ミキハウス、「親・祖父母世代の子育て今昔ギャップ調査」を発表
祖父母との子育ての考え方の違いを感じている人は45%。一方で、祖父母の子育ての関わり方については「(とても助かっているので)これからもお願いしたい(58.2%)」
ミキハウスブランドのベビー&子ども服およびベビー用品の企画・販売を手掛ける三起商行株式会社(大阪府八尾市、代表取締役社長:木村 皓一)は、「ミキハウスベビークラブ」会員による<親・祖父母世代の子育て今昔ギャップ調査>(回答者7033名)の調査結果を「出産準備サイト」にて発表いたします。
★「出産準備サイト」
URL:http://baby.mikihouse.co.jp/
※本調査のより詳しい結果も掲載中!
URL:http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-8578.html
<調査サマリー>
- 祖父母との子育ての考え方の違いについては「よくある(7.6%)」、「たまにある(37.4%)」。特にと同居している人(52.1%)や子どもが2人以上いる人(51.0%)がポイントをのばした。
- 親・祖父母世代間の子育てギャップトップ3は①「(抱き癖防止に)泣いてもすぐに抱っこしない(25.2%)」、②「寒くないように厚着をさせた方が良い(18.3%)」、③「離乳食をあげるとき、自分の箸や食器をつかう(16.8%)」。
- 祖父母の子育てへの関わり方に対しては半数以上が「(とても助かっているので)これからもお願いしたい(58.2%)」。
- 妊娠中や子育てに祖父母がいてよかったことについては、「金銭的、物品の援助をしてくれる(68.6%)」、「子どもの面倒をよくみてくれる(64.4%)」。
- 妊娠中や子育てで、祖父母との相違があった場合の伝達については、「自分の親、配偶者の親関係なく伝えられる(27.3%)」、「自分の親なら伝えられる(68.2%)」という結果に。伝える方法としては、「会った時に直接伝える(91.7%)」。
【調査概要】
期間:2017年10月13日~19日
対象者:「ミキハウスベビークラブ」会員のうち、お子さんのいる方、現在妊娠中の方
エリア:全国
回答数:7033名その中で、実際にお子さんが1人以上いる人は5631名
集計方針:全体のスコアとともに、以下注目したい属性別にクロス集計を行った
<クロス集計>性別(女性/男性)/回答者の年代別(10代/20代/30代/40代/50代以上)/親との住まい距離別(同居/近居/遠居)※近居・・車やその他の交通手段でも15分程度以内で行ける距離に在住/子どもの有無別(いない(妊娠中)/いる(1人)/いる(2人以上))/子育て中に親とのかかわりがある
<調査詳細>
Q.親との子育への考え方の違い(n=5631) <SA>
「よくある(7.6%)」、「たまにある(37.4%)」をあわせて、45%の人が「ある」と回答。特に親と同居をしている世帯 (52.1%)と子どもが2人以上いる人(51.0%)からポイントを集めた。一方で45.6%の人は「ない」と回答している。
<フリー回答抜粋>
「よくある」、「たまにある」と回答
・義理親はかなり教育熱心だが、私はそれほどでもない。(31歳・女性・同居)
・良いものを買ってあげる精神が強すぎる。(22歳・女性・同居)
・泣いていてもしばらく放っておいた方がいいと親は言う。私はすぐにかまってあげたい。(29歳・女性・同居)
・卒乳を強くすすめられたこと。(34歳・女性・同居)
・時代の違いなのか、アレルギー持ちの息子がドクターの指示で全除去中と話しても食べさせないと良くならないから食べさせればと言ってきた点。(33歳・女性・近居)
・離乳食の進め方や、授乳をいつまでするか、今は情報があふれていてすぐに調べられるからいいねとよく言われる。(30歳・男性・遠居)
・義理両親は私学に行って欲しいみたいですが、私達は子どものやりたい事をある程度尊重したい。(30歳・女性・近居)
Q.「親からのアドバイスや行為について」(n=7033)<MA>
「(抱き癖防止に)泣いてもすぐに抱っこしない(25.2%)」とアドバイスを受けて嫌だった
