【デザイン革新】世界のクリエイターが集まるロイドホテル(アムステルダム)にて、アフリカデザインとジャパンブランドのPop-Up展を開催
デザイン思考と異文化協業による価値創造の取り組み
7月の渋谷ヒカリエ、8月のナイロビTICAD VIと巡回展示中の、両社共同企画Global African Design Meets Local Japanese Brandsが、9月はアムステルダムのロイドホテル、レストランラウンジで開催されました。ロイドホテルでは、日本のテキスタイル、和紙、ヨハネスブルグで撮影された写真などのミックスメディア作品を中心に、南アフリカ人デザイナーMpho Muendane(ムポ・ムエンダネ)が展示プロデュースを行いました。同時期、市内では日本を含む世界のギャラリーが出展する写真展示会「Unseen Photo Fair」が開催されており、展示会参加者を含む、スペイン、米国、デンマーク、南アフリカなどからの宿泊客およびオランダ現地クリエイターなどとの交流の場となり、特に、和紙とアフリカデザインを融合した今後の商品展開に関するコメントが多く寄せられました。年末にはデザイナーMphoが来日して、播州(兵庫県)や石州(島根県)の伝統工芸品メーカーを訪問し、各国クリエイターの市場インサイトをベースにした、グローバル商品開発が本格始動します。
■Mixed media artist - Mpho Muendane主要作品の紹介
テキスタイルアート:Sweet Grass
本作品の背景にある主要なテーマが、(南アフリカ)ズールー語のUbuntuーウブントゥーです。Ubuntuには、共に生き、共に成長するというような哲学的な意味が込められています。層になった模様は、古代エジプト、ケメトにまで遡る歴史を象徴し、初期の文明と豊かな人々の営みに対する敬意を表しています。リピート柄の全体は、アフリカの営みである、人々と自然との共生の姿を表した鳥瞰図です。今の時代に文脈に置き換えると、資源を共有し、共に栄えるという意味において、Ubuntuはアフリカ的な視点での持続可能な営みと発展の哲学なのです。
■会社概要
シーラカンス食堂は、プロダクトデザイナー兼ブランドプロデューサー小林新也のデザイン事務所。日本の職人と地域資源を発信する同社は、経済産業省のJapanプロデュース事業「More Than プロジェクト」連続採択事業者としても実績(2014-16)があり、播州刃物の取組みでは、2015グッドデザイン賞ベスト100、特別賞(ものづくりデザイン賞)を受賞。京都府の委託事業者として、アムステルダムに京都伝統工芸発信および新商品開発拠点であるポップアップ・ラボ、Maker Kamerをプロデュース。http://www.c-syoku.com
Maki & Mphoはアジア・米国でのビジネス実績があり、2015年日本起業家賞(クリエイティブビジネスカップ賞)受賞者や東京都主催のTokyo Startup Gateway 2015のファイナリストとなったマキと、モザンビーク系南アフリカ人テキスタイルデザイナームポが結成したデザインブランド。アフリカ発の「もう一つの視点」を発信する独自のテキスタイルアートとジャパンクオリティのものづくりでグローバル市場に挑む。http://www.makiandmpho.com/ | Instagram: @makiandmpho
■本リリースに関する問合せ先:
Maki & Mpho | celebrate [at] makiandmpho.com
※[at]を@に変換して下さい。
Photo Credit: Misato Kobayashi ©Design Stadio シーラカンス食堂
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