国内初、安全・簡単・低コストで点検・調査が可能 「ドローンによる老朽下水管きょの点検・調査」試行サービスを横浜市で開始
8/1~8/4 “下水道展2017東京”にて展示説明
ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:熊田貴之 以下、ブルーイノベーション)と株式会社日水コン(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:野村喜一 以下、日水コン)は、国内初となる、「ドローンによる老朽下水管きょの点検・調査」試行サービス*1を今秋よりスタートする運びとなりましたのでお知らせします。このサービスにより、作業員の安全性が向上し、簡単・低コストで点検・調査が可能になります。
8月1日~4日、東京ビッグサイトにて開催される「下水道展’17東京」日水コンブースにて、サービス内容・プロトタイプを展示説明いたします。
8月1日~4日、東京ビッグサイトにて開催される「下水道展’17東京」日水コンブースにて、サービス内容・プロトタイプを展示説明いたします。
- 背景・ねらい
これらの問題に対し、ブルーイノベーション・日水コンは共同でドローンによる点検・調査技術の開発に取組み、国土交通省の下水道革新的技術実証事業であるB-DASH プロジェクト*3に参画、実証実験を重ねてまいりましたが、このたび手動操縦によるテスト飛行に成功し、今秋より横浜市をファースト・ユーザーとして試行サービスを開始することとなったのです。
- 「ドローンによる老朽下水管きょの点検・調査」試行サービスの概要・特長
下水管きょは、暗闇で、GPSの電波が受信できず、水気があるという、ドローンにとって飛行するには非常に劣悪な環境でした。ブルーイノベーション・日水コンでは、この課題を克服するため、共同で専用のドローンシステムを開発し、飛行実験に成功いたしました。
2. 作業員の安全性の向上
これまで硫化水素の発生や雨水等の大量流入により、作業員の安全確保上、立ち入り調査困難だった箇所の点検が可能になり、作業員の安全性が向上します。(図-1,2,3参照)
3. 作業効率の向上・作業コストの低減
従来の作業員による目視点検では1日あたりの点検距離は600m、自走式ロボットによる点検では300mでした。ドローンによる点検では秒速が1~2m/secとはるかに早く、作業の効率化と作業コストが低減されます。(図-4参照)
図1作業員による点検イメージ *4
図2 ドローンによる点検イメージ
図3ドローンによる手動サービスのイメージ
図4 期待される作業効率の向上イメージ
ブルーイノベーション・日水コンでは、下水管きょでの安定した自動飛行と正確な撮影・データ記録・解析により、より安全で高効率な点検・管理の実現を目指します。
【下水道展’17東京 概要】
名 称 : 下水道、くらしを支え、未来を拓く 「下水道展’17東京」
会 期 : 2017年8月1日(火)~4日(金)4日間 10:00~17:00
(但し初日10:30~、最終日16:00まで)
会 場 : 東京ビッグサイト 東4・5・6ホール
主 催 : 公益社団法人 日本下水道協会
詳 細 : http://www.gesuidouten.jp/
【*注釈】
*1 手動操縦による
*2 10年後で5万km:約10%、20年後で15万km:約33%
*3 B-DASHプロジェクト(Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project)とは
国土交通省では、新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業における低炭素・循環型社会の構築やライフサイクルコスト縮減、老朽化対策等を実現するため、平成 23 年度より下水道革新的技術実証事業(B-DASH プロジェクト※)を実施しております。本プロジェクトは、革新的技術の全国展開を図るため、実規模レベルの施設を設置し技術的な検証を行うものであり、平成 28 年度からは、実規模レベルの前段階として、導入効果などを含めた普及可能性の検討や技術性能の確認を行う、「予備調査」を実施しています。
*4 出典:日本下水道協会「維持管理指針」説明会資料
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