”赤ちゃんにとって、抱っこは心の栄養です。抱き癖は気にせず、どんどん抱っこしてあげましょう。泣いている赤ちゃんも抱っこすると安心して泣き止みます。抱っこは赤ちゃんとまわりの人が信頼関係を築く第一歩です。”
「寒くないように厚着をさせた方が良い(18.3%)」とアドバイスを受けて嫌だった
”生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、季節と住環境にあわせて衣類の数枚を調整するよう、産院を退院する際に指導があると思います。その後はうつ熱を防ぐためにも厚着をさせず、薄着に慣れさせていくようにします。
赤ちゃんは汗腺が未発達なのと新陳代謝も盛んなので体温は大人より少し高めです。汗腺は2歳ぐらいまでかけてゆっくりと発達していきますのでそれまでは子どもの様子を見ながら服を調整してあげてください。また祖父母世代とトラブルが多いのが、「着せすぎ」と「靴下をはかせる」こと。子どもの様子を見ながら対応しましょう。”
「離乳食をあげるとき、自分の箸や食器をつかう(16.8%)」
”大人の虫歯菌がうつるので、同じ食器や箸を使用することはNGとされています。”
その他、母乳については「母乳が多い方が良い」や「消毒した方が良い」など様々なギャップがポイントを集めましたが、授乳については、”時代によっては粉ミルクが良いとされた時期などその時々で変化があります。” 調査のフリー回答にも「母乳寄りの混合で育てているのですが、赤ちゃんが泣くと親がやたらとミルクを飲ませようとアドバイスするのが嫌だった。(32歳・女性・同居)」とあります。”授乳を決めるのはママと赤ちゃんです。他の人からのプレッシャーではなくて、子どもの欲求を考えた上で行われるのが良く、祖父母世代も支援しなければいけません。”
「日光浴をさせた方が良い(21.3%)」とアドバイスを受けて良かった
”昔は紫外線は体の中でビタミンDを作る働きを助けるので、赤ちゃんの日光浴を積極的に推奨していましたが、現在ではオゾン層の破壊などにより紫外線が強くなっていることから赤ちゃんの日光浴は推奨していません。むしろ紫外線対策をすすめています。”
※” ”部分:出典「おまごのほん」日本助産師会出版 HP:http://www.midwifepc.co.jp/
Q.親の子育てへの関わり方に対して(n=5631) <SA>
前質問で親との子育てのギャップを少なからず感じている親世代はいるものの、「(とても助かっているので)これからもお願いしたい(56.7%)」、「(助かることが多いので)どちらかといえば、これからもお願いしたい(33.4%)」と90.1%の人が「これからもお願いしたい」と回答。
<フリー回答抜粋>
「(とても助かっているので)これからもお願いしたい」
・子どもが病気をした時や助けてほしい時に気軽に声をかけられるのは助かる。(31歳・女性・近居)
・主人の両親は特に、立派に3人の子育てを終え、私自身本当に尊敬しているので、色々と教えてほしい。(35歳・女性・近居)
「(助かることが多いので)どちらかといえば、これからもお願いしたい」
・下の子が生まれたばかりで、上の子がやんちゃなのでとても助かっているから。(24歳・女性・同居)
・洗濯、夕飯の片付けをしてくれるので助かっている。ただ、口うるさい時が多い。(40歳・女性・同居)
「(助かることは少ないので)どちらかといえば、やめてほしい」
・かわいいのは分かるけど子どものリズムなどは一切考えずにかまうだけだから。 帰省した時に平気で夜居酒屋に外食しに行ったのには正直不満だったから。(34歳・女性・遠居)
・子どもの発育の事ですごく細かく、うるさく言われことに腹が立つ。(33歳・女性・近居)
「(全く助かっていないし)できればやめてほしい」
・祖父は子どもが泣くと嫌がる、祖母は産後1か月で復職しているため祖母自身の子育て経験が乏しい。(36歳・女性・近居)
・何も困ってないのに孫可愛さに頻繁に家にきてはSNSに写真を載せるだけなのでやめてほしい。抱っこして母親である私に返そうとしないのもいや。(26歳・女性・近居)
