ゴールデンルートに対抗する新たな観光ルートの確立へ　日本海沿線を結ぶ「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」発表

　日本海沿線の「新潟市」「敦賀市」「舞鶴市」「豊岡市」と「WILLER株式会社」の５者が発起人となり、日本海沿線を結ぶ新たな観光ルート「日本海縦断観光ルート・プロジェクト」を開始します。日本海を縦断する新たな観光ルートをつくることで観光による交流人口を増やし、日本海沿線の経済発展を目指します。

　日本海沿線には、古くから大陸交流や北前船の拠点として生まれた文化や歴史、海の幸をはじめとする豊かな食、四季折々の自然の風景など、魅力ある観光資源が各地域に多数あります。しかし、まちや観光地が連携するテーマや、それをつなぐ観光交通が弱いことから、広域的に縦断するような旅行者が少ないという現状があります。

　本プロジェクトにおいては、縦断的に移動する旅行者を創出するための「人材育成」「観光交通」「情報発信」をテーマとした３つのプラットフォームを構築し、日本海沿線の観光課題を解決します。

■旅行者インサイト情報や商品化のノウハウ、コミュニケーション手法を共有する人材育成プラットフォーム
■基軸交通の進化を図るとともに、新しい着地型観光交通を創造する観光交通プラットフォーム
■魅力ある観光地の情報発信と予約販売ができるしくみを持った統一の情報プラットフォーム

　本プロジェクトでは、日本海沿線の自治体及び観光事業者や交通事業者をはじめ、目的の趣旨に賛同する方の参画を募集します。今後は、参画者と協議しながら３つのプラットフォームを構築し、ゴールデンルートに対抗できる新たな観光ルートの確立を行います。先ずは2018年初頭に協議会を設立するとともに、夏頃にプロジェクトの第1弾となる商品の発表を目指します。