「SIPシンポジウム2016~日本発の科学技術イノベーションが未来を拓く~」を開催
2018年の社会実装に向けて、11課題の進捗を報告
内閣府総合科学技術・イノベーション会議(CSTI: Council for Science, Technology and Innovation)は、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー」の進捗について報告する「SIPシンポジウム2016」を、10月4日(火)に東京・品川インターシティホールにて開催しました。昨年を上回る約800人が来場し、賑わいました。
2014年のSIP創設から3年目を迎え、5ヶ年計画の折り返しにあたる本年のシンポジウムでは、各PD(プログラムディレクター/Program Director)による進捗状況の報告やパネルディスカッションを始め、一般来場者の方にも分かり易いよう、各課題の特設ブースにて試作品の展示や映像などによる研究内容の紹介を行いました。
開会にあたり、鶴保庸介大臣(内閣府特命担当(科学技術政策))が、「政府は、経済政策の目標としてGDP600兆円の達成を掲げているが、科学技術イノベーション政策は、成長戦略の重要な柱、エンジンだと考えている」と挨拶。また、開催前日に発表された東京工業大学大隅良典栄誉教授のノーベル医学生理学賞の受賞に祝意を示すとともに、「我が国が世界で最もイノベーションに適した国とするため内閣府がリードしていきたい」と挨拶しました。
続いて、安西祐一郎氏(独立行政法人日本学術振興会理事長、人工知能技術戦略会議議長)の基調講演「AI、ビッグデータ、IoTの研究開発とSociety5.0の実現」が行われ、その後は各課題の進捗状況を、プレゼンテーションおよびブース展示にて発表しました。各PDが参加したフリーディスカッションでは「SIPにおけるプログラム運営」をテーマに、変化していく社会環境への対応や、産学連携の進化について活発な議論がかわされ、「Society5.0の実現に向けて」をテーマにしたパネルディスカッションでは、久間議員からSociety 5.0の概念が説明されるとともに、Society5.0の実現がもたらす社会等についてパネリストから多角的な視点で議論されました。
最後に、本シンポジウム閉会の挨拶として、久間和生(総合科学技術・イノベーション会議常勤議員)は、「SIPが始まって3年目を迎え、それぞれの課題とも、成果は着実に出てきている。各課題ともグローバル競争を勝ち抜くことを目指してほしい」と述べました。
- 『SIPシンポジウム2016』 開催概要
~日本発の科学技術イノベーションが未来を拓く~
■日時 : 2016年10月4日(火)10:00~18:00(受付:9:00~)
■会場 : 品川インターシティホール(東京都港区港南2-15-4)
■来場者数: 約800人
- SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)について
日本にとって社会的、経済的に重要な11の課題について、産業界やアカデミアから公募により選出された、国内トップクラスのPD(プログラムディレクター)を中心に、府省連携で科学技術イノベーションの実現による解決を目指し、基礎研究から一気通貫で実用化・事業化を見据えた研究開発を推進しています。
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