新潟の農業生産法人(株)グリーンズグリーンがJR東日本と協創で苔栽培。JR東日本スタートアッププログラム2019で【優秀賞】受賞。
「苔栽培による鉄道高架下の有効活用」を協業展開。苔の特性を活用し、鉄道沿線自社施設の防草効果、緑化推進などの環境浄化機能を実証。
土を使わず特殊な不織布を用いシート状にスナゴケを栽培する「スナゴケシート(※1)」で特許取得している株式会社グリーンズグリーン(新潟市秋葉区。代表取締役佐藤征也)は、JR東日本が主催するスタートアッププログラム(※2)に採択された。独自の苔栽培技術を活かし「苔栽培による鉄道高架下の有効活用」をJRと協業で開始した。
11月28日に開催された2019年の発表会において、同社は大賞に次ぐ「優秀賞」を受賞。「苔の知られざる機能や可能性に驚き。国際目標「SDGS」においても期待ができる」、「苔と鉄道から世界に広がる未来。日本らしくて夢がある」と評価を得た。同プログラムには全国から262件の提案があり、21件が採択。農業界の企業採択は同社のみ。なお、実証は2020年3月末まで実施される。
http://greensgreen.jp
11月28日に開催された2019年の発表会において、同社は大賞に次ぐ「優秀賞」を受賞。「苔の知られざる機能や可能性に驚き。国際目標「SDGS」においても期待ができる」、「苔と鉄道から世界に広がる未来。日本らしくて夢がある」と評価を得た。同プログラムには全国から262件の提案があり、21件が採択。農業界の企業採択は同社のみ。なお、実証は2020年3月末まで実施される。
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【協業内容】「苔栽培による鉄道高架下の有効活用」
・実施箇所:新潟・郡山駅周辺高架下、川崎駅周辺他自社施設
・実施期間 : 2019年11月~2020年3月末
【1】JR東日本の保有する空きスペースの有効利用
−高架下の日陰地を活用した苔の栽培検証−
活用に困難だった地方高架下の未利用地を苔の栽培地として検証。手間のかからない苔栽培で、地域最寄りの農業者や福祉作業所に向け収入増の支援としても期待ができます。
【2】JR東日本の駅や施設内の緑化推進
−美化・環境浄化を目的とした苔の空間装飾の検証−
壁面に生きた苔を定着できる独自の技術で、駅の待合等に苔アートを設置。「湿潤効果の維持」や「感染症予防」に期待できます。苔アートには「消臭効果」「空気清浄効果」「室内湿潤調整(ウイルス感染予防)」等の効果が見込めます。
【3】JR東日本の線路脇など雑草対策
−線路脇自社用地の除草対策−
線路脇の雑草対策に莫大な除草コストが費やされ、雑草による信号の視界不良や人感センサーの誤作動などの課題を抱えていました。雑草防除に苔を活用し、 屋外防草効果検証を実施。空気洗浄効果も望めます。
【※1 スナゴケシートとは】
土を使わず特殊な不織布を用い、シート状に栽培したスナゴケ。検疫で問題となる土を使用していないため、輸出が可能。乾燥状態では軽量のため運搬に最適。カットして鉢に乗せて盆栽に。そのまま敷き詰めれば苔庭に。壁面に貼ればアートに、と多くの用途への活用が可能。
天然苔の代替品として普及させることで、天然苔の保護にもつながる。
【※2 JR東日本スタートアッププログラムとは】
ベンチャー企業や様々なアイディアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、協業にてビジネス創造を図るプログラム。2017年度に初めて開催し、これまでに計42件の提案を採択。鉄道事業やIT事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取組みは実用化に至った。なお、内閣府主催の2018年度第1回日本オープンイノべーション大賞において、経済産業大臣賞を受賞。
http://jrestartup.co.jp/program/
【本リリースに関するお問い合わせ】
農業生産法人 株式会社グリーンズグリーン 取締役 佐藤靖也
□E-mail info@greensgreen.jp □Tel 0250-27-1628 □Fax 0256-36-1172
〒956-0532 新潟県新潟市秋葉区秋葉三丁目18番5号
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