Q.妊娠中や子育てに親がいてよかったこと(n=7033) <MA>
①「金銭的、物品の援助をしてくれる(68.6%)」、②「子どもの面倒をよくみてくれる(64.4%)」、③「子育ての相談にのってくれる、話を聞いてくれる(59.7%)」が上位に。特に男性と子どもが2人以上いる人が「子どもの面倒をよくみてくれる」のポイントが高くなった。
今と昔で子育てのギャップはあるものの、親世代は祖父母世代を子育ての先輩として位置づけており、相談したり話を聞いてもらっている親世代も多かった。
同居では、「家事をしてくれる/手伝ってくれる(68.3%)」が高く、間接的な子育ての支援が喜ばれていた。
<親から役に立ったアドバイス抜粋>
・子育ては気張りすぎず楽をした方がいい。(24歳・女性・同居)
・つわりの時食べられそうなフルーツ(キウイ、りんご、ピンクグレープフルーツ等)を切って用意してくれていた。(28歳・女性・同居)
・寝かしつける時、おくるみを使うと安心して寝てくれるよと言われ、実践していますが、本当によく寝てくる。(22歳・女性・同居)
・小さいうちから早く寝る習慣をつけると、生活のリズムがつきやすくなる。(25歳・男性・遠居)
・もりもり食べる!また赤ちゃんにも1人にしてほしい時間があると教えてくれた。(33歳・女性・遠居)
・離乳食の作り方。買ったものや必要だったものを教えてくれた。(29歳・女性・遠居)
・私の気づかない子どもの変化や成長を伝えてくれる。 悪い兆候には、よく話を聞いてあげたら?などと、アドバイスしてくれて、助かった。(35歳・女性・遠居)
Q.妊娠中や子育てで、親との相違があった場合の伝達有無(n=7033)<MA>
「自分の親、配偶者の親関係なく伝えられる(27.3%)」、「自分の親なら伝えられる(68.2%)」自分の親には7割近く伝えるという意見の一方で、義理の両親にもきちんと伝える人が約3割いた。中でも「いずれかの親と同居(30.6%)」している人が積極的に伝えている結果に。
Q.前問で「伝えられる」と回答した人の伝え方(n=6756)<SA>
「会った時に直接伝える」人が9割以上の結果。20代は他世代と比べて「メールやSNSを通じて伝える(36.0%)」が多い。
<親・祖父母世代の子育て今昔について>
”祖父母世代が子育てをしていたのは今から約30年以上も前、科学技術の進歩・社会背景などにより子育てのスタイルも変化しています。あくまで子育てをするのはパパ・ママなので祖父母はサポーターとしての位置づけが大切です。今後は、以下のような子育ての多様化が考えられます。
・祖父母世代の年齢の広がり(祖父母になる世代も30~70代と幅広い)
・世代間での学歴の違い
・社会背景の違いやお互いの関係性の強さの違い
・国や文化の違い(国際結婚や昔ながらの日本の文化を重んじる地域の差)
・叱ることのできない親
三世代がハッピーになる最大のポイントはコミュニケーションです。パパ・ママの子育ての方針をきちんと聞き、パパ・ママ世代、祖父母世代お互いに思いやりを持って子育てに接することを心がけましょう。”
※” ”部分:出典「おまごのほん」日本助産師会出版 HP:http://www.midwifepc.co.jp/
◆「出産準備サイト」とは
すべての人に、妊娠、出産、子育てに前向きに取り組んでいただきたい。
そのために、独自に取材した良質な情報コンテンツを提供していくサイトです。
URL:http://baby.mikihouse.co.jp/
※本調査のより詳しい結果も掲載中!
URL:http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-8578.html
<主なコンテンツ>
● 妊娠・出産インフォ
・ユージさん、森三中・村上知子さんの連載
・著名人による出産エピソードコラム
・産婦人科医で慶應義塾大学名誉教授の吉村泰典先生、慶應義塾大学医部小児科主任教授高橋たかお先生による相談
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