少なくて、今までよくみんなやってきたねえ・・」
そう笑いながら、役者と演出をこなす。
 

 

 シナリオクラブ 第7回パフォーマンス発表会

「不条理な世界たち」少し笑えて、ちょっと不思議な、7つの物語-。

 別役実作品 他   構成・演出 清家栄一
6月28日(日)11:30~ 15:00~ 武蔵野芸能劇場 入場無料
【問合せ先】
シナリオクラブ  (一般社団法人アナザーライフ協会主催)
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-6 安藤ビル5F
TEL 0120-885-455
http://www.scenarioclub.jp
シナリオクラブは、現役のプロの俳優と共演するカルチャー教室。

声を出す楽しさ、役を演じる面白さを気軽に楽しんでいただきたい。

 

 

 


 
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