(経済産業省「平成30年度中国地方等の魅力発信による消費拡大事業」委託事業)「HASHIWATASHIプロジェクト」プロデュース支援事業『倉橋島名物料理開発プロジェクト』“新郷土料理”を開発
“新郷土料理”を開発平成31年2月7日、広島県呉市倉橋町で調理講習会を開催―『倉橋島お宝フリット』で地域の活性化を目指す―
「HASHIWATASHI」事務局(株式会社NTTアド)は、支援事業のひとつである『倉橋島名物料理開発プロジェクト』として“新郷土料理”『倉橋島お宝フリット』を開発、調理講習会を平成31年2月7日(木)に広島県呉市倉橋町の「倉橋 まちづくりセンター」にて開催いたしました。
牡蠣やちりめんじゃこなどの海産物、ブランドトマト「お宝とまと」などの食材に恵まれ、「日本の渚100選」にも選ばれた風光明媚な桂浜海水浴場などの観光スポットも多い倉橋島南部の倉橋町は、昨年(平成30年)7月豪雨により土砂災害が発生し、交通遮断や断水の影響で7・8月は旅館のキャンセルが相次ぎました。
こうした中で、人気イタリアンレストラン「アクアパッツァ」のグループ店「マンジャペッシェ(広島市)」の料理長を務めた樫村仁尊シェフが、広島に恩返しをしたいとの想いから、倉橋町の地域振興に取り組む「倉橋交流拠点事業」のメンバーと協力し、本プロジェクトのプロデューサーとして新たな郷土料理を開発いたしました。この“新郷土料理”は、倉橋島の特産品であるちりめんじゃこのパウダーを混ぜた風味豊かな衣で、地元の魚介や野菜を包んだフリットに、倉橋島産レモンの酸味を利かせた特製タルタルソースを添えて提供する『倉橋島お宝フリット』。衣は、ちりめんじゃこを燻製したり、ちりめんじゃこのパウダーに粉チーズを混ぜるなどのアレンジも可能です。調理講習会では、倉橋町の飲食店や漁師、農家、生活改善推進員のメンバーなど約50名に参加いただき、白身魚(白サメ、ボチ、カナガシラ、イシモチ、コショウダイ)、牡蠣、赤エビ、シリヤケイカといった地元の魚介や、「お宝とまと」などの地元の野菜を使用して『倉橋島お宝フリット』の調理方法を学び、樫村シェフと参加者との交流を深めました。尚、倉橋島の一部飲食店では、本年4月より提供を開始する予定です。
今回の調理講習会を通じて、倉橋島の豊かな海の幸と山の幸をさらに美味しくいただける“新郷土料理”『倉橋島お宝 フリット』を倉橋島の飲食店や家庭に広げるとともに、倉橋島の名物グルメとして観光イベントなどでも提供し、地域の活性化を目指します。
【『倉橋島名物料理開発プロジェクト』“新郷土料理”の開発、調理講習会に向けて】
本年1月から2月にかけて、プロデューサーの樫村シェフが倉橋島を訪問。トマト、ネギ、ちりめんじゃこ、牡蠣などの生産者を視察。その後、島内調理施設にて地元の魚介や野菜を使用したフリットを試作し、現地生産者と意見交換しました。
【“新郷土料理”『倉橋島お宝フリット』について】
■商品名:倉橋島お宝フリット
■定義
①食材は地元の魚介や野菜を使用
②衣には倉橋島の特産品であるちりめんじゃこのパウダーを混ぜる
③倉橋島産レモンの酸味を利かせた特製タルタルソースを添えて提供
■樫村シェフのコメント
難しい料理にしてしまうと親しみがなくなってしまうため、家庭にも取り入れやすい手軽なフリットを採用しました。衣に倉橋島産のちりめんじゃこのパウダーを入れることで旨味も増して適度な塩分も加わり、風味も豊かになります。衣はアレンジ可能で、例えば、粉チーズを入れるとマイルドな味わいになるため、お子様でも食べやすくなります。
また、倉橋島産レモンの果汁やすりおろした皮など、レモンを贅沢に使用することで、フリットをさっぱりとお召し上がりいただけます。
【参加者による調理、試食風景】
【プロデューサー略歴】
■樫村仁尊(かしむらのりたか)氏
イタリアンの名店「リストランテ アクアパッツァ」でキャリアをスタート。その後、イタリアと都内のレストランで研鑽を積み、広島市の「マンジャペッシェ」でシェフを務める。自由が丘のリストランテ「mondo」を経て、2016年に東京・代官山の「falo」シェフに。
炉端焼きをメインに据えた独創的なイタリアンで、食いしん坊たちの強い支持を得ている。
【「HASHIWATASHIプロジェクト」について】
「HASHIWATASHIプロジェクト」は、甚大な被害をもたらした昨年(平成30年)7月の西日本豪雨の被災地域の復興を目的とし、地域資源(地域産品・サービス等)の魅力を発信する経済産業省の委託事業です。
https://hashiwatashiproject.jp/
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